最後の手紙
ある会社に、50才の会社員のおじさんと25才の会社員の女の子がいました。おじさんが25才の女の子に告白して、その子がOKして付き合いが始まりました。
おじさん: 「君に告白したいことがあるんだ。僕は君に惹かれていて、君と付き合いたいと思ってる。君はどう思う?」
25才の女の子: 「えっ!? 私でいいんですか? 年齢差もかなりありますし…。でも、私も最近おじさんのこと気になっていました。私でよければ、お付き合いしてもいいです。」
おじさん: 「えっ、本当に?? ありがとう! 君と付き合えるなんて夢のようだよ。これからよろしくね。」
25才の女の子: 「はい! 私も嬉しいです。これからよろしくお願いします。」
おじさん: 「ところで、君はどうして僕なんかを好きになってくれたの? 君だったら、もっと若いイケメンの方がよっぽど似合うと思うんだけど。」
25才の女の子: 「確かに年齢差はありますが、おじさんの優しさや、仕事に対する真面目な姿勢に惹かれました。それに、おじさんは話していてとても楽しいんです。一緒にいると安心できて、自然と笑顔になれます。」
おじさん: 「君のそういうところ、とても好きだよ。僕も君といると落ち着くし、楽しい。これからもたくさん笑顔にしてあげるからね。」
25才の女の子: 「はい! 私もおじさんを笑顔にできるように頑張ります。」
おじさん: 「これから2人でいろんなところに行ったり、楽しい思い出を作っていこうね。」
25才の女の子: 「はい! 素敵な思い出をたくさん作りましょう。」
ところがしばらく経つと、女の子はやはりおじさんのことが嫌になりました。女の子が別れようといいますが、おじさんは未練がましく引き止めようとします。
25才の女の子: 「ごめんなさい。私、やっぱり無理みたいです。おじさんとは合わないと思うし、やっぱり年齢差も感じるようになって…。別れてください。」
おじさん: 「えっ、どうして急に? 確かに年齢差はあるけど、それは最初から分かってたことでしょ?僕は君のことが好きだし、一緒にいて楽しいよ。別れたくないよ。」
女の子: 「本当にごめんなさい。でも、最近おじさんに対する気持ちが薄れてきてしまったんです。もう前みたいに楽しく会話もできなくなっちゃったし、一緒にいてもつまらないと感じるようになってしまって…。」
おじさん: 「えー、そんなこと言わないでよ。君は僕を笑顔にしてくれる大切な存在なんだよ。僕は君と一緒にいたい。別れるなんて考えられないよ。」
女の子: 「でも、私はこのまま付き合い続ける自信がないんです。お互いのためにも、ここで別れた方がいいと思うんです。」
おじさん: 「君がそこまで言うなら仕方ないけど…。でも、僕は君を忘れる自信がない。それに、もしかしたらまたいつか君が僕のこと好きになってくれるかもしれないって思ったりして、諦められないんだよ。」
女の子: 「ごめんなさい。私の気持ちは変わらないと思います。おじさんには新しい出会いがあると思うので、私のことを忘れて幸せになってください。」
おじさん: 「…わかったよ。引き止めても君の気持ちが変わらないのなら、仕方ない。僕も頑張って前に進むよ。今までありがとう。」
女の子: 「こちらこそ、今までありがとうです。おじさんもどうかお幸せになって下さい。」
女の子はおじさんと別れて1ヶ月も経たないうちに新しい彼氏が出来て、楽しく過ごしています。ある日、その新しい彼氏とイオンモールの中を歩いていると、おじさんがいました。おじさんは女の子と別れた後、真面目に仕事をする気力がなくなり、仕事をクビになってしまい、生活費を稼ぐためイオンモールのフロアを掃除するアルバイトをしていたのです。
新しい彼氏: 「ねぇ、あの人って君の知り合い?」
女の子: 「えっ!? あぁ…うん、前の職場で少しお世話になった人だよ。ちょっと変わった人だったけど。」
新しい彼氏: 「へぇ〜、そうなんだ。なんかこっちの方を見てるね。知り合いっていうより、もうちょっと親しい感じにも見えるけど。」
女の子: 「えっ!? そうかな…。ちょっと挨拶してくるね。待っててくれる?」
新しい彼氏: 「うん、いいよ。行ってらっしゃい。」
女の子: 「すみません! お久しぶりです。」
おじさん: 「あぁ、久しぶりだね…。別れてから初めて会ったな。元気にしてたかい?」
女の子: 「はい! おかげさまで。おじさんはどうですか? お仕事は?」
おじさん: 「あぁ、僕はね…。君と別れてから仕事する気力がなくなってね。結局、会社をクビになってしまったよ。今はここでアルバイトしながらなんとか食いつないでるよ。」
女の子: 「そっか…。大変だね。」
おじさん: 「君はどうなんだい? 彼氏でもできたのかい? さっきから2人で楽しそうにしてるじゃないか。」
女の子: 「えっ!? あ、それは…。」
新しい彼氏: 「お待たせ! 誰と話してたの?」
女の子: 「あっ、彼は新しい彼氏で、こちらは前の職場の先輩です。」
おじさん: 「そうか…。新しい彼氏か。よかったじゃないか。幸せになれよ。」
