第70章:『犬神家の一族』:2006年 邦画
・・・今回は、過去にも紹介しました、この邦画のフルムービーを。
『犬神家の一族』:2006年 邦画。
例の「金田一耕助シリーズ」のひとつなんですが・・・
あの「八つ墓村」や、「悪魔の手毬歌」と並ぶ、シリーズ屈指の名作です。
「金田一耕助」役には・・・
石坂浩二さんが。
前回、「古谷一行」版を紹介しましたが・・・
それよりももっと、いろいろな意味で・・・なまなましいです。
以下、ウィキより。
『犬神家の一族』(いぬがみけのいちぞく)は、2006年12月16日に公開された日本映画。横溝正史の金田一耕助シリーズである推理小説『犬神家の一族』を、30年前の映画版と同じ監督・主演コンビで再映画化したもので、他のキャストが豪華なことも話題となっている。
第19回東京国際映画祭のクロージング作品としてプレミア上映された。
市川崑監督の遺作となった。
ストーリー(原作や旧作との差異)
ストーリー展開は概ね原作通りであり、原作からの変更点も大部分は旧作を踏襲している。旧作から大きく変更されているのは原作に無いラストシーンで、皆が送別のお茶会を計画していることを古館弁護士から聞いた金田一は、古館が会場の様子を見に行っている間に逃げ出し、田園風景の中を徒歩で去っていく場面で終わる。
旧作が原作から変更したのを原作通りに戻した部分もある。
遺言公表後の金田一と古館の「珠世が危険だ」という会話は那須ホテルで行われている。
金田一が柏屋に警察より先行して辿りついた設定は無い(署長が柏屋へ出向く設定に変更したのは旧作の通り)。
金田一により一同の前で真犯人が明らかにされた後、真犯人の取る行動は旧作と同様であるが、それに対する金田一の対応は大幅に異なっている。一見すると金田一の行動に違いは見受けられないが、金田一の視線の演技が異なるため、意味が全く異なる。
過去の経緯に関する金田一の推理展開が旧作より進んでいる傾向があり、例えば犬神製薬が麻薬で成長したという負の側面は「犬神佐兵衛伝」の記述の行間から具体的に読み取ったうえで古館弁護士に確認している。大山神官に佐兵衛の過去を聞き出しに行ったときには男色関係に関する予備知識は無く、諸状況から佐兵衛の過去が重要と一般論的に判断してのことであった。
旧作では青沼菊乃の消息が古館弁護士の調査結果と静馬の科白(= セリフのこと。)とで矛盾していたが、調査結果の方が「空襲で死亡」から「病死」に変更されたため矛盾は解消している。
旧作では右側の顎下まで焼け爛れた傷がある静馬の素顔は原作寄りだが、鼻は損壊していない。
旧作にあった若き佐兵衛と交わる晴世、それを見つめる大弐、東京の仮面師に佐清のゴムマスクを作らせるなどの回想シーンが描かれていない。
旧作では松子と佐清以外には始終無口であった静馬は、今作で珠世に依頼された壊れた時計の修理(実際は付着した指紋を佐清の指紋と鑑定するための口実)を断る際に「今は気が向かないからその内に」と返事している。
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1.『『犬神家の一族』(2006)劇場予告編』
→ UP主様は、「PICKOT TV」様。
2.『Inugami-ke No Ichizoku (2006) fullmovie』
→ UP主様は、「PICKOT TV」様。