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灰色の作業着

作者: 原田朱里
掲載日:2018/10/15

65歳を越えたら何をしよう。



太陽が顔を出し始めた朝、

靴の紐をもう一度確認して、

玄関を出る。


昔は妻が見送りに来てくれていたが

いつの日からかその習慣はなくなり、

朝、家族には黙って家をでることが多くなった。


息子たちが家を出てからかもしれない。


今の家は、がらんとしてしまったが、

子供たちの部屋はそのままにしている。


勝手にものを移動させると怒られるからだ。




家からバイクで20分の場所に現場はある。


長年勤めた企業を退職後、

年金が出るまでは、少しでも稼いでおこうと、

どこにでもあるような警備会社に勤めている。


警備会社では、現場に出て、

交通整理などをするのが仕事だ。


現場は一日おきに変わったり、

しばらく同じ現場に出ることがあるが、

今日は初めての現場だ。




現場につくと、

通学を始めたサラリーマン、学生などが

多く道を渡っていた。


自分の老い先は短いが、

彼ら彼女らの人生はまだ、長い。

彼らはどういう人生を歩むのだろう。



65歳を越えたら年金がもらえるそうだ。

65歳を越えたら今の仕事もやめる。



65歳を越えたら何をしよう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] のんびり骨を休めて下さいと作中のおじいさんに声を掛けたくなるいい作品でした
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