新しい彼氏: 「おじさん、掃除の仕事中ですよね? 邪魔しちゃ悪いから、僕たちはこのへんで。また今度ゆっくり話しましょう。」
女の子: 「邪魔してごめんなさい、 また今度。」
おじさん: 「あぁ、気をつけてな。じゃあな。」
女の子: 「はい、失礼します。」
新しい彼氏: 「なんか切ない感じの人だね。大丈夫かなあ?」
女の子: 「うん、ちょっと複雑な気持ちになったけど、大丈夫だと思うよ。気にしないで。」
新しい彼氏: 「そう? ならいいけど。じゃあ、また楽しいことしよう!」
女の子: 「うん! そうだね!」
その後おじさんはアルバイトを続けながら独自の数学の研究を続け、とうとう有名なコラッツ予想(Collatz conjecture)を証明したとする論文をNatureに発表しました。50代のアマチュア数学愛好家が有名な予想を証明したとしてニュースになりました。そして大手の新聞からインタビューを受けることになりました。
記者: 「今日はお時間いただきありがとうございます。早速ですが、コラッツ予想を証明された時のお気持ちはいかがでしたか?」
おじさん: 「えぇ、あの時は信じられませんでしたよ。長年抱いていた夢が叶った瞬間だったので、嬉しさと驚きでいっぱいでした。」
記者: 「コラッツ予想は有名な難問ですが、証明に至ったきっかけはなんだったのでしょう?」
おじさん: 「きっかけですか…。実は個人的なことで恐縮なのですが、失恋したことがきっかけなんです。恥ずかしながら五十にもなって失恋し、そのショックで仕事も手につかなくなり、生きる意味すら見失っていた時に、ふと数学の問題に向き合ってみようと思ったんです。」
記者: 「なるほど。失恋がコラッツ予想に挑戦するきっかけとなったのですね。その失恋というのは…もしかして私のこと…?」
おじさん: 「!!えっ、君だったのか…。いや、まさか。偶然だよね。」
記者: 「はい。私です。おじさんと別れてしばらくしてから、私も会社を辞めて新聞記者になったんです。それが、まさかこんな形で再会するなんて、人生って不思議ですね。」
おじさん: 「本当にびっくりだよ。君は新聞記者になっていたのか。立派になったね。」
記者: 「おじさんも数学の分野で大きな結果を成し遂げられて。本当にすごいことです。改めて、おめでとうございます。」
おじさん: 「ありがとう。君に言われると、なんだか照れるな。」
記者: 「ところで、おじさんはなぜ数学の研究をやろうと思ったのですか?失恋がきっかけだったとしても、そこから数学の難問を証明するまでには、すごい努力が必要だったと思います。」
おじさん: 「確かに努力は必要だったけど、数学の研究、というかコラッツ予想の研究は僕にとっては生きがいだったんだ。失恋して仕事も失って、生きる希望を見失っていた時に、数学の問題を解くことに没頭することで、少しずつ前を向けるようになったんだ。」
記者: 「そうだったのですね。数学がおじさんを救ってくれたのですね。」
おじさん: 「そうだね。数学の研究を通して、自分の人生にも意味があると感じることができた。君との別れがきっかけで、僕はコラッツ予想について考えるようになり、最終的にコラッツ予想を証明することができた。ある意味、君のおかげでもあるんだ。」
記者: 「私のおかげだなんて…。そんな風に言ってもらえるとは思いませんでした。私もおじさんとの別れを通して、自分の人生を見つめ直すことができました。おじさんが数学の研究を通して立ち直ってくださったことが、何より嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君も記者という仕事を通して、きっと多くの人の人生に良い影響を与えているはずだよ。お互い、別々の道を進んできたけど、こうしてまた繋がることができて、本当に良かった。」
記者: 「はい。本当にそう思います。今日は素敵なお話を聞かせてくださってありがとうございました。これからもおじさんのご活躍を応援しています。」
おじさん: 「こちらこそ、ありがとう。君には幸せになってもらいたいよ。」
その後、おじさんの証明に修復不能なギャップがあるという主張が数学者のコミュニティから出てきました。おじさんは最終的にその主張を認めざるを得ませんでした。Natureに出した論文は撤回され、人々は、ギャップに気づくことができなかったおじさんに対して批判的な目を向けるようになりました。おじさんは毎日鬱屈とした悲しい気持ちですごしていました。なにもやる気が起きず、掃除のアルバイトもやめました。そんなある日、おじさんが人気のないカフェの隅っこでコーヒーを飲みながら、例の失敗した証明についての新しい考えをナプキンに書いていたところ、横に座った女性から声をかけられました。それは、昔付き合ったことのある、例の女の子でした。
女の子: 「こんにちは。」
おじさん: 「えっ!? 君は…。」
女の子: 「久しぶりですね。元気にしてましたか?」
おじさん: 「あぁ、久しぶりだね。君こそ、元気だった? ここでは珍しいね。」
