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38.やっぱり

姉貴と俺と、順番に検査して貰って、終ったら午後3時を過ぎていた。

「先生。あの時、既に知ってたでしょ、俺のこと。」

「知ってた。お似合いよ。籍入れたの?」


======== この物語はあくまでもフィクションです =========


============================================

==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==



山並郁夫とは、俺のこと。

俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。

長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。

ところが、人生、思ったようにはいかない。


だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。

「影の正義の味方」になるのだ。

大文字伝子様の為に。


闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。

それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。

超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。


2月3日。午後1時。俺は、姉貴の要望で、件の眼科クリニックに行った。

姉貴と俺と、順番に検査して貰って、終ったら午後3時を過ぎていた。

「先生。あの時、既に知ってたでしょ、俺のこと。」

「知ってた。お似合いよ。籍入れたの?」

やっぱり。

「入れました。俺は、仕事の都合で通い婚だけど。」

「やましいことしていないんだから、いいんじゃない?2人とも異常なしよ。4ヶ月後にまた来なさい。予約は電話でね。」


帰りに、スーパーで買物しようとしたら、様子が変だった。

出口外でたむろしているおばさんに尋ねてみた。

「どうしたの?」「強盗よ。警察、早く来ないかしら?」

「強盗・・・人質、いるの?」「売り場主任と店長。」


俺は、姉貴に待機するように言って、中に入った。

掃除道具コーナーに行き、箒を取って、陳列棚の陰にいる中津興信所所員のそばに行き声を掛けて俺は跳んだ。「肩、借りるよ!!」

一気に強盗の近くに行き、箒で拳銃を叩き落した。

ナイフを取り出し、ヒヤッとしたが、ある男が手首を捻って強盗をねじ伏せた。

中津所長だった。

警官隊が雪崩込んで来た。

俺に手錠をかけようとする警察官がいたが、所長が「違うよ。」と言い、警官隊と一緒に来た中津警部が「違うよ。」と、警察官を諌めた。


俺と、中津興信所の連中は、お互い知っているが、敢えて黙っていた。

その代わり。中津警部が「ご協力感謝します。」と言い、一礼して去った。


外に出ると、姉貴が泣きそうな顔をして待っていた。

「食事してから帰るよ。ほら。」

俺は、釜揚げしらすと、沢山のお土産を貰っていた。

野次馬から拍手が起こった。


こんな日もわるくないな。


―完―



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