哲学した
「はわぁぁぁぁ・・・・」
大きくあくびをして
にじむ視界を擦る。
「はぁ・・・我ながら哲学しすぎたな・・・昨日は・・・」
ここ数日のことを振り返り遠い目をして眺めた夜空・・・
「・・・」
・・・今考えるとなかなか恥ずかしいことしていたな・・・
「・・・・うん・・・心に閉まっておこう・・・」
なんだか浸ってしまったあの夜
あれはきっと他人から見てしまえば
(あいつ・・・なに浸ってるんだ?)
(きも・・・)
って感じだろうな~
遠い目をしてほかの人からの反応を頭につらつらと頭に並べた。
「ふー・・・」
誰にも話すことないけど他人の反応を考えるとかどれだけ自意識過剰なのだろうか・・・
そんな気分と眠気を引きずりながら
学校へと歩く
・・・・
つづかなく校舎につきいつものように上靴をゆかに
“ポン”
と落とした。
まだ朝早い校舎のなかすべてに響いているようなそんな音
その反響を足で抑えて教室へと向かう。
先ほどの眠気はうすくなり
今はすこし教室に行くことが楽しくなっていた。
きっとそこには・・・・
ガラガラ
「おはよ」
いつものように声をかけてくれる彼女がいる。
その言葉に僕はちゃんと返したい
だからこそ眠気は外においてきて
「おはよう、遠藤さん」
何気ない返事にいつもとは違う違和感
(あれ?僕は・・・)
いつも通りだったはずの返事にいつもとは違う一言
その一言に僕自身が戸惑っているとその様子を彼女は少し驚いたように見ていた。
それに
「あ!?あの!!・・・・そのごめん!!気軽に名前呼んで!!」
慌てて弁明をしていると
彼女はいつものように軽く顔をほころばせて
「いいよ、佐伯君、おはよう」
彼女は僕の名前を入れ直して再び挨拶をした。
それに僕は
「うん・・・おはよう」
すこし恥ずかしくも返事を返した。
なんだろうか?
彼女はいつも冷静というかあまり慌てない。
驚きやそのほかの感情を見せてはくれるが
必要以上に感情の波を見せない。
なんというか・・・
そう
“大人”
僕は僕自身のことを
“達観”しているとは思う。
しかし
“大人”とは思わない。
むしろ嫌な“子供”だ。
そんな嫌な子供を彼女は見守るように接してくれる。
昨日今日で少しづつわかってきたことがある。
今までは彼女に同類のようなシンパシーを感じていた。
しかし
その実はまったくの別のも。
彼女は“大人”なんだと脳裏に浮かんでいた。
そんなことを思っているときも彼女は軽く微笑んでいて
余裕というのだろうかそういうものを感じて
尚更彼女に“大人”イメージを持った。
昨日の続きをしてるように頭の中でいろいろな思いがめぐっていた。
いつもの朝・・・
だけど少し違う朝・・・
挨拶のあと僕は席につきまた考えにふける。
なんだかいろいろと頭の中を動かしたい
そんな気分だった。




