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重機神リムブレイン  作者: TATSUKI
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悪夢の工場見学

 何が起きた?僕はお母さんと一緒にお買い物をしに来た、お店の中に入ったらすぐに今まで聞いたことない大きな音が上の階から聞こえた、すぐ近くで花火の…それよりももっと大きな音が耳を貫く。  

その後、車が何台もお店のガラスに突っ込んで、天井が落ちてきて…お母さん?そうだ!お母さんはどこ?目をあけて、体を起こそうとした…起こそうと…起こせない!?なんで!?気が付くと、自分の体がコンクリートの大きなかけらに埋まっていた…。

 僕はどうなるんだろう?お店の電気はすべて消え、真っ暗だった…他に誰かいるのかわからない…大声で助けを呼んでみた…喉がヒューヒューなるまで叫んだ…声を出すと体中が痛くなった。このまま、僕はどうなるんだろう?…死…死…死…そんな言葉が頭の中に浮かんできた…その言葉を何とか消したくて…目一杯叫んだ!…その時だった!

つみあがったコンクリートのかけらをゆっくりとどかしていた巨大な腕が見えた…なんだろう?あれ?それから、その腕は僕の周りに積みあがったかけらをどかしてくれて、僕を包み込むような動きで壊れたお店の中から助けてくれたんだ…。

 僕はそれから、救急車に運ばれ…安心しきったのか眠ってしまった。




 目が覚めたのは病院のベッドの上だった、体のあちこちに痛みがあるけど、何とか無事のようだ、幸いにもお母さんも少し怪我しただけで無事だった。

 しかし、あの…巨大なロボットはいったいなんだったんだろう?

 「オリハタ・ノゾム君だね?」知らないおじさんがいきなり声をかけてきて…

「おっと、ごめんよ、私は怪しいものじゃない、ただ、少し、話を聞かせてもらえないかな?」誰だろう?このおじさんは。

 「私は新聞記者…そう、新聞に載せる文章を書く人さ」

 僕はこの新聞記者っていうおじさんの質問にいくつか答えた、ほとんど怖くて、怖くてってしか言えなかったけど…

 「そうか、大変な目にあったね…でも、お母さん、無事でよかったね」そうだ!このおじさんなら、あの巨大ロボットのこと、何か知っているかも…?

 「ああ、あのロボットのことか、あれは最近投入されたばかりの新型レスキューマシンギガンティックリムだよ」

 ギガンティックリム…初めて聞いた名前だった、僕はそのロボットに助けられたんだよな…かっこよかったな…




私は目の前の小さな少年…オリハタ・ノゾム君に礼を言って病院を後にした…しかし、今回の事故は少々腑に落ちない点がいくつかある、少し、整理してみよう

 まず、最近の車のほとんどにはAIが搭載されていて、このAIが運転の八割を担っている…車だけではない…船、列車、飛行機、人が乗るものには例外なく搭載されている…今回の事故の原因はこの搭載されているAIの暴走だった…

「なぜ、AIが一斉の暴走を?」取材を続けて判明したことだが、AIをプログラミングした会社はどれも別の会社の手によって手がけられたものだ…当然、セキュリティもそれぞれ異なるだろう…これが一斉に、同時刻に、暴走するなんてあり得るのか?現実は確かにこんな悲惨な事故を引き起こしている…たとえ、一斉にクラッキングされたとしてもだ…同時に暴走だぞ…仮に可能性があったとしてもだ、ほぼ、ありえないと言っても過言ではない。

 そういえば、奇妙な話を聞いた…機械が暴走する少し前に[赤い雨]が降るのを目撃しているものが何名かいる…あの自国の天気予報は快晴…ましてや、赤い雨なんて、幻覚を見ているに違いない。

 しかし、目撃者も何名かいる、先ほど取材をした少年も見たそうだ…この赤い雨がもしかしたら今回の事故の鍵を握っているのかもしれない…。

 もう一つ、気になる存在…巨大ロボット…ギガンティックリムだ…なぜ、あんなものが建造されたのか、いつ、そんな技術が確立されたのか、全く謎だ…。

 今度、ギガンティックリム製造会社である{井手重工}に取材してみるとするか。




 それから数年後…

 「んでさ、明日、どこで待ち合わせだっけ?」

 友達のモリムラが明日の校外学習の待ち合わせ場所についての確認電話を入れてきた。

 「里中公園でバスが待っているはず…」

 少々うんざりしながらも僕は答えた。

 「サンキュ、それと、おやつの予算はいくらまで?」

 「知らないよ、好きなだけ詰めてくればいいじゃん」

 こんな、他愛のない会話でも、それなりに楽しかった

 「んじゃ、また明日な!」

 モリムラからの電話が切れた、明日は校外学習の一環でギガンティックリムの製造工場へ見学に行く予定だ。

 「そう、明日なんだ…ずっと、楽しみにしていたんだよな…」

 僕は明日への気持ちを溢れる気持ちを抑えながら眠りに着いた。

 僕は幼いころに災害に巻き込まれた…あの時は本当に死ぬかと思った、けれども、僕は助かった、僕だけじゃない、一緒にいた母さんも助かった、いや、助けてくれたというべきだよな、救助用のギガンティックリムに助けられたんだ。

