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第35章:『典子は、今』:愛と感動の実話

 ・・・今回は、私が小学校の高学年のときに観た、素晴らしい映画の紹介です。


 『典子のりこは、今』。


 実に、40年以上ぶりに観させていただきました。


 この映画を、私は川崎小学校の児童全員と、矢板市の文化会館のスクリーンで観ました。


 私たちの前の上映組は・・・


 大人も子供も、みな、例外なく泣いてました。


 ・・・会場から出てきた全員が、泣きはらして赤い目をしていたんです。



 以下、ウィキペディアより。


 『典子は、今』(のりこは、いま)は、1981年制作の日本映画。実在のサリドマイド病患者である辻典子(現:白井のり子)の半生を描いたセミ・ドキュメンタリー的な映画で、辻が本人役で主演している。身体障害者の社会参加を力強く訴えた作品として注目された。


 監督は松山善三。松山の妻で元・女優の高峰秀子が辻の演技指導担当の助監督として参加している。


 1981年の邦画配給収入第3位 。第4回ジョン・ミュアー医学教育映画祭グランプリ受賞。


 2007年11月22日、DVD化された。


 あらすじ

 1979年の春、生まれつき両腕がない典子は母・春江と熊本市内の団地で2人で暮らし、ハンディを抱えながらも一般的な高校に通う。典子は手の代わりに足を器用に使って日常の行動を取り、どうしても1人できないことは春江や親友たちに手伝ってもらってきた。ある日典子は高校の授業で「将来の夢」をテーマに一分間スピーチの課題を出されたことで、「私は、今…」と自分の今後について考え始める。


 後日スピーチ発表で典子は子供の頃から春江に支えられて日々奮闘してきたことを語り、「卒業したら働いて母を楽にさせたい」と締めくくる。数日後の夜自宅に訪れた担任と校長から市役所の採用試験の話を春江と共に聞いた典子は、翌日から受験勉強に励むことに。11月を迎え試験会場に訪れた典子は教師や友人たちの励ましを受けた後、公務員採用試験に臨む。翌年2月に結果発表が行われ典子は26人に1人の倍率をくぐり抜けて見事合格し、その後春江は無事高校を卒業する娘の姿に目を潤ませる。


 4月市役所の障害福祉係の窓口担当となった典子は、受付に訪れる市民たち相手にテキパキと仕事をこなし、社会人として充実した日々を送る。夏のある日典子は、以前手紙をくれた知人女性に会いに休日に1人で一泊二日で広島のとある島まで行くと春江に告げる。春江は「困った時は今まで私や友達が気軽に助けてきたけど、世間はそんな生易しいものじゃない」と反対するが、最後は典子に押し切られてしまう。


 後日典子はその道中、勇気を出して見知らぬ人たちに声をかけ切符の購入や食事を手伝ってもらいながら電車や船を乗り継ぎ、手紙の女性宅にたどり着く。残念ながら相手の女性は亡くなっていたが、彼女の兄とその母から温かく迎えられた典子は3人で一緒に楽しく夜を過ごす。翌日典子がその男性と海釣りを楽しむ頃、自宅で過ごす春江は娘の親離れ・自身の子離れができたことに寂しさを少し滲ませながらも嬉しく思うのだった。


キャスト

松原典子

演 - 辻典子(少女時代:若命真裕子)

昭和37年1月生まれ。熊本市立高等学校に通う高校生。努力家で朗らかな性格で友達には手がないことを冗談で返すなどしている。同級生からは「クラスの中では頭が良い」と評されており、当初は、グラフィックデザイナーを目指して大学進学を考えていた。健常者が手でやる一般的な行動を努力を重ねて足でできるようなったため、足がかなり器用。

松原春江

演 - 渡辺美佐子

典子の母。団地の4階で典子と暮らす。典子が物心付く頃から食事、読み・書き・そろばんを足がかりに徐々に足を使って一人で色々とできるよう教えてきた。典子に愛情を注ぎながら世間の偏見や差別に負けないようにあえて娘に厳しい態度を取ることもある。典子によると忍耐強い性格とのこと。心の中では典子の将来を心配しながらも、普段は娘と時に口喧嘩を交えて賑やかに過ごしている。若い頃は病院の住み込み看護婦をしていたが、典子が高校3年生の頃に辛子蓮根の加工工場で働き始める。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ぜひ、一度はご視聴くださいませ・・・。


 m(_ _)m


 『典子は、今』

→ UP主様は、「man masahirochi」様。

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