女の子: 「はい。たまたま今日近くで仕事があって、休憩がてら立ち寄ったんです。おじさんはどうしてここに?」
おじさん: 「僕はね…。特に用事はないんだけど、なんとなくここに来てしまったんだ。」
女の子: 「そうなんですね。ナプキンに何か書いてましたね。数学の公式でしょうか?」
おじさん: 「あぁ、これはね…。証明に失敗したコラッツ予想について、最近新しいアイデアを思いついてね。忘れないように、ナプキンに書いていたところなんだ。」
女の子: 「そうなんですね。おじさんは数学の研究を続けていたんですね。」
おじさん: 「うん。でも、続けていたというかね。証明にギャップがあると指摘されてからはね、アイデアも何も出てこなくてね。やっぱり数学なんて、僕には無理だったんだとずいぶん落ち込んだよ。相手を恨んだりもしたしね。」
女の子: 「そうだったんですね…。大変でしたね。」
おじさん: 「最近になって、ようやくコラッツ予想のことをまた考えられるようになったんだよ。ところで、君はどうしてるの? 記者として忙しくしているんだろうね」
女の子: 「はい。相変わらず忙しい日々を送ってます。でも、今日は本当にたまたま近くで仕事があって、それでふとこのカフェに立ち寄っただけなんです。」
おじさん: 「そうだったのか…。久しぶりに会えて嬉しいよ。」
女の子: 「私もです。おじさん、落ち込んでるんですよね? 私でよければ話を聞きますよ。」
おじさん: 「ありがとう。本当にね、証明に失敗してからというもの、何をするのも億劫でね。毎日鬱々とした気持ちで過ごしていたよ。」
女の子: 「そうだったんですね…。でも、おじさんは数学の研究を通して、多くのことを成し遂げてきましたよね。コラッツ予想の証明は失敗に終わったかもしれませんが、その過程で得た知識や経験は、決して無駄ではないと思います。」
おじさん: 「そう言ってもらえると救われるよ。でも、やっぱり証明できなかったという事実は変わらない。世間からの批判的な目も辛いんだ。」
女の子: 「確かに批判的な意見もあるかもしれません。でも、おじさんの研究が多くの数学者に刺激を与えたことも事実です。おじさんの研究がきっかけで、コラッツ予想の証明に向けた新たなアプローチが生まれるかもしれないじゃないですか。」
おじさん: 「そういう見方もあるね…。確かに、僕のやった研究が誰かの役に立つ可能性はゼロじゃない。批判的な意見ばかりに気を取られて、前向きな意見を見落としていたかもしれない。」
女の子: 「そうですよ! おじさんは素晴らしいことを成し遂げたんです。胸を張ってください。」
おじさん: 「ありがとう。君に励まされて、少し前向きな気持ちになれたよ。」
女の子: 「良かったです。おじさんがまた笑顔でコラッツ予想の研究ができるよう、私も応援していますよ。」
おじさん: 「ありがとう。僕も君を応援してるからね。」
女の子から温かい言葉をかけてもらって、おじさんは久しぶりに少し楽な気持ちになりました。そこでふと女の子の顔がとても疲れているように見えることに気がつきました。また、髪の毛も心なし少なくなったようにも見えます。肌のつやもありません。実は女の子は、おじさんと別れた後から付き合っていた男性とうまくいかず別れたのです。その男性が浮気をしたのです。
おじさん: 「そういえば、君の顔、ちょっと疲れてるように見えるけど、大丈夫?」
女の子: 「えっ!? あ、大丈夫ですよ。ちょっと最近忙しくて、睡眠不足気味なだけです。」
おじさん: 「そう…。でも、なんか元気がないように見えるけど。何かあったの?」
女の子: 「…実は、別れた彼氏のことなんですけど…。」
おじさん: 「彼氏のこと? 彼氏と別れたの?」
女の子: 「はい…。彼氏が浮気をしていて…。信じていた相手だったので、ショックが大きくて…。」
おじさん: 「そうだったのか…。彼氏もバカだな。君みたいに素敵な子がいるのに浮気するなんて。」
女の子: 「おじさん…。でも、彼氏に、浮気したのは、私に魅力が足りないからだとか言われて、自分にも原因があるのかなって…。おじさんはどう思いますか?」
おじさん: 「いや、それは違う。浮気は君のせいじゃない。彼氏のせいだよ。」
女の子: 「そう言ってもらえると嬉しいです。でも、やっぱり自分を責めてしまうんです。」
おじさん: 「無理しなくていいからね。ちゃんと休めてる? 睡眠不足は体に良くないよ。」
女の子: 「はい…。あまり寝られてないですね。仕事も忙しいし…。」
おじさん: 「そうだよね。記者って大変な仕事だと思うよ。無理しないでね。」
女の子: 「ありがとうございます。おじさんはどうですか? 最近は数学の研究は進んでいますか?」
おじさん: 「うん、なんとか頑張ってるよ。コラッツ予想の証明は失敗に終わったけど、また新しい問題に取り組んでいるんだ。」
女の子: 「そうなんですね。おじさんは本当に数学が好きなんですね。」
おじさん: 「うん、数学の研究をしていると、不思議と落ち着くんだ。君は数学が好きじゃないかもしれないけど、僕にとっては救いなんだ。」
