第73章:映画『杉沢村伝説』 および 映画『犬鳴村伝説』
・・・続いて、これまた、薄気味の悪い、こんな都市伝説・・・
いやさ、「地方伝説」を皆様に。
『杉沢村伝説』および『犬鳴村伝説』。
かつて、地図上に・・・
そして、この日本列島の某所に、このような名称の村が存在したそうです。
しかし、その村々では・・・
「ある事件」をきっかけに村が崩壊し、やがて、だれひとり住むこともなくなり、おとずれる人もいなくなり・・・
『地図から消された幻の村』
となっていき、いつしか人々の記憶からも忘れ去られていった・・・
こういったお話です。
結論からいってしまえば・・・
あくまでもこれらの事例は、単なる「作り話」「うわさ話」「デマ」の域を出ません。
しかしながら・・・
そこは、日頃から「情報」や「刺激」に飢えている、いそがしい仕事を離れれば退屈で欲求不満な・・・だが、好奇心旺盛な現代人のこと。
頭では冷静に、
「そんなバカなことがあるものか。実在するわけないだろう、そんな村なんか!」
とわかってはいるものの・・・
心の奥では・・・
「ん・・・いや、まてよ・・・ひょっとしたら、これは本当にあったことなのかも。しかも、意外にも、俺たちの住んでる都市や町のけっこう近いところに、いつの時代にか、そんなおそろしくて不気味な村が、かつて存在していたのかもしれんな・・・。」
と感じているのかもしれませんね。
もともと人間という生き物は・・・
生まれつき誰しもが、「恐怖がほしい!」あるいは「こわいもの見たさ」といった、いわば「本能的な欲求」を、潜在的にもっているそうです。
その証拠に・・・
お化け屋敷、きもだめし、心霊スポット巡り、ホラー映画やオカルト映画、心霊特集を組んだTV番組の鑑賞・・・
こういったエンターテインメントを、いわば「娯楽の恐怖」として、みずから求め、あるいは、ごく自然に受け入れ、気軽に・・・そして、心から楽しまれているではありませんか・・・このサファイアの涙もふくめてね(笑)。
(でも、「心霊スポット巡り」だけは、マジでヤバいので、控えましょうネ・・・。)
人類が、猿から猿人、原始人・・・そして現代人のホモサピエンスに進化してゆく過程で、「外敵」や「暗闇」「食糧・水不足による飢え、および渇き」「予期せぬ自然災害」「非情な気候変動」といった、未知なる脅威から身を守り、そして備えるためには・・・
つね日頃から、こうした「擬似恐怖」「模擬災害」とでもいうような、「脳内シミュレーション」をしておく必要にせまられていたのではないか・・・
こう、私個人は分析しています。
先に挙げた2つの村伝説というものは・・・
もしかしたら、私たち現代に生きるいそがしい人間が、「心の奥底にある本能」というものに、ごくあたりまえに突き動かされ、大いに刺激された結果生まれた、ごく自然の産物・・・極言すれば、私たち自身の「財産」といったものなのかもしれませんね。
長い前置きになりましたが・・・
さっそくウィキより、おなじみの解説にまいりましょうか・・・。
m(_ _)m
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以下、ウィキより。
杉沢村伝説は、青森県にあったとされる村にまつわる都市伝説。
概要
伝説の内容
かつて青森県の山中に、杉沢村という村があった。昭和の初期、「一人の村人が突然発狂し、村民全員を殺して自らも命を絶った」という事件が起きた。誰もいなくなった村は、隣村に編入されて廃村となり、地図や県の公式文書から消去された。しかし、その廃墟は悪霊の棲み家となって現在も存在するという。
杉沢村の場所について
この伝説が流行した時期、「村への道筋を示すキーワード」とされるものが各種メディアで伝えられた。諸説あるが、概ね次のようなものである。
村へ向かう道路に「ここから先へ立ち入る者 命の保証はない」と書かれた看板がある。
村の入口に朽ちた鳥居があり、その根元にドクロのような石(もしくは岩)がある。
奥へ進んでゆくと廃墟と化したかつての住居があり、その内部では事件の惨劇を物語る血痕のようなものが多数見受けられる。
メディア
この伝説はインターネット上で話題になり、「杉沢村」を調査・捜索しようとする廃墟マニアやオカルトファン、または「肝試し」目的の者が現れ、各々の冒険譚がインターネットなどで公開された。
2000年8月24日放送のフジテレビ系バラエティ番組『奇跡体験!アンビリバボー』の特番で取り上げられたことで全国的に広まった。同番組では数回にわたり「杉沢村」の特集を行ったが、最後まで村の正体は分からず「杉沢村は時空の歪みの中に存在し、現われたり消えたりする村である」と結論づけた。
由来
