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放課後

ガヤガヤ・・・・

ガヤガヤガヤ・・・・

授業が終わり教室はざわめき

みんな各々に動き出す。

ある者は帰り支度を

ある者は話をするために集まったり

ある者は部活へと行く・・・

そして

ヒソヒソ・・・・

ヒソヒソ・・・・・

周りは昨日の余韻を引きずって放課後というときも相まってかざわめく

「ふーーーー」

大きく息を吐いた。

昨日から何かと注目になるのは遠藤さんには

「気にならない」とは言っていたが

全くの無というわけではない。

もともと人の目にさらされるのはなれていない。

だから人の目につくというのは

(疲れる・・・)

そんな思惑を巡らしている間も

ヒソヒソ・・・・

ヒソヒソ・・・・・・

周りは収まらない。

(はぁ~もういい・・・今日は早いけど・・・・帰ろ)

ガタン

席を立ちそのまま鞄を持ち廊下へと向かった。

タッタッタ・・・

足を鳴らしながら廊下を進む

すると

「せんせーーい!!」

教室で大声がする。

(この声は・・・・清水?)

「先生!?先生?さ・え・き・くーーーん!?」

(あいつは・・・)

清水の声に笑えをこらえて歩くと

「清水君?佐伯君は・・・・あれ?」

「佐伯君ならさっき帰ったよ?」

クラスメイトが僕の情報を清水に教えていた。

すると

「ええぇぇぇーーーつれないなーーーー」

清水の声が響いた。

(てか声でかいな・・・清水)

「ふふふ・・・」

ついつい笑いが出てしまった。

なんていうか・・・

(あいつは愛されるキャラクターしてるよな・・・ほんと・・・)

きっとあいさつついでに今日も茶化しに来たのだろうけど

それでいても憎めないそんな感じだけど・・・

(二日連続はさすがに僕の心が・・・ごめんな)

一気に注目を浴びた昨日・・・

いままでそんな経験がなかったからなんだか気持ちが追い付かなかった。

清水には悪いという気持ちを持ちながらも教室を後にした。

タッタッタ・・・

ザワザワ・・・

タッタッタ・・・

ザワザワ・・・

沢山の人の行き交う足音に

授業という圧迫からの解放・・・

思い思いに考えを巡らせてみんな過ごしている。

これからの予定を数人で集まり会議していたり

教室内で集まり余韻を楽しんだり

放課後の活動のために足早に移動していたり

その中で僕もいち早く教室からエスケープするという

ある意味僕も僕なりの思いのもと行動している。

(でも放課後の雑踏の逃げるために急ぐのはなんも僕らしい・・・)

自虐を頭に巡らせて歩く廊下

そして

ガチャン・・・

いろんなことを思っているうちに玄関についていて

上靴を手にロッカーを開けていた。

そしてそのままの流れで外靴を

パタン

と投げ捨てるように置いた。

不揃いになる靴

それとは反対に揃う上靴

それを拾い上げてロッカーに入れる。

キー・・・ガチャン

音ともに不揃いだった靴をさっとそろえて

足早に玄関を出た。

すると案外放課後の早い時間に教室からでたせいかまだ人はちらほらという感じ

「!?」

そしてその中に見知った顔をみて僕は走り出した。

タタタタタ!

その足音にその人物も気づいたのか振り返った。

「え!?佐伯君??」

「遠藤さん!!」

その相手は遠藤さん

息を少し切らして駆けてきた僕に遠藤さんは驚いていた。

「ごめんね、遠藤さんが見えたからつい・・・」

そういって頭をかいた。

なんというか自分でも不思議な気持ちだ。

自分からこんな風に遠藤さんに声をかけるとは・・・

「佐伯君・・・君も今帰り??」

遠藤さんも僕の行動に驚いたのか少し間をおき

いつも通りの感じで話しかけてくれた。

「そう、これから帰ろうって思ってね」

我ながら大胆な行動をした。

普段は滅多に一緒になることのない帰り道

その滅多にないことと最近すこし近くなった距離感が

僕をすこし大胆にさせた。

「佐伯君今日は早いね?今までなかったから・・・帰る時間いっしょになるの」

「うん、ちょっとね・・・今日は早く帰ろうかってね・・・」

すこし言い淀む

早く帰る理由が教室に居づらい

もしくはちょっと疲れたとかいう話だと

きっと遠藤さんに気を使わせてしまう。

なにより彼女に落ち度はないのだから

「・・・そうなんだ・・・佐伯君はこっちなの?」

彼女は何か察しているのだろうか

それでも会話を続けてくれる。

「うん、僕もこっちなんだ・・・ちょっと・・・あの・・・」

言葉がうまくでてこないなか何か伝えようとすこしあわあわしていると

「帰ろうか?途中まで?」

代わりに彼女が話してくれた。

もちろんその言葉に僕は

「うん!」

勢いよく彼女の言葉に反応した。

そして彼女のもとに駆け寄っていった。


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