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第一話  こんにちは異世界

初投稿です。


誤字脱字が有りましたら、コメントしてくださると助かります。

目を開けると、青空が広がっていた。


いやまあ、わかってるんだけどね。こんな事になってる理由は。


皆さんも予想はついていられるかと思われます。


転生。


生者が死者になったら紆余曲折あってまた生者になるあれである。


それも二次創作とかで鉄板ともいえるチート転生。何をしろってんだ。おまけにろくな説明ももらえずにこんなところに放り出されたわけなんだけども。


これだけは言わせてもらいたい。


「知らない、空だ・・・・・」


ネタに走ってすいません。本来は天井ですよね。でも視界は青空ゆえに改変せざるを得ませんでしたが。



*****



さて、ネタに走って(現実逃避して)いる場合ではなく、こう言った時の基本行動の一つ、身の回りのチェックに移ろうと思います。


まず服。白いシャツに黒いズボンです。ボタンやポケットなどの一切飾り気のない服です。


続いて身の回りの物を確認したところ、某黄金騎士の指輪っぽいものと、なんと言うか、禍々しい感じの漂うつるはし、あと一通の手紙がありました。


手紙・・・・・


なぜか嫌な予感がする。でも読まないと話が進まないだろうし。



『拝啓○○君へ。』


『はろはろ~☆無事に転生できたみたいだね☆』


思わず手紙を持つ手に力が入る。破いて捨てるのは簡単だが、唯一の情報源だ・・・・・我慢しろ我慢しろ我慢しろ・・・・・


『詳しいことはお前のつけてる指輪に聞け☆  敬具』


破った。


捨てた。


踏みつけた。


それでも俺は悪くない。


にしても指輪?


この某黄金騎士のあれに似てるのしか無いわけだが・・・・・


『よう。』


・・・・・


・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・!?


「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」


『○ポンジボブ乙』


別に驚いたから言ったわけじゃないけど、この○ルバさん(仮)、ネタが分かっていらしゃるようで。



*****



『・・・・・落ち着いたか?』


「いや、ネタに走っただけだから。」


本当にね。いや絶対驚いたりしてないから。


『その割にはマジで驚いてたけどな。ははは・・・・・』


黙るがよい。


「まあとりあえず、説明プリーズ。」


『ん?ああ!そうだったそうだった。まずは・・・・・この世界についてだな。まあ、あれだ。古き良きといった・・・・・何だっけ?』


「ファンタジー?」


『ああ!それだそれだ。でよ、この世界でお前は・・・・・ファンタジーな物語が生まれるきっかけやら物語を作ってくれってことだ。』


「作らなかったら?」


『何のペナルティも発生はしねーけどな。まあ、それを逆手にとって、現代と同等の幻想もくそも無い世界にしてからクトゥルフ的生物大侵攻とかやるやつもいるぐらいだしな。』


「?他にも俺みたいなのがいるのか?」


転生者的なのが。


『いるぞ?もっともほかの世界だがな。この世界には何もしてこねーさ。』


「なんでそう言い切れるんだ?」


『あのなー。ほら、あの天ぷらだかテンプレだかの神様いるだろ?あれさぁ、今のお前みたいな立場だからなぁ。』


・・・・・えーと?つまり?


「俺、テンプレの神様?OK?」


『まあそんなとこだ。転生者を放り込みたいなら自分で見繕えってこった。』


チート通り越してしてるやん・・・・・。


・・・・・?


「いやちょっと待て、俺転生者。ここはいい?」


『おう?』


「じゃあなんで俺テンプレの神様?」


『先代・・・・・っつーよりもさっきの手紙の送り主だな。飽きたから、転生者に何もかも全部押し付けたからな。つまるところお前にだ。理解したか?』


・・・・・。


「そうなのかー。」


『とりあえずは、今の立場は理解できたよな?能力に関しての説明行くぞ。』


「そうなのかー。」


『まず一個目なんだが・・・・・』


「そうなのかー。」


『・・・・・。』


「そうなのかー。」


『・・・・・ロールキャベツは青色になるまで煮込めば美味しくなるらしい。』


「そうなのかー。」


『おい!』


「うぉ!?なんだよいきなり?」


『こっちのセリフだ!ちゃんと聞いとけよ!』


「す・・・・・すまん。」


『話がそれたけどな、能力の説明だけどな、ぶっちゃけた話がこうあって欲しいやらこんな物が欲しい、あんな物は壊れてしまえとか思ってツルハシふるえばそれだけでいい。』


「ずいぶんと大雑把だな・・・・・。」


『仕方ねえって。まあ勇者と魔王任命能力は最初っからあるけどな?それ以外のものが欲しいなら自分に向けてツルハシ振るえと、さ。』


「よし、大体分かったし、そろそろ移動するか。」


さぁ、俺の異世界生活が・・・・・


『あ、ちょっと待ってくれ。』


「何だよ、人がせっかく決めようとしてる時に。」


空気が読めんのか、このガラクタめ。


『何かむかつくこと考えられた気がするが、名前だよ、名前。教えてくんなきゃどう呼んでいいかわかんねーだろ?あと俺の名前も頼む。』


「名前か・・・・・。俺は・・・・・そうだな。俺がこうなるまでの名前が雨宮時雨(あまみやしぐれ)だったから、シグでいいかな?」


『シグか?わかった。で、俺の名前は?』


「スカル。」


『安直だな・・・・・。ま、いっか。よろしくな。シグ。』


さあ、俺の異世界生活のスタートだ!

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