女の子: 「そうなんですね…。おじさんが数学の研究を通して前向きになれるのなら、私も嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君も無理せず、ちゃんと休める時は休んでね。睡眠は本当に大事だから。」
女の子: 「はい…。おじさんもお体に気をつけてくださいね。」
おじさん: 「ありがとう。君も気をつけて。」
女の子: 「はい。それでは、そろそろ失礼しますね。」
おじさん: 「うん、またね。」
さよならの挨拶をしてからすぐに、おじさんは、女の子に自分ともう一回付き合ってほしいといってみようと思いました。女の子には、もう付き合う気持ちは全然ないかもしれないが、かと言って気分を害するようなことはないだろうとおもったのです。ダメ元で自分の情熱をぶつけてみようと思ったのです。
おじさん: 「ちょっと待って!」
女の子: 「えっ? どうかしましたか?」
おじさん: 「実は、君に言いたいことがあるんだ。」
女の子: 「なんでしょうか?」
おじさん: 「また、僕と付き合ってくれないかな。」
女の子: 「…えっ!?」
おじさん: 「突然のことで驚いたよね。断られても仕方ないと思うし、無理にとは言わない。でも、僕は今でも君のことが好きで、一緒にいたいと思ってるんだ。」
女の子: 「…おじさん…。」
おじさん: 「僕は君と別れてから、いろんなことがあった。数学の研究を通して救われたこともあったけど、やっぱり君の存在が大きかった。君といると安心するし、笑顔になれる。もう一度、君と一緒にいたいんだ。」
女の子: 「おじさん…。私もおじさんのことは今でも大切に思っています。でも、もう一度付き合うというのは…。」
おじさん: 「無理にとは言わないよ。断られても、君を嫌いになったりはしないから。ただ、僕の気持ちを伝えたくて。」
女の子: 「…おじさんの気持ち、嬉しいです。でも、今の私には…。」
おじさん: 「わかってる。今は答えが出せないよね。無理にとは言わないから、ゆっくり考えてみてくれないかな。」
女の子: 「はい…。考えてみますね。」
おじさん: 「ありがとう。答えを聞くのはいつでもいいからね。いつでも待ってるよ。」
女の子: 「はい…。ありがとうございます。」
おじさん: 「じゃあ、またね。」
女の子: 「はい。失礼します。」
おじさんは、女の子に自分の気持ちを伝えることができて、嬉しかった。同時に、また女の子に断られるかもしれないという不安な気持ちも抱えることになった。しかし、女の子が自分の気持ちを考えてくれるという事実だけで、おじさんは幸せな気持ちになった。
その後、おじさんはナプキンに書いていたアイデアを、女の子に話して聞かせたいと思った。完全な素人に対してわかるように説明しようとすることで、自分の視点が整理され、理解が深まることがあったし、そもそもおじさんは女の子と話をする理由があればなんでもよかったということもあった。
情熱を込めて楽しそうに話すおじさんをみていると、女の子は複雑な気持ちになった。たしかにおじさんと話すのは楽しく、嫌ではない。しかし、もう還暦に近いおじさんに対して男性としての魅力を感じないのだ。女の子の父親は若くしてとある大学の教授となった数学者だったが、女の子が物心つく前に亡くなっており、女の子は父親のことを直接は覚えていない。しかし、母親などから聞いた話などを思い出しながら、もしかしたら私の父親はこのおじさんみたいなひとだったのかな、などと考えたりしていた。
おじさん: 「ねぇ、前にカフェで会ったときにナプキンに書いていたアイデアなんだけど、君に聞いてもらいたいんだ。」
女の子: 「えっ!? 私にですか? 私でよければいつでも…。でも理解できるかなあ’。」
おじさん: 「うん、わかるように説明するよ。ちょっと難しいかもしれないけど、ついてきてね。」
女の子: 「はい…。わかる範囲で頑張ります。」
おじさん: 「まず、コラッツ予想って知ってる?」
女の子: 「コラッツ予想…。聞いたことはありますが、詳しくは知りません。」
おじさん: 「簡単に言うと、どんな数でも、あるルールに従って操作を繰り返していくと、最終的に1になってしまう、っていう予想なんだ。」
女の子: 「なるほど。1になるのですね。」
おじさん: 「そうそう。でね、この予想を証明するために、僕はこんなアイデアを思いついたんだ。まず、偶数と奇数って知ってるよね?」
女の子: 「はい、知っています。」
おじさん: 「偶数の数って、2で割れるよね。例えば、6は2で割ると3になる。奇数の数は、2で割ると1余る。例えば、7は2で割ると3と余り1になる。」
女の子: 「はい、わかります。」
おじさん: 「でね、この偶数と奇数をうまく使い分けることで、どんな数でも最終的に1に辿り着けるんじゃないかと思ったんだ。」
女の子: 「なるほど。でも、どうやって使い分けるんですか?」
