第65章:『ブラックホール』:1979年アメリカ映画
・・・しばらく、アニメ映画が続きましたが、今回は、こんなSFの名作を。
(例の語学講座は、ちょこっと「小休止」してるわよん。アレ書くのには、慎重さとパワーとエネルギーが要るからねぇ・・・。)
・・・あ、しんずれいしますた。
まじめキャラに戻そう。
(キリッ!)
この古い映画なのですが・・・自分は、中学1年のとき、TVの「ゴールデン洋画劇場」で観ました。
いま、平成以降の若い読者の皆様がご覧になると・・・
「んー、栗原氏、ちと、趣味っつーのか、感覚が古くさいんじゃね??」
と、お感じになるかもネ♪
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以下、おなじみのウィキより。
『ブラックホール』(原題: The Black Hole)は、1979年のアメリカのSF映画。
1980年開催の第52回アカデミー賞で、撮影賞と視覚効果賞にノミネートされた。日本公開時のキャッチコピーは「もうすぐ宇宙は発狂する。日本版のイメージソングは須藤薫が歌った「THE BLACK HOLE」。
ストーリー
人類の居住可能な惑星を探して、何カ月もの間宇宙を旅していたNASAの宇宙探査船 U.S.S.パロミノ号。クルーは船長のホランド、副長のチャールズ、科学者のデュラントとケイト、ジャーナリストのハリーの5人、そして小型ロボットのV.I.N.CENT.(ヴィンセント)。疲れ果てた乗組員を乗せて地球への帰路を急いでいた船は、史上最大級のブラックホールに遭遇する。
ブラックホールのすぐ近くには、20年前に消息を絶ったアメリカの超大型宇宙船シグナス号の姿があった。シグナス号は巨大な引力を持つブラックホールの間近にいながらも、それに引き込まれずに宇宙空間を平然と漂っていた。ブラックホールの引力に翻弄されながらも、なんとかシグナス号の船内に侵入したパロミノ号の一行。彼らの前に現れたのは、銀色の仮面と黒装束に身を包んだヒューマノイド達と、不気味な赤いロボットマクシミリアン、そして天才科学者にしてシグナス号の唯一の生き残り、ラインハート博士だった。
一行を出迎えたラインハート博士は、シグナス号で起きたこれまでの出来事を語った。今から20年前、シグナス号が流星群によって破損した際に88名の乗組員たちは緊急用シャトルで脱出。ラインハート博士と共に残ったケイト博士の父親はすでに死亡。ラインハート博士は反重力装置と、博士の手足となって働くヒューマノイドやマクシミリアンを開発し、一人ブラックホールの研究を続けていたのだった。
船内を探検していたV.I.N.CENT.は、旧式のおんぼろロボットBO.B.(ボブ)に出会い、20年前の恐ろしい真実を知る。それは、ブラックホールを探検するという危険な探求心のために、ラインハートがケイト博士の父親を殺害、残った乗組員たちをヒューマノイドに改造し、シグナス号を乗っとったというものだった。V.I.N.CENT.からその話を聞かされた乗組員はパロミノ号で脱出しようとするが、デュラント博士はマクシミリアンに殺害され、ケイト博士はラインハートの命令で病院(ヒューマノイドの製造室)へと連行されヒューマノイドに改造されそうになったが、開始直後にホランドらによって救出された。
船長たちは脱出を急いだものの、ハリーにパロミノ号を乗っ取られてしまい、その船もシグナス号からの攻撃で破壊されてしまう。そこでブラックホール至近調査用の探査船で脱出を図ろうとするが、ラインハートの命令を受けたロボット警備兵と銃撃戦となり、その行く手を阻まれた。そこに流星群が迫り、シグナス号を直撃。シグナス号は徐々に船体を破損させながらブラックホールの超重力に分解され始め、動力炉までが破壊されて航行不能に陥ってしまった。脱出しようとしたラインハートは船の部品の下敷きになり動けなくなる。
立ちふさがるマクシミリアンをかろうじて倒したシグナス号の乗員たちは、ラインハートが解明したブラックホール突破用のコースにプログラミングされた小型探査船に乗り込んだ。
一方、シグナス号に閉じ込められたラインハートは、宇宙空間を漂っており、同じく宇宙空間に放り出されたマクシミリアンと同一化してしまう。そこは地獄をイメージする炎の燃えさかる謎の空間であった。
小型探索船に乗り込んだ一行は、重力圏を離脱するのではなく、ラインハートがセッティングしたブラックホール内部へのコースに突入して行くことになる。
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では、その「レトロSF」の名作、行ってみよー。
m(_ _)m
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1.『ブラックホール The Black Hole 1979』
→ UP主様は、「ようこそ予告篇の世界へ Trailers world」様。
→ この映画がヒットしたのは・・・本来「見えないはずの」ブラックホールという、超・ウルトラ高密度の天体を、視聴者にも見えるように「視覚化」した点が大きかったからだと、個人的には思います♪ 実はこのころは、まだブラックホールは、あくまでも「計算上」「理論上」「空想上」の天体でした。
いまや、その存在を疑う人間は、まずいないですもんね。
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2.『The Black Hole - Trailer (HD) (1979)』
→ UP主様は、「Tue Nguyen」様。
→ 海外のトレーラー映像ですね。画質イイ!!