 あの、大きくて、優しい勇姿は絶対に忘れない。それで僕もいつか、ギガンティックリムに乗って大勢の人を助けたい、そんな心を熱くさせる夢が生まれていた。




 「行ってきまーす!」

 僕は元気よく、言葉を放った、それを受けて母も「行ってらっしゃい!」と返事をくれた、そう、あの事故で僕は母もギガンティックリムに助けてもらったんだ。

 遅刻するわけでもないが、足が徐々にスピードを帯びていく、この日を楽しみにしていたくらいだ、わくわくが止まらない!

 待ち合わせ時間よりも少し早く、到着した、あとはクラスのみんなを待つだけだ。

 暇つぶしにスマートフォンをいじっていると、一人、また一人と顔を見せ始めた。

 それから、一つの団体になっていき、やがて送迎バスが公園に到着した、バスの運転手はなんだか愛想のない人だった、こっちがあいさつしているのに言葉一つ発さなかった。

 バスが動き出す、そこから先はモリムラと談笑をしながらバスの旅を楽しんでいた、そんなことをしているうちに井出重工の製造工場に到着した。

 工場のエントランスに入ったとき、首から下げるIDパスをくれた、だけど、僕はこれをつけるのが、なんだか、嫌だった、紐の部分がなぜか鎖のようなものだったからだ、まぁ、仕方がないからつけるけど。

 ギガンティックリムのエンジンを作り出すプラントへ案内してくれた

 「ギガンティックリムは何で動くか知っていますか?」

 引率者が僕たちに質問を投げかけた。

 僕たちのだれ一人知らなかったから、適当にガソリンとか太陽光とか答えていた。

 「正解は燃料電池です」

 燃料電池!?僕は驚いた、まさか、そんなものを採用したいたとは…。

 「なぁ、燃料電池って何?」

 モリムラがこっそり質問してきた。

 「燃料電池っていうのは…」自分で調べろよと思いつつも僕もあまり知らない、確か、水素と酸素が結合するときに発生する電気を利用したのが燃料電池…だったような気がする。

 引率者がそのまま話を続けた。

 「正確には我々の技術で燃料電池をさらに発展させたハイドロ・サイクル・リアクターというものを搭載しております」

 ハイドロ・サイクル・リアクター…初めて聞く単語だ。

 「ハイドロ・サイクル・リアクターとは電機生成の過程で生じた水を機体の四肢に流すことによって冷却を行います、それと同時に機体を稼働させる際に使用する電力を利用し水素と酸素に分解し、一つのカプセルのように物質に生成します、やがて冷却が済んだ水はエンジンルームへと戻り、カプセルをエンジンルームで破裂させ、もう一度電機と水を発生させて、再びギガンティックリムの四肢へとめぐるのです、これがハイドロ・サイクル・リアクター、わが社の自慢の一品です!」

僕たちは引率者に笑いながら拍手を送った! 

 「それでは、別のプラントへご案内しましょう、その前にお手洗いを済ませたい方は今のうちにどうぞ」

 「僕、ちょっと、トイレ行ってくるね」モリムラにそう言い、僕はトイレに向かった、どうやら水を飲みすぎたらしく、お腹が冷えてしまっていた…。

 僕は早くトイレに行きたく、焦った、間に合いはしたのだが、運悪く、IDパスの鎖の部分をトイレの扉に引っ掛けてしまった…。

 用を済ませ、パスの鎖の部分を見てみたら、少しだけ、破損していたことに気が付いた、まぁ、後で言えばいいやと思い、そのままにした…。

 次のプラントでは、腕と足の部分の説明をしてくれた。

 「これで、ギガンティックリムの製造過程の見学を終了させていただきます。何かご質問などはありますか?」

 引率者の方が僕たちに聞いてきた、珍しくモリムラが真っ先に手を挙げていた。

 「ギガンティックリムのパイロットってかっこいい名前がありませんでしたっけ?」

 「そうですねぇ…わが社では特に呼称などは行ってはおりませんが、一部の方々はギガンティックリムのパイロット自身が脳となる意味を込めて両手と両足…つまり四肢ですね、その英語であるリムと脳を意味するブレインを足してリムブレインと呼ばれることがあるますねぇ」

 「そう!なんか、かっこいいっすよねぇ!」これに関しては僕もモリムラと同意見だ。

 「さて、次は食堂に向かいましょう、そろそろお昼ごはんの時間ですからねぇ」

 モリムラの意見を無視するように次のスケジュールを言い放った、なんか感じ悪いな、モリムラ自身は特に気にも留めてないみたいだけど。




 僕たちは食堂に移動し、席に腰を掛けた、すると…

 「おめでとうございます!」さっきの引率者が声、高々に祝福の言葉を突然、僕たちにはなった、なぜだ?