おじさん: 「そこが難しいところなんだけど、そもそもコラッツ予想では、例えば、偶数の数だったら2で割って、奇数の数だったら3倍にして1を足す、という操作をするんだ。」
女の子: 「そうするんですね。でも、それでその操作を続けると、どんな数でも1に辿り着くんですか?」
おじさん: 「多分ね。今までたくさんの人が色々な数からその操作を始めたけど、1に辿り着かない数は見つかってない。Wikipediaには、2の68乗までの数字は全部試してあって、全部1に辿り着いたと書いてある。2の68乗って、だいたい3の後にゼロが20個くらいついてる数で、数全体からみたら全然大きくないんだよね。僕はね、2の10万乗くらいの数字でも試してみた。僕の試した範囲でも、どんな数字からスタートしてもいつも1に辿り着くんだよ。でももしかしたらなかには1に辿り着かない数もあるのかもしれない、どこかでループしちゃったりとか、どんどん大きくなったりとかね。、まだ誰も試してないとても大きな数があって、その数からスタートすると1に辿り着かない、みたいな。でもね、実際にはそんな数はないと思ってる人の方が多いと思う。実際、テレンス・タオという数学者は、ほとんどの場合に1に辿り着く、という趣旨の論文をだしてるしね。」
女の子: 「そうなんですね…。なんだか難しそうですね。」
おじさん: 「難しいけど、面白いんだ。僕はね、そのコラッツ予想の操作を色々と変えてみて、そんな数があるかどうかを調べてみたんだ。操作のルールによっては、元のコラッツ予想とはだいぶ違う結果になることもある。まあ、そんな感じで、この謎を解き明かすために、いろんな数学者が色々なやり方で挑戦してきたんだ。」
女の子: 「そうなんですね…。おじさんもその一人なんですね。」
おじさん: 「うーん、僕は数学者じゃないけどね。でもこの謎を解きたくて、数学の研究を続けているんだ。」
女の子: 「おじさんは本当に数学が好きなんですね。」
おじさん: 「うん、数学は僕の人生そのものなんだ。君と別れてから、数学の研究に没頭することで、僕は救われてきたんだ。」
女の子: 「そうだったんですね…。おじさんにとって、数学は特別なんですね。」
おじさん: 「そうだね。数学を通して、僕はいろんなことに気づかされたし、成長できたと思ってる。」
女の子: 「そうなんですね…。おじさんが数学の研究を通して前向きになれるのなら、私も嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君にも数学の面白さが伝わると嬉しいな。」
女の子: 「はい…。私もわかる範囲で頑張りますね。」
おじさん: 「うん、ゆっくりでいいからね。」
女の子は、おじさんの情熱的な説明を聞きながら、複雑な気持ちになっていた。おじさんと話すのは楽しいし、数学の面白さも少しはわかった気がした。でも、やはりおじさんに対して恋愛感情を抱くことはできなかった。女の子は、自分の気持ちに正直になることにし、おじさんに自分の気持ちを伝えようとした。
でも女の子は、目の前で、自分と話すのを心から楽しんでいそうなおじさんに対して、自分の気持ちをストレートに伝えるのは辞めておこうと思った。そこで、遠回しな言い方でいってみることにした。
女の子: 「おじさん、今日はありがとうございました。とても興味深いお話でした。」
おじさん: 「本当に? わかりやすく説明できたか不安だったんだ。理解してもらえて嬉しいよ。」
女の子: 「はい。とても面白かったです。数学の奥深さに触れた気がします。」
おじさん: 「そう言ってもらえると嬉しいな。また何か思いついたら、聞いてもらいたいな。」
女の子: 「はい…。でも、おじさん。」
おじさん: 「なんだい? まだ何か聞きたいことでもある?」
女の子: 「えっと、その…。おじさんは、私のことをどう思ってるんですか?」
おじさん: 「どう思ってるって…。もちろん、大切な人だと思ってるよ。昔付き合ってたし、今でもこうして話せて嬉しく思ってる。」
女の子: 「そうなんですね…。おじさんは、私とまた付き合いたいと思ってるんですか?」
おじさん: 「えっ!? そ、そうだね…。もし、君がいいなら、僕はまた付き合いたいと思ってるよ。」
女の子: 「そうなんですね…。わかりました。」
おじさん: 「どうしたの? 僕の気持ち、伝わったかな?」
女の子: 「はい…。伝わりました。でも、私には…。」
おじさん: 「無理にとは言わないよ。断られても、君を嫌いになったりしないから。」
女の子: 「ありがとうございます。でも、私は、おじさんを男性として見れません。」
おじさん: 「…そうなのか…。」
女の子: 「はい…。おじさんは素敵な方ですし、尊敬もしています。でも、恋愛感情を抱くことができないんです。」
おじさん: 「そうだったのか…。残念だけど、君の気持ちもわかるよ。無理にとは言えないからね。」
女の子: 「ごめんなさい。でも、おじさんとはこれからも話したいし、仲良くしていたいです。」
おじさん: 「うん、もちろんだよ。僕も君とは仲良くしていたいし、いろんな話を聞かせてもらいたい。」