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3.『The Black Hole 1979 (S.T.A.R vs V.I.N.C.E.N.T) HD』
→ UP主様は、「stufal69」様。
→ この「シグナス号」の船内では、天才のラインハート博士によって奴隷化され、アンドロイド(= 正確には「ヒューマノイド」)ロボットに改造されてしまった、かつてのシグナス号乗組員が、このようなロボット軍団を組織しておりました。
この場面は、彼らロボット軍団の「射撃練習」に、このシグナス号の探索にきた、「パロミノ号」のメンバーのうちの唯一のロボットキャラ、『ヴィンセント』と、このシグナス号の船内で知り合い、意気投合して仲良くなった「おんぼろロボット」の『ボブ』が、射撃訓練に飛び入り参加するシーンなんですヨ。
・・・全体を通じて、シリアスな展開ばかりの中・・・この映画の劇中、数少ない、貴重な「ほのぼのシーン」なのです♪
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4.『The Black Hole - Maximilian Kills Durant』
→ UP主様は、「Dan East」様。
→ 劇中、最も緊迫する名シーンです。天才ラインハートの「ブラックホール通過・突破理論」に賛同し、いたく信奉・傾倒するようになっていた「アレックス・デュラント博士」は、同僚の女性のケイト・マックレイ博士から、「目を覚まして、アレックス・・・。」と、たびたび忠告を受けていました。
【 翻訳・意訳しますネ。以下に掲載します英文は・・・実は、ネット上に存在する、「無料の映画スクリプト」の助けも借りました♪ 100%、正確な翻訳をするためにね❤️ 「movie script」の文言・キーワードといっしょに、皆さんの好きな映画名(= タイトルが英語なら、もちろん英単語で)を「movie script」といっしょに、仲良く同時に打ち込んで検索すると、その映画のスクリプト・・・すなわち、「セリフ台本」が手に入ることがあります♪ 映画で話される英語音声って、日本人のどんな英語の達人でも・・・このサファイアの涙も含めて、いつもいつも100%正確無比に聴き取れるわけではありませんからねぇ・・・。 】
ケイト博士:「アレックス・・・聞いて。この前からあたしがずっと言ってるでしょ・・・? いまのうちに、この宇宙船から逃げましょう。」
(上の英文です:Alex.- Alex! Could I have a word with you? Do you remember what we were talking about the other day?
- We've gotta get out of here.)
デュラント博士:「・・・私は残る。」
(上の英文です。: I'm staying.)
ケイト博士:「しーっ! ・・・ラインハートは殺人者なの。」
(上の英文です。: Shh! Reinhardt is a murderer.)
デュラント博士:「なにっ!?」
(上の英文です。: What?)
ケイト博士:「・・・たしかよ。いい? ここにいる、一見、ロボットみたいに見えるものは・・・実は、ロボットじゃないのよ。『ヒューマノイド』。その中身は・・・このシグナス号の元・乗組員なの。」
( 上の英文です。:Yes. Those creatures...
