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早く席替えをして?

トラ・チャーチル4歳

無事に誕生日を迎え、何事もなく過ごす。


トラ・チャーチル5歳


さらに無事に誕生日を迎え、何事もなく過ごす。


トラ・チャーチル6歳


やはり無事に誕生日を迎え、何事もなく・・・・・・・・・貴族の子弟が通う「幼学院」に入学する。




貴族の子供達は6歳になると「幼学院」となるものに通うことになるそうです。


ちなみに今日から幼学院に通います。

今までは同じ年齢の子供と会うことがなかったので、とてもとても楽しみです。


ワクワクしていると、部屋にトリーが入ってきます。


「トラ様、おはようございます。」


そのままトリーに身の回りのことをしてもらい、着替えをさせてもらいます。

今日からは幼学院に通うにあたって、制服を着ることになります。

少々、慣れるまでは動きずらそうですが、白を基本とする高級感溢れる感じの制服です。

やはり新しい制服に、年甲斐なくワクワクしてきます。


着替えをして、そのまま朝食に行きます。


制服姿を見た家族のみんなからは、似合っていると言われ、とても嬉しいです。


朝食を終えて、歯磨きして、馬車にて学院へ向かいます。


初めて見る、街並みに目を奪われつつ、馬車に揺られること10分、学院へ到着しました。

すでに貴族の子供たちが御付きの者を連れて、次々と馬車から降り、建物へ向かっていきます。


馬鹿でかい建物に驚きつつも、ほかの人と同じように建物に向かいます。

こんなに貴族っていたんだなと、関心しながらトリーを連れて建物へ向かいます。


初日ということもあり、今日は入学式をやるとのことでした。

大きな広間に、在校生200人くらい、入学生100人くらい、あと教員の先生方が数十人。


国歌みたいなのを歌ったり、学院長の長い長い話を聞いたり、在校生代表の長い話を聞いたり、新入生代表の長い話を聞いたりしながら、無事終えることができました。


新入生代表の挨拶をしたのは、王族の王子のようでした。

やはり王族というだけあって、幼いながらも貫禄ありましたね、王族ぱねぇっっす。


入学式が終わると、新入生は全3クラスに分けられるようでした。

A(赤)B(青)C(黄)というクラスみたいでした。 

そういえば、建物に入るときにもらって胸ポケットに挿した花の色が違うというのはこういうことだったんですね、と関心しつつ、クラスへ移動します。


ちなみに僕の花は赤です、Aクラスみたいです。

何を基準にクラスを選んですかね。



「トラ様、おめでとうございます!Aクラスとは流石でございます!!!」

とハンカチで目頭を拭いながら喜んでいました。


「なんで?」

首を傾けながらトリーに問いかけます。


「Aクラスはいずれ国の重要ポストへつく方しか、入ることのできないクラスなのです。」


マジスカと驚きながらも、うちのパパンのコネで入れたのかなと思いつつ、トリーも喜んでくれてるので嬉しいですね。


若干、緊張しながらもAクラスの教室へ入ると。

明らかにオーラが貴族っぽい、ちびっ子達が多くいました。

全部で30人ほどでしょうか。

あ、新入生代表の挨拶をした王子も同じクラスのようです。


僕の席はどこかなと探してみると、教室のほぼ真ん中に近い席でした。

どうせなら端っこが良かったなと思いつつも、用意されている自分の席に腰をおろします。


しばらくすると、ほかのちびっ子達も席につきます。

あれ、王子?王子が隣だ・・・・。

幼いながらも、王者のオーラをビンビンだしている王子がお隣さんです。

その周辺を明らかに高位の貴族のちびっ子達がガッチリと固めています。

僕の席が王子の隣の席とあって、王子の取り巻きらしいちびっ子達から、

お前誰だよ、なんだお前、貴殿は・・・・・、みたいな視線をバンバン浴びています。

ぐ、ぐはっ・・・・



アウェイ真っ只中、トラ・チャーチル6歳、とても居心地の悪さに冷や汗をかく。


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