不安と一緒に生きる
私は昔から人見知りだった。
初めて会う人と話すのは苦手で、できるだけ目立たないように過ごしてきた。
けれど、それでも仕事は続けられていたし、大きく休むこともほとんどなかった。
長い時間働き、毎日をなんとかこなしていた。
二年ほど前、心療内科で「パニック障害」と言われた。
突然、胸がざわざわして落ち着かなくなり、動悸がして「このままどうにかなってしまうのではないか」
と思うような発作が起きる。
人混みや仕事中、何でもない時にも不安が押し寄せてくることがある。
その後、病院を変えた。
新しい先生は、私の話を聞いた後に「躁うつなど、色々混じっているね。中華のランチセットみたいな感じ」と言った。
少し変わった例えだったので今でも覚えている。
確かに調子がいい日はある。
気分が軽く、動けて、前向きに考えられる。これなら大丈夫かもしれないと思う。
けれど、その反対の日もある。
体が鉛のように重く、だるくて起き上がれない。何かをしなければと思っても、体が動かない。
以前の自分と比べてしまう。
前はできていたのに。
前はもっと働けていたのに
そんな思いが、いつも心のどこかにある。
今は仕事の日数も時間も減らしている。それでも休んでしまう日がある。職場は理解しようとしてくれているし、責められているわけではない。
それなのに私は「迷惑ばかりかけて申し訳ない」と
感じてしまう。
一番つらいのは、家族にあまり理解されていないと感じることかもしれない。
怠けている訳ではない。
休みたくて休んでいるわけでもない。
本当は普通に働きたいし、普通に過ごしたい。でも、
その「普通」が私には難しい日がある。
その苦しさをうまく伝えられない。
最近よく考える。
このまま今の職場にいた方がいいのか。それとも環境を変えた方がいいのか。
答えはまだ出ない。
変われば楽になるかもしれない。でももっと悪くなるかもしれない。そんな不安ばかりが頭に浮かぶ。
未来を考えると正直、希望より不安の方が大きい。
私は「もう嫌だ」と投げ出したい時がある。
でも、本当は理解してほしい。安心したい。
無理をしすぎずに生きていきたい。
できなくなった事ばかり見てしまうけど、
減らしながらでも働いている。苦しくても病院に通っている。不安を抱えたまま、今日まで生きている。
それは決して当たり前の事ではない。
未来はまだ見えない。
それでも、見えないまま一歩ずつ進もうとしている
自分を、いつか少しだけでも認められたらいいと思う。