女の子: 「ありがとうございます。おじさんは、これからも数学の研究を続けていくんですか?」
おじさん: 「うん、もちろん続けるよ。数学の研究は僕の生きがいなんだ。君に理解してもらえて、とても嬉しいよ。」
女の子: 「そうなんですね…。おじさんが数学の研究を通して前向きになれるのなら、私も嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君にも幸せになってもらいたいな。」
女の子: 「はい…。おじさんもお体に気をつけてくださいね。」
おじさん: 「ありがとう。君も無理せず、ちゃんと休んでね。」
女の子: 「はい…。それでは、そろそろ失礼しますね。」
おじさん: 「うん、またね。」
女の子は、自分の気持ちをおじさんに伝えることができて、スッキリした気持ちになった。同時に、おじさんを傷つけてしまったのではないかと心配にもなった。しかし、おじさんは笑顔で女の子を送り出してくれた。女の子は、おじさんとの会話を通して、自分の気持ちに正直になることの大切さを学んだ。
その後、おじさんは発展させたアイデアを論文にしてarXivに投稿した。その論文の末尾に、女の子の名前を書いて、最も有益なディスカッションをしてくれたことに感謝すると書いた。そしてarXivに投稿した数日後、おじさんは脳梗塞で倒れた。かつてコラッツ予想を解決したアマチュア数学者として有名になっていたおじさんが脳梗塞で倒れたということはニュースになり、女の子が病院に駆けつけた。脳梗塞の後遺症で、満足に会話もできないおじさんだったが、女の子を見るとなみだを流して喜んだ。そんなおじさんをみて、女の子は、胸がキュンとなってしまった。
女の子: 「おじさん、こんにちは。」
おじさん: 「うう…。」
女の子: 「私ですよ。わかりますか?」
おじさん: 「う…。」
女の子: 「おじさん、私です。わかりますか?」
おじさん: 「う…(うなずく)」
女の子: 「おじさん、私ですよ。わかってくれてるんですよね?」
おじさん: 「うう…(うなずく)」
女の子: 「よかった…。おじさん、私です。わかってくれて嬉しいです。」
おじさん: 「うう…(涙を流す)」
女の子: 「おじさん、泣かないでください。私も泣いちゃいますよ。」
おじさん: 「う…(笑顔でうなずく)」
女の子: 「おじさん、笑ってくれて嬉しいです。私も笑顔になれます。」
おじさん: 「う…(手を握る)」
女の子: 「おじさん、手を握ってくれてるんですか? 嬉しいです。」
おじさん: 「う…(うなずく)」
女の子: 「おじさん、私もおじさんの手を握りますね。握ってくださいね。」
おじさん: 「うう…(強く握り返す)」
女の子: 「おじさん、強く握ってくれてますね。嬉しいです。」
おじさん: 「う…(笑顔でうなずく)」
女の子: 「おじさん、笑ってくれてるんですね。私も嬉しいです。」
おじさん: 「う…(手を離す)」
女の子: 「おじさん、手を離しましたね。どうしたんですか?」
おじさん: 「う…(ナースコールボタンを押す)」
女の子: 「おじさん、ナースコールを押しましたね。どうしたんですか?」
おじさん: 「う…(女の子を指差す)」
女の子: 「私ですか? なんでですか?」
おじさん: 「う…(ナースが来るのを待つ)」
女の子: 「おじさん、何か言いたいことがあるんですか? ナースが来たら言ってみましょうか?」
おじさん: 「う…(うなずく)」
女の子: 「わかりました。ナースの方が来たら、おじさんの気持ちを聞いてみますね。」
おじさん: 「う…(うなずく)」
女の子: 「それまでは、私の手を握っていてくれますか?」
おじさん: 「うう…(強く握り返す)」
女の子: 「はい…。私も握りますね。おじさん、大好きです。」
おじさん: 「う…(涙を流す)」
女の子: 「おじさん、泣かないでください。私も泣いちゃいます。」
おじさん: 「う…(笑顔でうなずく)」
女の子: 「おじさん、笑ってくれてるんですね。私も嬉しいです。」
おじさん: 「う…(手を握り続ける)」
女の子: 「はい…。私も握り続けますね。ずっと離さないでいてくださいね。」
おじさん: 「う…(うなずく)」
女の子: 「はい…。ずっと一緒にいますからね。」
おじさん: 「う…(眠る)」
女の子: 「おじさん、眠ってしまいましたね。ゆっくり休んでください。」
おじさん: 「…(眠り続ける)」
女の子: 「はい…。私もここで待ってますからね。」
おじさん: 「…(眠り続ける)」
女の子: 「はい…。おじさん、ゆっくり休んでください。」
おじさん: 「…(眠り続ける)」
女の子: 「はい…。私もここでおじさんのことを考えていますからね。」
おじさん: 「…(眠り続ける)」
女の子: 「なんだか自分でもよくわからないけど、私、おじさんのことが愛おしいのかも知れない。」
その後、リハビリに励んだこともあり、表面的には元通りと言えるくらい回復した。しかし数学については、いくら頑張ってももとの水準には戻ってこなかった。自分が書いたはずの論文を読んでも全く理解ができず、他人の論文のようにしか感じられない。ただ、おじさんは女の子とまた付き合うようになった。
