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アイリス大賞4
「お久しