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夢が叶う

 ホワイトアウトの後、目を開けるとこれまた真っ白な空間に僕は漂っていた。宇宙空間とはこのような感じなのだろう。力が入らずふわふわと浮いている。周りを見渡すと、目の前に黒髪の男性が一人立っていた。


「こんにちわ。」


 無重力空間にて立つという、なんとも不思議な状態の男性が僕に挨拶をした。


「こんにちわ…。」


 挨拶されたのだからこちらも返すのが礼儀だろう。それにしてもこの男性は誰なのだろうか。背丈は僕より少し大きめ、顔立ちはあまり印象に残りにくい顔をしている。これは僕と似ているな。何て考えていると男性が口を開いた。


「君はこれから僕の管轄の世界に行くみたいだね。」


 僕の管轄……


世界……


   これはもしや……


「異世界転移というやつですかな!?!?!?」


 僕はこの瞬間全てを理解した。ホワイトアウト、からの白い空間、目の前の知らない男、管轄の世界…。

 そう!僕はきっとどこかしらの召喚魔法によって転移させられるのだ!!!そしてチート能力を手に入れ無双チート最強物語だ!!!


「続きを話してもいいかな?」


「すいません。」


 少し興奮してしまった。おそらく目の前にいる彼は神様であろう。つまりここで粗相をすると後々後悔することになる。とにかく今は下手にでなければいけない。


「君はこれから僕の管轄の世界に行くみたいだけど、何か聞きたいこととかある?」


「いえ…神様のお手を煩わせるわけには…。」


「いいよいいよ、君らの世界でいう、異世界?になるわけでしょ?こっちの世界とは勝手が違うしさ。」


「では僭越ながら…。私のいた世界と、そちらの世界。相違点は何が挙げられるでしょうか?」


「そうだね…。まず魔法があるでしょ?」


魔法!!!


「あと魔物もいるでしょ…。」


魔物!!!!


「あとダンジョンもあるし。」


DUNGEON!!!!!


「あとは…スキルとか?かな。」


スキル!!!!!!!!!


 加賀美は膝をつき目の前の男に祈りを捧げ始めた。それはひとえに感謝。その一言に尽きるのであった。


「ありがとうございます…。ありがとう…。」


「うん。気にしないで。それで、一応君も僕の管轄の一員になるわけだし、最初のスキル付与をこれからするね。」


スキル付与きたぞオイ!!!!!

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