第三十三話 初めてのボスキャラ
あの後ハイドに釘をポッ◯ー彩色したものをお土産代わりに渡した翌日。
マジで食ったのには驚いたが。
今日も今日とて店内で暇を持て、余、し・・・・・、
ファンファンファンファン!
第一エリア、最終層付近に冒険者到達!
ぶっ殺せ駄目造像主!
と、何かあれだ、特撮とかで聞くエマージェンシーコール的な音が店内に響く。
店の天井に付けたパトランプがぴかぴか光ってる。
これは冗談で付けた物なのだが、声付きにした覚えはないのに何故か喋っている。
ビーッビーッビーッビー!
はよ何とかせんかい糞創造主!
聞こえてねーのかこダラズ!
・・・・・しかし何で、こんな口悪い感じになったんだ?
『お前が作ったからじゃね・・・・・もげガガガ・・・・・。』
スカルに釘ポッ◯ーをご馳走しつつ、対策を講じるために現場に向かうのだった。
でもまあ、暇潰しの種が見つかったので結果オーライと言えばそうなのだが。
*****
で、ダンジョンの最下層に先回りして到着。
こんな所に来た以上、やることは決まってるじゃないですか。
「さて、皆様お待ちかね?のボスっぽいオブジェを設置します。」
『っぽいって所がミソか?』
「ミソかな?わからんけど。でもまあ、このダンジョンの見た目に合う感じにしたいな。」
と、俺は周りを見る。
この辺り一帯・・・・・と言うより、このダンジョンは、坑道をモチーフにしたダンジョンである。
となるとやっぱり蝙蝠かな?
ちょっとダサいな、思い切って吸血鬼・・・・・大事になりそうだから却下。
・・・・・。
「無難に巨大かどうかは分からんが割合デカいゴーレムでも用意するかな。」
と、ツルハシ(久しぶりに出て来たな)を取り出し、地面をぶっ叩く。
すると、腕が地面から出て来て、まるで地面と言う水面から上がって来るようにゴーレムが出来上がった。
うむ、なかなかの出来栄えだ。
強いのかどうなのかは別として・・・・・。
あ、レアドロップ的な物用意しとこうっと。
取りあえず心臓部当たりに超高そうな宝石でも装着しといて、ついでに弱点っぽい物も作って・・・・・これで良し。
「うん、完成。」
『どうでもいいが、動くのか?これ?』
「動くよ?」
と、俺はラジコンのコントローラーの様な物でゴーレムの操作テストを行う。
うむ、滑らかかつ豪快な動き。
これなら大丈夫。
「よし、後は冒険者が来るのを待つだけだ。」
『ラジコンで動くゴーレムて・・・・・つーか、お前攻撃されたら終わりじゃね?』
「んーん。これから自動操縦に移行するからその辺は大丈夫。」
・・・・・とりあえずはこれでいいと思うが、何かパンチが足りない気がする。
何だ?
『もうちょっとストーリーが進むなりなんなりしたイベント欲しくね?後、ゴーレムの宝石だけって地味じゃね?』
あ、それだ。
「よし、謎のスイッチおいとこ。で、ゴーレムにこれ守らせよう。」
『自分から謎ってお前・・・・・スイッチ押したらどうなんだ?』
「別のダンジョンが開くとかそんなんかな?後、俺がギルドにとある依頼を出すって言うフラグ発現スイッチでもある。」
『もう一個の地味な方は?』
「地味言うな。あれでもこの辺じゃ金貨千枚は下らん位の宝石だぞ?それに、坑道ってことで取れる鉱石のレパートリーも豊富だし、アイテムやらお宝とか勝手に生えて来るから下手な物置きようが無いのが実情なんだよな。」
この辺で大体置き終わったし・・・・・あ、そうだ。
「冒険者側にボスフラグ立てねば。行くぞゴーレム!出撃だ!」
『ぐぉぉぉぉ!』
おお、乗ってくれるね。
やりがいがあるってもんだ。
さて、冒険者一行は確かここの一層上に居るんだっけか。
「形成、『魔導エレベーター』~☆」
『お前さ、最近あの女に毒されて来てないか?』
「・・・・・初仕事だ。ゴーレム、こいつをつぶせ。」
と、俺はゴーレムに向かってスカルを投げた。
『ちょ、本当の事言っただけじゃ・・・・・ぷげぇぇぇ!?』
うん、これなら冒険者どもをフルボッコに出来そうだ。
洞窟の壁に一、二メートルはめり込んでるスカルを見て、そう思うのだった。
さて、出撃。
俺は姿を消して、冒険者の近くにゴーレムと一緒に転移する。
さあ、一波乱おこしますか。