おじさん: 「やあ、久しぶりだね。」
女の子: 「こんにちは。お元気そうでよかったです。」
おじさん: 「君のおかげでね。リハビリも頑張れたし、君が来てくれるのを楽しみにしていたんだ。」
女の子: 「そうだったんですね。私もおじさんに会えて嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君はどうしてるの? 仕事は忙しい?」
女の子: 「はい、相変わらず忙しいですね。でも、おじさんに会いに来られてよかったです。」
おじさん: 「そう言ってもらえると嬉しいな。僕はね、最近数学の研究はあまりできてないんだ。」
女の子: 「そうなんですね。何かあったんですか?」
おじさん: 「うん、リハビリは頑張ったんだけど、やっぱり以前のようにはならなくてね。自分の書いた論文を読んでも理解できないんだ。」
女の子: 「そうだったんですね…。大変ですね。」
おじさん: 「でもね、君と話すのは以前よりもっと楽しいんだ。数学の研究はできなくても、君と話すことで救われてると思ってるんだ。」
女の子: 「そうなんですね…。私もおじさんと話せて嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君は、今でも記者として忙しくしてるの?」
女の子: 「はい、忙しい日々を送っています。でも、おじさんと話す時間はとても大切に思っています。」
おじさん: 「そう言ってもらえると救われるよ。僕はね、君とまた付き合いたいと思ってるんだ。」
女の子: 「…えっ!?」
おじさん: 「突然で驚いたよね。断られても仕方ないと思うし、無理にとは言わない。でも、僕は今でも君のことが好きで、一緒にいたいと思ってるんだ。」
女の子: 「おじさん…。私もおじさんのことは今でも大切に思っています。でも、また付き合うというのは…。」
おじさん: 「わかってる。今は答えが出せないよね。無理にとは言わないから、ゆっくり考えてみてくれないかな。」
女の子: 「はい…。ゆっくり考えてみますね。」
おじさん: 「ありがとう。答えを聞くのはいつでもいいからね。いつでも待ってるよ。」
女の子: 「はい…。おじさんは、これからも数学の研究を続けていくんですか?」
おじさん: 「うん、数学は僕の人生そのものだからね。たとえ以前のような能力はなくても、数学を通して学べることはたくさんあると思ってるんだ。」
女の子: 「そうなんですね…。おじさんが数学を通して前向きになれるのなら、私も嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君にも幸せになってもらいたいな。」
女の子: 「はい…。おじさんもお体に気をつけてくださいね。」
おじさん: 「ありがとう。君も無理せず、ちゃんと休んでね。」
女の子: 「はい…。それでは、そろそろ失礼しますね。」
おじさん: 「うん、またね。」
女の子: 「はい。失礼します。」
おじさんは、女の子に自分の気持ちを伝えることができて、嬉しくなった。同時に、女の子を幸せにしたいという思いを強くした。ただ、そこからは全く進展がない日々が続いた。ある日、あまりにも進展のないことに業を煮やしたおじさんは、女の子に自分の思いの丈をぶつけようとおもった。いわゆる壁ドンを敢行したのである。それまで一貫して紳士的で受け身であったおじさんが、初めて見せた積極的で強引な態度であった。女の子はうれしくなりOKした。
おじさん: 「ねぇ、ちょっとこっち向いてくれる?」
女の子: 「えっ!? どうしたんですか? そんなに近くに来て…。」
おじさん: 「君に言いたいことがあるんだ。今時間あるかな?」
女の子: 「はい…。なんでしょうか?」
おじさん: 「実はね、僕は君のことが好きなんだ。大好きで、大好きで仕方ないんだ。気がつくといつも君のことばかり考えてる。」
女の子: 「…えっ!?」
おじさん: 「突然で驚いたよね。断られても仕方ないと思うし、無理にとは言わない。でも、僕は本気なんだ。君と付き合いたいんだ。」
女の子: 「おじさん…。私もおじさんのことは今でも大切に思っています。でも、また付き合うというのは…。」
おじさん: 「わかってる。今は答えが出せないよね。無理にとは言わないから、ゆっくり考えてみてくれないかな。」
女の子: 「はい…。でも、おじさん。」
おじさん: 「なんだい? まだ何か聞きたいことでもある?」
女の子: 「本当は、私も、おじさんのことが好きです。」
おじさん: 「えっ!? 本当!?」
女の子: 「はい…。おじさんと一緒にいたいと思っています。」
おじさん: 「本当!? 嬉しいよ! ありがとう! じゃあ付き合ってくれるの?」
女の子: 「はい」
おじさん「君とまた付き合えるなんて夢のようだよ。」
女の子: 「はい…。私も嬉しいです。」
