表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/15

布陣を整える

信長は、これ以上時間をかけられないことを悟っていた。

「お前たち、はやいうちに光秀と蹴りをつけるぞ」

腹心が口を開く。

「私にいい案があります」

さらに続ける。

「先陣は、秀吉に勤めてもらいます。後陣は、家康殿に任せたいと思います」


信長が割り込むように口を開く。

「俺が総大将で、義元が参謀長といったところか」

「ええ。そして、出過蔵殿は秀吉の補佐と戦況の報告を頼みます」


寡黙な出過蔵が怪訝そうな仕草をする。納得がいかない事があるようだ。

「心殿、何故家康殿は後陣なのです?彼なら先陣を勤めるのに十分な力と才能があるはずでは?」

腹心は、家康に視線を送る。家康は首を横に振った。トラウマは拭えないようだ。出過蔵は納得した。恐れがあると力を振るえない。

信長は声を張り上げた。

「お前たち、早速戦の準備をするんだ!俺についてこい!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