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出過蔵城下町編


とある城下町


信長に任されて光秀が統治をしている城下町がある。茶に関する店がそれなりに見られるのは、千利休を重宝がった信長の趣味だろうか。


1人の男が静かに茶を飲んでいる。出過蔵だ。出過蔵は、茶を飲み干してそばにいた店の主人に声をかけた。

「最近、茶を飲む者が少ないのではないか?前にここに来た時はいつも数人の客がいたはずだが」

主人は少し寂しそうな表情で答えた。

「お客様、光秀様のことはご存知ですか?」

「確か、謀反を企てたとか」

主人はため息をつく。

「ええ、実は…」


主人は、光秀のこと、城下町の雰囲気のことをぽつりぽつりと話し始めた。

町人は、乱暴な所がある信長よりもいつも温厚な光秀をしたっていたらしい。

最近、光秀が城下町を訪れているとき、考え事をしているのが度々みられた事。話しかけても微笑むだけだった事。そこで光秀の謀反の知らせ。町人には、信長と光秀は対立しているようには見えなかったという。その後町へ来るのがめっきり減った事。そして、何かさらによからぬ事があるのではないかと出歩く者が減った事。


光秀の謀反は城下町にも混乱を起こしているようだ。


出過蔵は礼を言い、お茶屋を後にした。


次は、兵に紛れて光秀の今後の動きを確かめなければならない。光秀の真意がまるでわからない。


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