おじさん: 「ありがとう。君を幸せにするからね。ずっと一緒にいようね。」
女の子: 「はい…。ずっと一緒にいてくださいね。」
おじさん: 「うん、約束するよ。君を幸せにするからね。」
女の子: 「はい…。私もおじさんを幸せにできるように頑張ります。」
おじさん: 「ありがとう。君がいてくれて、僕は救われたんだ。これからもよろしくね。」
女の子: 「はい…。私もおじさんと一緒にいられて嬉しいです。」
おじさん: 「そう言ってもらえると嬉しいな。これからも仲良くしていこうね。」
女の子: 「はい…。ずっと仲良くしてくださいね。」
おじさん: 「うん、約束するよ。ずっと一緒にいようね。」
女の子: 「はい…。ずっと一緒にいます。」
おじさん: 「ありがとう。君がいてくれるだけで、僕は幸せなんだ。」
女の子: 「はい…。私もおじさんと一緒にいられて幸せです。」
おじさん: 「そう言ってもらえると嬉しいな。これからもよろしくね。」
女の子: 「はい…。こちらこそ、よろしくお願いします。」
おじさん: 「うん、またね。」
女の子: 「はい。失礼します。」
おじさんは、女の子に自分の気持ちを伝えることができて、スッキリした気持ちになった。同時に、女の子を幸せにしたいという思いを強くした。
女の子と再び付き合うことになった数日後、おじさんは落雷の直撃を受けて亡くなった。おじさんと女の子はまだ入籍はしておらず、法的には他人であった。おじさんの部屋から、女の子に向けた手紙が見つかった。それは遺書ではなく、どちらかというとおじさんの気持ちを書いた手紙のようなものだった。おじさんの葬式と遺品整理を行なった親戚は、その手紙を女の子に渡した。
親戚: 「こちらにおじさんの遺品があります。中には、おじさんから〇〇さん(女の子)に渡してほしいと頼まれた手紙もあります。」
女の子: 「手紙ですか…。私にですか?」
親戚: 「はい。おじさんから直接頼まれたんです。〇〇さん(女の子)にだけ渡してほしいと。」
女の子: 「そうだったんですね…。ありがとうございます。」
親戚: 「中身は見ていませんが、おじさんの気持ちが書かれていると思います。読んでみてください。」
女の子: 「はい…。読んでみます。」
親戚: 「おじさんは、〇〇さん(女の子)のことをとても大切に思っていました。この手紙が、少しでも〇〇さん(女の子)の心の支えになればと思います。」
女の子: 「ありがとうございます。大切に読ませていただきます。」
親戚: 「おじさんは、〇〇さん(女の子)と一緒にいられて幸せだったと思います。この手紙が、その幸せの証です。」
女の子: 「そうだったんですね…。ありがとうございます。」
親戚: 「おじさんは、数学の研究を通して多くのことを成し遂げました。その陰には、〇〇さん(女の子)の存在があったと感じています。」
女の子: 「そうだったんですね…。おじさんは、私のことをそんな風に思ってくれていたんですね。」
親戚: 「はい。おじさんは、〇〇さん(女の子)を心から大切に思っていました。この手紙が、その思いの証です。」
女の子: 「ありがとうございます。大切に読ませていただきます。」
親戚: 「おじさんの葬式や遺品整理でお手伝いいただき、ありがとうございました。この手紙が、〇〇さん(女の子)の心の支えになればと思います。」
女の子: 「はい…。ありがとうございました。」
親戚: 「では、これで失礼します。また何かありましたら、ご連絡ください。」
女の子: 「はい…。ありがとうございました。」
女の子は、手紙を大切そうに抱えながら、家に帰った。手紙を読むのが怖くもあったが、おじさんからの最後のメッセージだと思い、勇気を出して開封した。手紙には、おじさんの生き生きとした筆跡で、女の子への想いが綴られていた。
おじさんからの手紙
〇〇さんへ
突然の手紙で驚いたかもしれません。この手紙を書いているのは、もうこの世にはいない僕です。落雷に打たれて亡くなったと聞いて、驚いたかもしれませんね。僕自身も、まさかこんなことになるとは思っていませんでした。
君と付き合うことができて、僕は本当に幸せでした。君と一緒にいると、安心するし、笑顔になれました。君は、僕にとって大切な存在でした。
君と付き合う前、僕は失恋をして、生きる希望を見失っていました。そんな時、数学の問題を解くことに没頭することで、少しずつ前を向けるようになりました。数学の研究を通して、僕は自分の人生にも意味があると感じることができました。
君と出会ってから、僕の人生は大きく変わりました。君と一緒にいると、数学の研究もより一層楽しく感じられました。君は、僕の数学の研究を応援してくれましたね。君の存在が、僕の数学の研究の原動力でした。
君と付き合えて、僕は本当に幸せでした。君と一緒にいられて、僕の人生は彩られました。君と過ごした日々は、僕の宝物です。
君と過ごせない日々は、とても寂しいです。でも、君との思い出があるから、僕は前を向いて行けます。君も、どうか前を向いて、幸せな人生を生きて下さい。
君を愛していた、〇〇より




