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アイリス大賞4
姉様、と呼ばれるのは彼の外見からしても、非常に可愛らしい。
うん、もう一度姿をよく見てみる。
銀の髪を首の後ろでリボンで結んでいるが、そこからくるんと巻き毛になっている髪の毛が可愛い。
…なんで男の子なんだ…。
いや、リヴィールの姿だって、俺からしたら美少女だ。
美少女と、色見の似た綺麗な少年と言えば、かなりのキラキラ度でくらっときそうだ。
まぁ、鏡がなければ、俺には見えないわけなんだが…。
「姉様?」
俺から、というか、リヴィールが何の返事もしないのに首をかしげて問いかけてくる。
「ルオン様、リヴィール様は学校でお疲れになっているのですよ」
おお、アンディそれはナイスだ。
「姉様はお疲れなんですね…」
少し悲しそうにするルオン様が可愛い、なんでこんなに可愛いんだ。
まるで小さな女の子がしゅんとしているようで、そんな顔もぐらぁっとするくらい可愛い。
「ええルオン様、少し休みたい所なので今日は…」
「…わかりました、じゃあ次は元気な姉様にお会いしたいです」
そう言って、ぎゅうっと抱きしめられた。
「じゃあ…またね、姉様」
数分抱きしめてから部屋からルオン様は出て行った。
あのぎゅうっとされたのは、身長がもう少しあって、ルオン様の顔が腰ではなく、胸元とかもっと上だったら、美少女めいた少年の顔が見られてドキドキしただろうなぁ。
実際は抱きしめられたのは、腰だったわけだけど。




