二次会?
パーティ終了後、王子たちはすぐさま会場を後にしました。
残ったのはドラゴ家長女、有力貴族の女子たちと有力貴族とは言われてもおかしくはない男子たち
あまりにもアホ王子たちの対応に頭にきていたこともあるし、その被害を被った人たちがあまりにもあまりにも
悲しすぎて、ドラゴ家長女に提案をしました。
「もしよかったら、もう一度パーティしませんか?」
「・・・」
「あの、パーティもう一回・・」
「・・・」
「こ、こ、これじゃ、あんまりじゃないですか!?」
「・・・」
「ぱ、パーティを・・」
「やりましょう」
やったぜ!
急に目が光ってやる気になってくれたみたいでした。
そこからは早くすごく、ドラゴ家長女がやりましょうと言った瞬間、お付きの人達が
3倍速で動き始め、ほかの貴族の家のお付きの方々と交渉をはじめたと思ったら、各家のお付きの人達が
慌ただしく動き始めました。
やりましょうって無責任なことをいってから、半刻もすると会場の準備完了してました。
王家の旗も下げちゃって、会場の飾りつけも変わっちゃって、雰囲気も良くなっちゃて。
何だかんだ完璧に準備できちゃった。
準備が完了すると、ドラゴ家長女が会場の中央に出てきて話始めました。
「私の力不足、王子の心無い行動、伏して申し訳なく思う」
貴族というものは、頭も下げることはしないのに、会場に残っている人たちに向かって
深く頭をさげた。
条件反射で僕も一緒に頭も深く深く下げた。
「各自、色々と思うことはあるだろうが、アレを忘れて、今宵ばかりは楽しもう!」
ウィンクしながらグラスを高らかにあげた。
皆、グラスをもって乾杯しました。
そしてから、めっちゃ盛り上がった!
トリーが飲んでるお酒を持ってきてよかった
前世でもあったアルコール度高い、ストロング系を導入したことも良かったのかもしれない。
王子の取り巻きの婚約者だった女子たちが、人生初のストログ系を飲んだこともあって
本来の婚約者が自分を見てくれないこともあって
今いる男子たちに激アタックをしかけたのであった、逆もしかり。
「わたし、婚約者がいるんだけど、婚約者がほかの女子にいってしまって辛いの・・」
「僕は、ほかの方を好きになりません、ずっと好きでした!」
「えっ!?」
カップル成立
「尻尾振るあいつウザイわー、パパからこいつと結婚しろとといわれたけど、
あんたと一緒にいた方が楽しいわ、私とこれから一緒にいる気ある?」
「よろこんでー!」
カップル成立
「婚約者がいるのにそんな誘いは困ります。」
「俺はあなたの家ほど爵位高いわけじゃない、家の長男でもなく次男だ!でもあなたのことを思う気持ちはだれより負けない!」
「嬉しい・・、うちの弟を追放した後に、うちに婿できてくれませんか?ほかに文句いわせまんせん。」
カップル成立
「あなたと結婚前提で付き合いたいんだよ!」ドンッ!!!
「でも私には婚約者が・・・」
「うるせぇっ!!!」ドンッ!!!
「こんな告白初めてです・・・」ポッ
パーティで色んなことが起きてしまって、やっちまった感なトラ・チャーチル18歳の
パーティ二次会。