 「君たちは、私たち井出重工の…いや!グライブのメンバーに選ばれました!!!」

 「おい、オリハタ!グライブってなんだよ!?」

 「知らないよ!でも、なんだかやばい雰囲気なのはわかる…」

 引率者が言葉をさらに紡ぎ「まぁ…誰でもよかったんですけどねぇ…モルモットは…」

 なんだ、こいつ…明らかに変だ…!

 「まず、君たちは私の忠実なしもべになってもらいましょう!」

 僕たちの動揺を無視の羽音のようにとらえてんじゃないかこいつ…と感じた瞬間

 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」

 隣にいたモリムラが…いや、モリムラだけじゃない、僕のクラスメート全員が悲鳴を上げていた

 「おい!どうしたんだよ!モリムラ!」声をかけるがモリムラには届かず、苦しそうに悲鳴を叫び続けた。

 「おやぁ、おかしいですねぇ、君、IDパスはどうしたのです?」

 君って僕のことだよな?「IDならさっきトイレのドアに引っ掛けて…っていうかこれはいったい何なんですか!?早く、こんなことを止めてください!」僕は叫んだが、引率者は無視し、「そうですか、別に一人ぐらい消えても問題はないのですがねぇ…」

 僕の本能が叫ぶ!逃げなきゃ!殺される!!!一歩引いた瞬間、煙が食堂を白く染め上げた…

 「なんだ、これは…」 

 「こっちよ!」女の人の声がしたと感じたら何かが僕の手を引いた。




 「大丈夫?」 

 僕の手を引いた女の人はそう問いかける、そうか、この人は僕を助けてくれたんだな…この、問いかけで理解できた。

 「大丈夫…です…」この人は何者なんだろう?冷静さを取り戻した頭で考えようとした。

 「私はリン、君は?」

 「オリハタ…ノゾムです」

 「この工場はグライブっていうテロ組織に乗っ取られているの」

 「グライブ?なんです?それ?」

 「後で話すわ…とにかく私についてきて、安全な場所まで送るわ」

 「ありがとう…ございます…あの…僕の…クラスメートたちはどうなるんですか?」

 「君…殺されかけたんだよ…今は君の安全第一に考えよう」

 「わかりました」釈然としなかったが、僕にできることは何もないと言っているようにも聞こえた。

 「あの…リンさんはここの社員の方なんですか?」

 「違う、どちらかといえば泥棒ね」

 「泥棒!!?」

 「静かに…」

 「すいません…」

 「それと、人探し…かな」

 「人探しですか?」

 「昔、お世話になった友人ね…まぁここにはいないようだけど…」

 「しかし、困ったな…この映像を見てくれる」

 スマートフォンに映し出された映像を見せてくる…そこにはエントランス付近は警備員が巡回していた、僕を探しているのか?

 「このまま、外に出るのは難しそう…」 

 「そんな、僕はどうしたら…」

 「とりあえず、私についてきて」

 「泥棒の仕事…ですか?」

 「そうね…」 

 「一体、何を盗むつもりなんですか?」

 「新型の戦闘用型ギガンティックリム」

 「戦闘用!?そんなものがあるんですか!?」

 「おそらく、テロに使う気でしょうね」

 驚いた、ギガンティックリムは災害救助用や競技用の機械のはず、戦闘用に作られたギガンティックリムなんて僕は全く知らなかった

 「戦闘用…それを盗んであなたはどうするおつもりなんですか?」

 「解析かな」

 このリンって人はいったい何者なんだろうか…さっき言ってた…グライブって組織に敵対しているみたいだけど…この人自身の目的は何なんだろうか?企業スパイってやつかな、それとも…

「あなた自身もテロリストなんじゃ…」

「そうね…そうゆう風に教育された時期もあったかな…」

「教育…ですか…」

 たぶん…これ以上聞いてはいけない気がする…

 「極秘に建造されたギガンティックリム用の格納庫があるの、まずはそこに行くわ」

 「でも、極秘…ましてや戦闘用のものですよ、それこそ、警備が…」

 「大丈夫、今は出払って警備は最低限ものしか配備されていないわ」

 僕はこのリンっていう人についていった




リンさんが警備の人間を瞬く間に気絶させて、格納庫に侵入できた、そこにあったのものは僕が今まで見たこのない、ギガンティックリムが眠るように横にされていた。

「あれに乗るわ」

 僕は、黙ってうなずき、名前を知らないギガンティックリムに乗り込んだ、コックピットをのぞき込んだら、座席が二つある、この期待は複座式のようだ。 

「君は後部座席に…」

 いわれたとおりに、後部座席に座り、シートベルトを締めた…その間にリンさんも前部座席に座っていた。

「困った、これ登録式だ…」

 登録式?何のことだろう?

