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最終章 信長と義元

光秀の刑の執行からしばらく月日がすぎた頃。ここは、尾張の国。


「そういえばさ、義元お前、これからどうすんの?お前の国もうないよ?」

義元は憤慨して信長に突っかかる。

「信長のせいでおじゃ!夜襲などしおって!しかし、戦が終わってやることがないのも事実でおじゃ。何かいい案はあるでおじゃ?」

信長がニヤリと笑った。

「そうだ、いいこと思いついた。お前、俺の部下になれ!」

「断るでおじゃ!」

義元は激怒した。かの暴君信長を駆除しなければならないと思った。

「…冗談だよ、ごめんな。じゃあさ、国は返すから俺と同盟組まね?」

腹心が茶を持ってきた。準備が良すぎやしないか?

「このお茶はいただくでおじゃ。そうじゃ、また君主に戻るでおじゃ。私の内政の腕、特とみるでおじゃ」


「おっし、じゃあこれからどう日本を統一するかだが…」



信長は南下し、薩摩までの支配を目指した。義元は北上し、仙台までの支配を目指した。2人が国の方針を話し合うのは、まだまだ後になりそうだ。



初めての小説の投稿です。読みづらいところがあったらご指摘お願いします。

明智光秀の人物像ですが、これにはいくつか見解があるようです。姑息な男、など悪いいわれようをされる場合もあります。

本能寺の変を起こす事なったきっかけもいくつか説があります。それについてはここで語るとながくなるので割愛させて貰います。

今回は光秀にとってほとんど救いがない物語でした。私としては、光秀にも救いがある物語にしようかとも思いましたが、信長を立てようとする物語で光秀を立てたら本末転倒になるのでは、と思いました。次に歴史小説を書く時は光秀中心の物語にしようかと思います。

駄文でしたが、読んでくれてありがとうございます。

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