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百合好きはキモくない

作者: クレヨン

 「百合」を語るにはまず、一般的な嗜好について理解しなければならない。


 「少女漫画」それは、たとえ読んだことは無くともどのようなものかは、誰もが知るところだろう。主人公の女の子の恋愛模様を描き、困難を乗り越えて意中の相手との距離を縮める。

 そんな姿に読者である「一般的な少女」は、「共感」し自分が「主人公」となって、所謂「カッコイイ男子」にときめく。

 これが一般的な嗜好であり、少女はフィクションの異性の姿に心奪われるのである。


 さて、では男性がこの類のものに触れるときはどうだろう。

 当然、異性とは女の子である。つまり男性は、女の子の「照れる姿」「一生懸命な姿」にときめくのである。

 ここまでは、少女の嗜好とは性別の違いしかない。

 しかし、男性と女性。特にオタク気質な男性と一般的な女性には、大きく違うところがある。主人公に対する認識である。

 女性にとっての主人公は、自分を重ねる存在であり、物語の中に必要な存在であるのに対し、男性にとっての主人公とは、ときめくことのない不要な存在なのである。

 それならばいっそ、主人公も異性にしてしまえば、ときめく相手を2倍に増やすことができる。


 百合好きとはいわば、主人公に自分を重ねることのできない、不器用な少女なのである。

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