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遠藤奏

今朝は私らしくない行動をしてしまった。

朝は私の一人の静かで大切な時間・・・

けどいつもの間にそこに彼がいた。

静かな朝

私の存在におっかなびっくりしながら教室に入ってきたあの日・・・

(彼は・・・・)

いつも同じ男の子と話していて

それでいてそれ以外はなんだか寂しそうなそんな感じがしていた。

そう・・・

(佐伯君・・・・)

「おはよ」

私はそう告げた。

「あ、うん・・・あの・・・・おはよう」

動揺したように声を詰まらせる

その様子に

「クスクス」

と笑い声が漏れた。

私はなんだかかわいいと感じてしまった。

「驚かしちゃったね」

と一言投げかけた。

「いや、ごめん。てっきり一人かと思ってて・・・」

言葉にまだ動揺が抜けないまま答えいた。

それがまた彼の人間性のような気がしてなんだか興味を持った・・・

そんな気がした。

そして今日

昨日は遅刻したが

いつもの通りに朝席についた

数分待つと

ガラガラ

音が鳴る。

そこには・・・・

佐伯君がなんだか不安そうに入ってきた。

「・・・おはよ・・・」

その様子に私もすこし間を作ってあいさつした。

なんだかいつもの朝とは違う、探るような彼。

そんな彼に純粋に

(心配なんてしてたのかな?)

なんて思いがそのまま口に出た。

「?どうしたの?」

私は不思議そうに彼の顔を見た

「あ!いや!!」

急いで表情を取り繕って

「おはよ」

声を出した。

その一連の行動はなんだか素直に笑いがこみあげてきた。

「ふふふ・・・」

「え?」

軽快な笑い声。

それに困惑の声。

その様子にも楽しかったのか

「佐伯君、なんか今日は楽しいね」

いつもどこかおどおどしていたけど慣れてきて

それでいて時間がたったらまた緊張して・・・

なんか子猫みたい・・・

心が・・・・

「?」

なんだろうか?

わからない感情が心の隅をつつく

すると

「ふふふ・・ははは」

彼は声をあげて笑った。

「ふふふ・・・ははは」

私も同じように笑った。

・・・・

今は

ザワザワ・・・

周りが騒がしい・・・

彼も何人かに声をかけられている・・・

(やっぱりやめておいた方がよかったかな・・・)

きっと彼は迷惑しているだろう。

たまにこちらに目線を感じる。

でも目を合わせることはできなかった。

(なんでこんなことになったかな・・・・)

いつも私は・・・

たぶん間違っているのだろう・・・・


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