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#30 まずはランク上げを……

#30 まずはランク上げを……


 女子会が始まってしまったが間に入っていく訳にもいかず、その日はそのまま女子会が開催され続け、お開きになってしまった。


 なのでユウキは不完全燃焼で、[夜活]でちょっと無茶してこようかと思ったが、ジャスミンが宿に付いてきて離れないのでやめておいた。


 ジャスミンは花の妖精なので、ジャスミンの花を花瓶に差して置いておけばそこに宿って眠るとのことだったので、同じ部屋にジャスミンがいる。


「おはよう」


 花に話しかけるのは恥ずかしいが、そこにいるのだから仕方がない。


「ふぁーあ......おはようございます」


「なんというか、精霊も眠るんだな」


「もちろんですよ、睡眠不足は美容の天敵ですからね!」


「さいですか......」


 何とも女子力の高い精霊だ。


「それで今日は何をするの?」


「そうだな、まぁジーフに向かうにしてもランクを上げないといけないから、ギルドに行くか」


■■■


 ということでギルド[トレミス]にジャスミンと合流したシラユキの三人で向かう。


「こんにちは!」


「あら? こんにち……は!?」


 どうやら自分の回りを飛んでいる光の玉に気付いて驚いたみたいだ。


「えっと、こちらは妖精のジャスミンです。詳しくはここで話すのはあれなので、どこか部屋に案内して貰えますか?」


「妖精……。そうね、それなら応接室に行きましょうか」


 ということで、あまり人に知られない方が良いと判断してくれてギルドの奥にある応接室に案内された。

 そこでジャスミンと出会った経緯、それと自分とシラユキは姿が見えていること、そしてジーフに行かなければいけないことを伝えた。


「そうだったんですね……。ユウキさんって本当は凄い人だったりするんじゃないんですか?」


「いや、只の召喚者でちょっと優遇されてるだけでラッキーなだけですよ……」


 本当の事は言うことができないが、ネネさんには実はバレてそうで怖いな……


「……まぁいいですけど、ジーフに行くってことは聖騎士団に認められないといけないですし、その為には冒険者のランクをせめてBにはしとかないといけないんですよ?」


「そうなんですよね……。どうすればランクを早く上げられるか教えてもらえませんか?」


「そうですね。シラユキさんは分かってるとは思いますが改めて説明しましょうか……」


ということでランクの上げ方を説明してもらった。


■■■□□□

ギルドのランクを上げるためには、4つの系統いずれかで評価を上げる必要がある。


1(ひとつぼし)から10(とおつぼし)まである評価だが、GとFランクは0星、Eランクは1と2星、Dランクは3と4星、Cランクは5と6星、Bランクは7と8星、Aランクは9星、Sランクは10星になる。


全ての系統を上げる必要はなく、もっとも評価の高い系統の星がランクに反映される。


なのでどれか一つの系統に絞り、星の評価を上げることがランク上げの近道になる。


なのでランクBに到達するために何かしらの系統の評価を7星にする必要がある。


■■■□□□


「つまり、ここの冒険者ギルドで結果を残して7星評価を受ける必要があると」


「そうですが、なんでシラユキさんまでそんな初めて聞いたという顔をしてるんですか?」


「ほえ、 違うんです。忘れてなんかいなかったです」


「……まぁいいですけど、それでは依頼をたくさんこなしてランクを上げていきますか?」


「その言い方だと、何か他に良い方法があるのですか?」


「そうですね。聖騎士団に入団するのが手っ取り早いですが……」


 ユウキは首を横に振るので、他の案を出してくれる。


「まぁいきなり聖騎士団に入るのは現実的では無いですしね。それなら飛び抜けた成果を積み重ねるのが早いでしょうね」


「飛び抜けた成果ですか?」


「そうですね、例えば緊急で対処しなくてはいけないような案件とか、他の人では達成できないようなことですね。後は冒険者としてでは無くなりますが、素材の新発見などでの貢献をするとかもありますね。そのジャスミンさんをギルド本部に差し出したら一発でAランク評価まで行くかもしれませんよ?」


 そう言われてジャスミンは逃げてユウキの後ろに隠れる。


「止めてあげてください。それは流石に、実験台にされて可哀想なのでやめましょう」


「そうですね。私にはただの光の塊にしか見えないので感情移入出来ないですが、小さい女の子の妖精何ですもんね」


「そうよ! それに黙って私が引き渡される分けないじゃない!」


「ごめんなさいね。では普通に依頼をこなしていきながら、緊急の依頼を達成していくのが良いですかね」


「そうですね。そうしましょうかね」


「まぁ私たちのギルドは聖騎士ギルドではないですが、それ以外は色々と依頼を受け付けてるので色々と達成していけば、きっと直ぐにBランクにいけますよ」


「そんなものですかね……」


「頑張るです!」


「そうよ! 私がジーフに行くためにも頑張ってくれなきゃ!」


「……頑張ります」


 こうして、とにかく依頼をこなしていってランクを上げていくことになった。


(異世界をもっと楽しみたいんだけどなー)

次の話をいつ書けるかは未定です。

ごめんなさいm(__)m


盆休みには改稿も進めたいので頑張ります……

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