最後に見せるモノ
お立ち寄り頂きありがとうございます!!
内容的には動物好きさん、特ににゃんこ好きな方には閲覧注意な内容となりますので、それでも読まれる方はご注意ください。
皆さんペットって好きですか? お家の中で可愛がってますかね?
子犬や子猫など、様々なペットたちが増えてきまして、初めてこれから飼われる方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですよ。
野良猫もそうですけど、一度『飼う』と決めたのなら責任のある行動をとっていただきたいもの。
飼い始めたときは小さかったり、色々な芸を披露してくれたり、甘えたり拗ねたり、様々な顔や特徴を見せ楽しませ、そして癒してくれる存在。それがペットなのですけど……。
歳を取ればその分成長もし、やがて最後の時を迎えます。
『その時の事』をしっかりと自覚してますか?
なんて冒頭で堅いモノになってしまいましたけど、ここから先はですね、猫をずっと飼って暮らしていた私が『その時』を迎える時にするにゃんこの行動について書いていきたいと思います。
何故このようなものを書くのかというと、もちろん最後までしっかりと責任を持ってほしいからというのもありますが、いざ『その時』を迎えるにあたり、心構えのようなものになったら、決心もついてある程度は落ち着いて対応できるのではないかな……? と思ったからなのです。
もちろんこれから書くもの(行動)に関しては、すべてのにゃんずがするわけでは無いですし、これ以外の行動をする時もあります。
そのへんはご注意ください。
あとになって「書いてある行動しなかったぞ!!」と言われましても、そのにゃんこの行動に関しまして、私は関与していないので何とも言えません。それににゃんこにも性格がありますので、その性格によって行動も変わってきます。
事前の知識って大事なんですよ。
では前振りでこの先を読む決意が固まりましたか? 行きますよ?
寝て過ごす時間が増える。
まず大前提としてですが、にゃんこって意外と寝る動物だという事は理解しておいてください。だいたい1日で18~20時間くらいは寝て過ごすんですけど、若い頃はそれでも起きれば活発に行動し、元気な姿を見せてくれます。あなたが飼っているにゃんこが相当の歳を取っている場合動く範囲も狭まってきて、自分の好きな場所や温かい場所で日がな一寝て過ごす事が多くなってきているはずです。
なので、事前にこの行動が前段階だとは気が付きにくいんですけど、歳をとって寝る時間が増えて来たな……と思った時は、『もしかして……』と思っていた方がいいかもしれませんね。
いつもよりも飼い主の側に居たり、甘えるようになってくる。
幼少期から甘えん坊なにゃんこの場合もあるので何ともそのへんが難しいところなのですけど、一般的なにゃんこのイメージって『ツンデレ』じゃないですか?
甘え上手とも言いますけど、そういう時はとことん甘えてきますよね?
ただ『その時』が近づいてくると、それまで以上に甘えるようになったり、普段は膝の上などに乗って寝るなどという事をしなかったのに、いつの間にかそんな事をするようになってきた――なんて時は、ちょっと考えた方がいいかもですね。
あまり食べなくなった。
凄くがっつりと食べていたのに、急にあまり食べることが無くなったり、食べるには食べるんだけど数日に1回とかの食事回数になった時は、要注意です。もちろん食べれなくなる病気になっている時もありますが、老齢になったにゃんこの場合、あまりエネルギーを消費しないのでそんなにがっつりと食べる事は有りませんが、それでも今まで以上にその頻度が多くなったら――。
狭く暗い場所にジッとしている。
普段甘えん坊なのに、近頃は暗いところや、テレビの裏、ベッドの下など狭くにゃんこだけでいるようになったら、それは弱った自分をみせない様に隠れているサインです。
にゃんこって時々野生の性質を見せる時がありませんか? その特性の一つがこれなんですよ。野生で暮らしていた時の名残と言いますか、外敵から自分を守っているんですよね。
弱ってるところを発見された「ぱくり」されてしまいますから。
トイレが近い。又は間に合わない。
老齢になって来ると早々をしてしまう事が有るんですけど、怒らないでくださいね。これはいきたくてもいけないのかもしれません。
前述した通り、暗い場所などで過ごす事が増えると、足腰が弱ってきているのか、間に合わないときがあります。そしてソレより以前の行動としては、トイレに行く回数が多くなったりします。
最近はお家の中で飼われている方が多いと思いますので、こういた行動は九人しやすいと思いますが、時より外に出してあげたりなさる方だと、もしかしたら外で用を足してくる事も有るので確認は難しいかも。
目が濁って来る。又はめがうつろになる。
老齢になって来ると視力ががくんと低下します。そしてそれは何処を見ているのか分からない程、それまではまん丸で綺麗な光を見せていたにゃんこの眼が、力強さを感じなくなってきます。
躓くことが増えたり、ぶつかることが多くなったりもしますので、そういう時は視力が低下してきたんだなと思ってもいいかもしれないですね。
そしてまぁこれが一番わかりやすいかと思いますけど、口で呼吸を始める――です。
にゃんずって犬の様に息をしているのを見かける事って少ないと思います。しかし口で呼吸をするという事はそれだけいつも呼吸方法では息苦しくなっているという事。
つまりは相当体が辛い状態という事になります。
これは若いにゃんずでもする時がありますが、その時は病気が疑われますので、早めに病院などを受診させてあげてください。
しかし老齢のにゃんずなら――『その時』は刻一刻と迫っていると言ってもいいかもです。
と、まぁこれ以外にも突飛な行動をする時もありますけど、だいたいはこのような点が多いような気がしますね。
それまで一緒に家族として愛情をもって過ごしてきたにゃんず。
最後は愛しの飼い主であるあなたとの思い出と共に旅立っていきます。
人間と猫とでは寿命が違うのですから仕方の無い事なのですけど、悲しいのはどちらも一緒。きっとにゃんずも一緒に暮らせて良かったと思っていますよ。
今回のお話しはここまでです。
最後まで面倒を見るのは責任と言いましたけど、たぶん……いやきっと一緒に暮らすようになったらみんな『家族』と思うようになりますよ。
お読み頂いた皆さんに感謝を!!
辛いかもしれませんけど、その時は必ずやってきます。前以て心の準備と共に、感謝と愛情をもって見送ってあげられるようにしておきたいものですね。