第8話
もぐたんとの学校は、2日目でありながら、昨日とさほど変わらない感じで終わった。
さすがにびっくりもなにもない。
「もぐたん?」
「ん?な〜に〜?」
「天使も集まってきたでしょ?」
「うん!今日もこんなにたっくさん!」
「そろそろ、悪魔を天使に変えることをしたいと思う」
「ふーん」
「で、光の力を攻撃で使うときって、遠距離攻撃?近距離攻撃?」
「えーっとねー、どっちでもできるよ!」
意外とすごいな。
「そうなんだ〜」
「もぐたんねむい〜」
「そうだね。そろそろ寝よっか」
「おやすみなさ〜…」
「うん、おやす…ってもう寝てるし…」
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今日から攻める。
地道な作業になりそうだな…。
「もぐたん、いこうか!」
「うん!」
天使が多くて、光の力はすぐにたまるため、出撃部隊はすぐに揃えられた。
「天使たち、ついてきて。」
「「「「「…」」」」」
相変わらずしゃべらない。
しゃべれれば少しは楽しいかもしれないのに…。
まあ、この世界を楽しみすぎて、気を抜いて、殺されるよりはいいかな…なんて…
「君たちは後ろから遠距離攻撃をよろしく!」
「「「…」」」
「君たちは近距離でよろしく!」
「「…」」
遠距離攻撃の天使たちは手に銃を持った。
魔法みたいに手をかざしたり杖とか使ったりするのかと思った。
短距離攻撃の天使たちは手に剣を持った。
光の剣なだけあって、みため綺麗だな〜。
ちなみに、かなり燃費は良さそう。
待つことしばし…
悪魔をみた。
なんか想像どおりの普通な感じ〜。
その悪魔は1人だった。
罠の可能性もあるから、警戒は怠らないけど、最悪、天使たちを犠牲にしても、もぐたんと僕だけは助かるようにしないとなぁ。
「ということで天使たち、出撃だよ!」
「「「「「…」」」」」
「ということでって?」
どうやら、思考の中の最後の「ということで」をつい言っちゃったみたいだ。
「気にしないで!」
「うん!」
とりあえず、天使vs悪魔を見よう。
まあ、めんどくさいからら近距離攻撃の天使2人を天使Aと天使Bとして、遠距離攻撃の天使3人を天使Cと天使Dと天使Eとしよう。
先制攻撃は天使AとBの奇襲で始まった。
悪魔に両方命中した。
悪魔は剣を作った。
闇の剣だ。
これもかなり綺麗だ。
悪魔が剣で天使Aを攻撃した。
命中した。
しかし、天使C、D、Eが立て続けに命中させた。
そこで、悪魔が天使に変化した。
どうやら、光の攻撃を何回か命中させると悪魔が天使に変化するらしい。
反省点としては、天使Aが避けきれなかったことかな。
練習してからの方が良かったかな。
なんせ、光の攻撃は天使には効かないし、逆にエネルギーに変換できるからね。
練習に他の天使と戦ってみるのが出来るのがいいね。
「この調子でこれからもがんばろう!」
「おー!!」
「「「「「「…」」」」」」