 「今は非常事態だから、君も登録して」

 僕は言われるがまま、モニターに表示されたガイドに従って、指紋、目の網膜、パスワードを登録した。

 「パスワードは…1234!」

 「テキトーすぎだよ、それ…」

 リンさんにツッコまれた。

 「まぁ…いいわ、起動するわよ!」

 頭部のゴーグルカメラに光が宿り、ベッドから起き上がるようにゆっくりと立ち上がった。




 起き上がった巨人は天井を見つめ、背中のブースターパックに火をつけ、ジャンプした。

地上に出たら三機のギガンティックリムが出動していた、どうやら僕たちが乗っているこの機体を取り押さえる気だ…しかし。

 「向かってくるだけ、無駄なのに」

 リンさんは冷たく吐き捨てた…右腰部に格納されていた、武装を機体の右腕に乗せ、五本の鋼鉄の指で、巨大な懐中電灯のようなモジュールを握った。

 「これ…何のモジュールなんだろう?」

 僕は思わず声を漏らしたら、リンさんが答えてくれた。

 「剣よ」

 「剣って、刃の部分がないじゃないですか」

 今度は静かにレバーについていたボタンを押すと…

 「おお…!!」

 わずかな時間で、緑色の刀身を形成した。数秒もかかっていないはずだ

 「しっかり、つかまって」

 リンさんがそう言うと、背中のブースターに火をつけ、敵機に向かって突撃!

 あまりの早さだったのか、敵機はひるんでいた…そのすきをリンさんの目は逃さない…形成した剣で瞬く間に敵機の頭部ユニットを()ね、すかさず、剣を振り下ろし、右腕ユニットを切り裂いた!

 「まだ、終わりじゃない!」

 言い切る間にしゃがみ、剣を振り、敵機の両足を切り裂き、一機目の戦闘力を奪った。

 「すごい、これがギガンティックリム同士の戦闘…」

 「一方的な…ね」

 近くにいた敵機もこちらと同様に剣を取り出した。

 「クリアリオン…もう、量産体制に入ったのね」

 なに?クリアリオンって?

 ジャンプして、太陽を背に敵機へと向かった、太陽光を目に入れてしまったのか敵はひるんでいた。

 着地する瞬間に剣を振り下ろし、敵機の左腕を切り落とし、すかさず剣を振り両足を切った。

 足を失ったら、立てるはずもなく、地面に野ざらしになる

 「この人…さっきから、戦闘力だけを奪っているのか」

 最後の敵機を見つめ、剣を向けた、その時、こちらのモニターにあるコックピットの映像が送信された、そこに移っていたものは…

 「モリムラ・・・」

 僕のクラスメートだった。

 「悪趣味な手を使うわね!」

 リンさんの怒りに満ちた声を聴き、僕はクラスメートが人質にとらわれているのだと理解した。

 「なんとか、助けてください!僕の…友達なんです」

 「やってみる!だけど、さっきのようにはいかない…」

 「どうして?」

 「さっきの映像を見たところ、あの子の脳に機体の神経回路が接続されているみたい」

 「ってことは…腕を切り落としたら…そのダメージがモリムラに伝わるってことですか?」

 「その通り、こっちも切り札を切る時ね」

 「切り札?」

 モニターにCCCという文字が表示された。

 「これは特別な武装だから、音声認識が必要なの、私が期待の制御を担当するから、あなたが発動コールを!」

 「僕が!?」

 迷っている…暇…ないよな!!!

 「わかりました!やります!」

 「じゃ、行くよ1…2…3!!」

 「クラッキング!サイバー!!クロオオオオオオオ!!!」

 モリムラが乗っている機体の頭部ユニットをこちらの右腕が思いっきりつかんだ。

 「モリムラを下ろせえええええ!!!」

 敵機はおとなしくコックピットのシャッターを開け、搭乗者を排出した、使わなかった、こちらの左腕でモリムラを受け止め、包み込むように左手の指で保護した。

 「もう!あんたは用済みね!爆発!」

 敵機は爆発した、このCCC(クラッキング・サイバー・クロー)は掴んだ相手にクラッキングをかけ、強制的にこちらのコントロール下に置くもののようだ。

 「君がこの子を助けたのよ」

 「僕は…ただ…叫んだだけですよ」

 でも、悪い気はしなかった、それどころかほんの少しだけ誇らしい気持ちになったノゾムだった




ところで、クリアリオンってなに?


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