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第6話 CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU

俺たちは市役所につき、使い魔窓口の女性職員さんの案内を受けた。

「次の方どうぞー」


「どうも

 ちょっと使い魔に関して聞きたいことがあるんで

 すけど」


「はい、どうなさいました?」


「実は、俺に使い魔が2人現れたんですが、

 それってよくあることですかね?」


「そうですね、聞いたことがありませんね

 使い魔というのは人を導くもの

 2人もいてはそれは難しくなるでしょうから」


「ですよね〜

 でしたら、神様への使い魔意見書を作成してもら

 っても良いですか?」


「分かりました、ただいま用意いたします」


俺たちは、職員さんの用意が終わるまで待合所で待つことにした。


「神への意見書なんてものがあるんだね」


「あー、そうだよ

 まぁ読んでくれるかは怪しいところなんだけど

 神様の使徒って奴が天界へ届けてくれるらしい」


「お待たせいたしました 

 天道 優さま

 使い魔窓口までお越しください」


「お、呼ばれたな

 じゃあ行くか」


「意見書の方はこちらのように作成致しましたがよ

 ろしいですか?」


「はい、ありがとうございます」


「それでは本日のご利用ありがとうございました

 またのご利用をお待ちしております」


そして俺たちは市役所を出た。

そこで俺は重要な問題に気がついた。

「あれ、ウリエルは?」


「あの天使なら用事があるとかであそこにあるショ

 ッピングセンターへ行ったよ」


「何だと?

 あーもうなんで勝手な事するんだあいつ

 俺の使い魔なんじゃないのかよー」


「まったくこれだから天使は

 いっそのこと、使い魔は私1人にしないか

 あいつは神とやらに回収してもらって」


「回収って、扱い酷いな

 んーーーそうだな

 あんな奴だけどせっかく俺のところに来てくれた

 使い魔なんだ

 無下には出来ねぇし

 出来ることなら皆で一緒に頑張ってきたいかな」


俺のその言葉を聞いたルカーサルはとても安堵した様子で穏やかに微笑んだ。

俺はその様子をみて身体が熱くなった。

熱でもあるのだろうか?

いや、これはきっと綺麗なものを見た時特有に発生する現象CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU

というやつだろう。

ちなみに意味は「君の瞳から目が離せない」だ。

うん、英語でも日本語でもすっごい恥ずかしいわ。


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