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超人な僕とデジタルな女神の異世界管理  作者: まんまるぴっぐ
第一章 初めての魔獣討伐
1/9

プロローグ おつかれさまでした

 東京上空。


 宇宙から降り注ぐ無数の隕石が東京をめがけて落ちていく。


 数分後には地獄と化すだろうその場所で、少年は一人、空を見上げた。


 空へと浮かび、一気に加速して東京スカイツリーよりも高い空へと飛ぶ。


 手を広げ、光が両手からあふれ出すと、無数の光弾となって隕石を打ち抜いた。


 しかし、まだ宇宙には、直径50キロを超える巨大な隕石が待ち構えていた。


 隕石の岩肌が開き、血走った目が現れる。


 口が開くと巨大な牙が並び、おぞましい鳴き声が地球の大気を揺らした。


 少年は全身を黄金のように輝かせると、巨大隕石へと飛んでいく。


 そして、巨大隕石は砕け散った。


 降り注ぐ残骸も、周囲の小惑星も、すべてが光りとなって消えていく。


 その中で、少年はただ一人、青い地球を眺めながら宇宙を漂っていた。


 ボロボロになり、指一つ動かせない体となっても、その顔に悲壮感はない。


 やりきった。


 達成感があった。


 守りきった


 安堵に顔を緩ませた。


 ただ、青い地球を眺めながら、少しだけ泣いて。


 少年は息を引き取った。







 そして、それをどこかで見ていた少女は、優しく画面をタップした。



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