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第二話  能力開発です

お気に入りに入れて下さった方、ありがとうございます。

とりあえず歩く。


とりあえずまっすぐ歩く。


『・・・・・あのさぁ?』


「何か用?」


『ちょっとな?お前どこ行こうとしてんのかなって。』


「あれじゃん。適当に歩いてた町だの道だの見えてくるかもしれないだろ?」


『空飛ぶなり地図出すなりして道を見つけりゃいいじゃねえかよ・・・・・。』


「・・・・・。その手があったか。」


『お前まさか、考え無しに歩いてたのか?』


失敬な。



*****



「地図を出すか。」


『この辺の土地勘あんのかよ。』


「あるわけ無いだろ。」


何を当たり前のことを聞いているのだ。このポンコツは・・・・・


『無性に体が有ったら何かを殴りたい気がしてきたんだけどよ、この辺の土地も知らずにどういう地図作る気だ?お前はよ・・・・・』


「もういい、空を飛ぶか。」


『どうやって飛ぶ気だ?』


「え?飛べるんじゃないの?」


『今のお前に飛ぶ能力は無い。つまり、だ。後はわかるな。』


あ、そう言うことね。


「飛ぶ能力を作れ、もしくは飛べる道具を作れ、ね。」


『そういうこった。』


さて、作ってみようかな。ツルハシを持って思考を開始する。


『お?やっとそいつの出番か。』


その前に気になることが一つ。


「一つ聞きたいことがあるんだが・・・・・いいか?」


『何だ?』


「もし、これを自分とかに振って能力を作った場合、つるはしでけがをするか?」


『しねえぞ。破壊しようという意思がないからな。』


「痛くしようとしたらどうなる?」


『痛いだけだろーな。』


「次に、能力を作った場合に、それに関して体への影響は?」


『そればっかりはやってみねえと分らねえな。』


・・・・・。


「箒作って空飛ぶ能力足そう・・・・・。」


なんか怖いし。


そこ、チキン乙とかいうんじゃねえ。



*****



そんなこんなあって、現在箒で空を飛んでます。


え?作る過程はどうしたって?つるはし二回振るだけで完成しましたが何か?


『つーか、空を飛ぶ効果を持つ箒作成とかだったら一発じゃなかったか・・・・・?』


・・・・・。


『わー。アホの子だー。(棒読み)』


潰してえ・・・・・。


・・・・・ん?


「なー。スカル?」


『何か名前呼ばれるまでなんか異様に時間がかかった気がするが・・・・・何だ?』


「能力を作ったらその際の反動の実験をしようと思う。」


そう言って俺は地面に降りる。


『お?やるのか?ちょっと俺も気になって・・・・・シグ?なんで俺を外すんだ?』


「いや、だから『実験』をね。」


あ。ちょうどいい具合の高さの岩があるな。そこにスカルを置く。


『なんか激しく嫌な予感がしてきたんだけどよ。っておい!なんで振りかぶってんの!?俺に当たりそうなんだけど!』


「当てるつもりだけど?ところでスカル?」


『は、はい?何で御座いましょうか?』


「アカシックレコードって興味ある?」


過去から未来までの全宇宙の記録的なあれね。


『何でそんな頭に負担が来そうなのチョイスすんだよ・・・・・ってふげ!?』


「よし。成功。どうだ?感想を言ってくれ。」


『ぎぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!痛い!痛い痛い痛い!割れる!頭が割れるよーに痛い!・・・・・って感じでは全然無かったぜ。』


うわぁ・・・・・何かむかつく。でも、聞いとくだけ聞いとくか。


「詳しくは?」


『・・・・・なんて言うかだな・・・・・何か気持ちの悪いのが入ってきてしばらくしたら無くなる感じ。』


「ふーん・・・・・そうか。」


『もういいだろ早く・・・・・』


「当初予定していた自分が持ちたいなって思った能力全部入れても問題ないな。」


『そうだな・・・・・っておい!まだやる気か!?』


「そうだけど?頑張って耐えてくれよ?」


俺の未来のために。


『無理無理無理無理!耐えられるか!一体いくつ入れるつもりだよ!』


「今あげた能力で確認したら?今の間だけお前も使えるようにしたから。」


『やってみるか・・・・・えーと?武器を持つと達人レベルで扱えて獣以上の直感を得られる能力に、イメージしたとおりに動ける身体強化に加えそのようなイメージの効果を持った魔法も使える能力、異国の言語を自身がよく知る言語に自動翻訳し、自身の文字をその場所での言語に修正する能力か・・・・・ってはぁ!?』


「どうした?」


『最後のは百歩譲ってわかる!一つ目と二つ目は今すぐ要る能力か!?』


「備えあれば憂いなし、ってね。」


『せめて最後のだけにしてくれ!』


「これが俺の祈り!俺の願い!さあ!叶えてよ、スカル!」


『俺インキュベーターじゃねえよ!つーかお前が叶える側だろ!・・・・・ってぐふぇ!ごふぅ!ひでぶっ!』


あ、なんか楽しくなってきた。


調子に乗っていろんなスキル突っ込んだけど問題ないよね?



*****



無事に能力も決まり、スカルの能力でどっちに行ったら町とかがあるのかもわかり、現在そっちに向かって飛行中です。


『俺への配慮とかそんなんはねーのかよ。』


次回、街に入って探索です。仕事は、明日からでもいいよね?


『ガン無視かよ・・・・・(こいつ、ドがつくほどのサディストとかじゃねーだろーな・・・・・。)』


俺の予測では、次の話スカルはたぶん一言もしゃべらないでしょう。


『ひでえ!』

最後のはマジでやるか不明です。

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