Those aren't robots. They're... They're humanoids. They're... They're what's left of the original crew.)
ラインハート博士:「どうしたね、ケイト博士。顔色が悪いようだが・・・?」
(上の英文です。:What's wrong, Miss Kate?
You look ill.)
デュラント博士:「彼女は、私がシグナス号に残ると言ったので、混乱してるんです。」
(上の英文です。:Kate's upset because I've elected
to stay with the Cygnus.
ラインハート博士:「・・・私も、ケイト博士に、私たちとともに、このシグナス号にとどまってくれることを望んでおる。」
(上の英文です。:I hope she's electing also to stay with us.
ケイト博士:「いやよ! 私は・・・」
(上の英文です。: No, I...)
ラインハート博士:「どうした。気が変わったのかね・・・?」
(上の英文です。:What changed your mind?)
ケイト博士:「いえ・・・私は・・・」
(上の英文です。: I'm not. I, uh...)
ラインハート博士:「・・・ブラックホールへの突入計画は・・・すでに着手されておる!」
(上の英文です。:The right moment to go into the black hole is now.)
ラインハートとケイトがモメているスキに、デュラントは、こっそり「ヒューマノイド」の面をはずし、中身を確認します。
ラインハート博士:「・・・何してる?」
(上の英文です。:What are you doing?)
言葉を失うケイト博士。
同様に、デュラント博士も・・・。
ラインハート博士:「・・・こうするしかなかった。彼らを生かすためには、こうするしか・・・。それに、どっちみち、いずれ死ぬのだ。 ・・・これも、私の研究の『賜物』だよ。」
(上の英文です。:He would be dead by now.They all would be dead.It was the only way to keep them alive.One of my greatest achievements.)
デュラント博士:「し・・・しかし博士は、残りの乗組員は全員、帰還したとおっしゃっておられましたよね・・・?」
(上の英文です。:But you told us the crew
had left the ship.)
ラインハート博士:「こういうことになった裏には、深いわけがあった。 ・・・どんな理由があったと思うね? わかるかね・・・?」
(上の英文です。:Some cause must have created all this.But what caused that cause?)
デュラント博士:「ケイト! 早くここから逃げるんだ!!」
(上の英文です。:Come on, Kate.Let's get you out of here.)
逃げる二人。
・・・しかし、非情にも、ドアは固く閉じられます。
ラインハート博士:「(側近のロボット『マクシミリアン』に命じて)二人を引きとめろ!!」
(上の英文です。:Maximilian!)
そして・・・
デュラント博士は、マクシミリアンの「殺人プロペラ」により、恋人のケイト博士の目の前で殺害されてしまいます。
ケイト博士:「アレックス!!」
(上の英文です。Alex!)
ラインハート博士:「なぜ、デュラントを殺した!? ・・・なぜ、命令に背いた・・・? あれは、使える人材だったのに・・・。」
(上の英文です。:You shouldn't have done that!
He was a good man.)
ラインハート博士:「(ケイト博士に歩み寄って)・・・マクシミリアンから、私をかばってくれ!!」
(上の英文です。:Protect me from Maximilian.)
このあとには、こんなセリフが続きます。
ケイト博士:「・・・もし、この世に正義があるのなら、ブラックホールが、あなたのお墓になるはずだわ。」
(上の英文です。:If there's any justice at all,the black hole will be your grave.)
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『The Black Hole (1979) - The Salvation of Dr. Hans Reinhardt』
→ UP主様は、「Borgarborgen」様。
→ ガレキの下敷きになったラインハート博士の理論に、一縷の望みを託し、ブラックホール本体を通り抜ける、生き残りの乗組員たち。
劇中のシグナス号の「ブラックホール通過」の様子を、イメージ化・視覚化したシーンが、この動画なのです♪
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ラストは・・・
貴重な「オープニング映像」でシメましょう・・・。
m(_ _)m
『Das Schwarze Loch / The black Hole (1979) - Intro』
→ UP主様は、「MondAgave」様。