1953年(昭和28年)12月12日には青森県中津軽郡新和村(現:弘前市)の小友地区にて一家7人が猟銃で射殺される事件(青森県新和村一家7人殺害事件)が発生したが、斎藤充功・石川清は同事件が「杉沢村伝説」の由来になった説を指摘している。また、並木伸一郎は「同事件は津山事件(1938年に岡山県で30人が殺害された事件)を連想させるものだったため、2つの事件が混同されて都市伝説の下地になった」と指摘している。
詳細は「青森県新和村一家7人殺害事件」を参照
このほか、森村誠一の小説『野性の証明』に登場する「大量虐殺事件が起こった岩手県の『風道』という集落」のモチーフがこの伝説である、とする説もある。
その他の「杉沢村」
青森県内には青森市浪岡(旧南津軽郡浪岡町)や三戸郡の南部町・三戸町などに「杉沢」という集落・地名があるが、この「杉沢村」とは無関係である。
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・・・以下は、『犬鳴村伝説』の概要です。
犬鳴村伝説
「旧犬鳴トンネル近くに、法治が及ばない恐ろしい集落『犬鳴村』があり、そこに立ち入ったものは生きては戻れない」という都市伝説。
この都市伝説に関しては諸説あるが、概ね以下の内容である。
トンネルの前に「白のセダンは迂回してください」という看板が立てられている。
日本の行政記録や地図から完全に抹消されている。
村の入り口に「この先、日本国憲法(または、大日本帝国憲法)は適用しません」という看板がある。
江戸時代以前より、激しい差別を受けてきたため、村人は外部との交流を一切拒み、自給自足の生活をしている。近親交配が続いているとされる場合もある。
入り口から少し進んだところに広場があり、ボロボロのセダンが置いてある。またその先にある小屋には、骸が山積みにされている。
旧道の犬鳴トンネルには柵があり、乗り越えたところに紐と缶の仕掛けが施されていて、引っ掛かると大きな音が鳴り、斧を持った村人が駆けつける。「村人は異常に足が速い」と続く場合もある。
全てのメーカーの携帯電話が「圏外」となり使用不能となる。また近くのコンビニエンスストアにある公衆電話は警察に通じない。
若いカップルが面白半分で犬鳴村に入り、惨殺された。
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実在した犬鳴谷村について
実在したといわれる犬鳴は、正式には犬鳴谷村という。現在の地名でいう宮若市犬鳴という場所に、かつて犬鳴谷村と呼ばれる集落があり、鞍手郡に属していた。1889年4月1日(明治22年)に町村制度が施行されるにあたり、周辺の4村(脇田・乙野・小伏・縁山畑)と合併して吉川村を発足させ、犬鳴谷村は吉川村の一集落となった。その後市町村合併が進められ、1955年3月1日(昭和30年)吉川村は若宮町と対等合併した。2006年2月11日(平成18年)の若宮町・宮田町の合併では「宮若市犬鳴」となり、現在も地名として残っている。
農林業などを主産業としていたが、産業を取り巻く事情の変化などにより廃れた。集落は犬鳴ダムの建設により、湖底に沈んだ。元居住者は一部遠方へ転住した家を除き、ほとんどが近隣の脇田地区に転住した。
先述の都市伝説の「犬鳴村と呼ばれる地域」とは全く関係がない。
ダム施工前に存在した犬鳴(吉川村)の集落は、国土地理院の過去の航空写真で確認可能となっている。
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・・・では、最後に、フルムービーは残念ながらありませんでしたが、2つの「村伝説」に関する動画をいくつか紹介し、この気味の悪いコーナーを閉じたいと思います。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
m(_ _)m
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1.『映画『杉沢村伝説 劇場版』予告編』
→ UP主様は、「シネマトゥデイ」様。
2.『犬鳴村 予告 60秒』
→ UP主様は、「東映映画チャンネル」様。
3.【『牛首村』 30秒予告 福岡牛頸村』】
→ UP主様は、「東映映画チャンネル」様。
→ コレも、「村伝説」のひとつなんでしょうね。やっぱし・・・みんな、怖い話が大好きなんですって! うふふ❤️
4.『樹海村 60秒<予告>』
→ UP主様は、「東映映画チャンネル」様。
ラストは・・・
やっぱ、コレでしょう・・・。
m(_ _)m
『アンビリバボー 杉沢村』
→ UP主様は、「佐藤ゆうさく」様。
→ これ・・・『現代の八つ墓村』ですよねぇ・・・。




