表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誰かしらの僕  作者: ゆめうつら
1/3

つらつらと時が僕を通りすぎていく

自分はなぜ自分なのかと思ったのをきっかけに書きました。

性別が性別だからその性別らしくするのか。

10歳だから10歳らしい行動をして、20歳だから20歳らしい行動をするのか?

らしいはどこからそう考えるようになったのか?

イメージを生きていて自分を生きていないのか?

そもそも自分を生きるとは?

考えて、書くと、書いたことにより言葉が自分のなかにはいるきがして、書いた言葉に説得されるというか。

精神の感覚。心地いい。

書き終わる頃になんらかの結論がうまれるといいな。

つらつらと時が僕を通りすぎていく。


僕は布団の中で微睡んでいた。隣から規則正しい寝息が聞こえてくる。彼女から漂うふんわりと甘い香りが鼻孔をくすぐる。時計をみると短い針も長い針も12を指そうとしていた。

もうすぐ、僕が終わる。せっかく楽しい人生に巡り会えたのにな。

次はどんな人生なのだろうか。

そう思いながら、最後に甘い香りを深く吸い込んだ。


僕は意識だ。一週間ごとにだれかの意識と入れ替わって生きている。こんな生き方をするようになるのは、来年の春からだ。

自分自身の肉体にいた来年の春の僕は、人生に絶望していた。死んでしまいたかった。もう何もかもを放り投げて、無になりたかった。

18歳。そんなに頑張っていなかった大学受験を失敗した。

ふざけているように思うだろう。だけれど、その時の僕はそんなことで本当に死にたかったのだ。

頑張んなければ落ちてしまうのは当たり前だ。だが僕は事実を受け入れられなかった。この結果は僕が僕の世界で平均以下だという現実を突きつけたのだ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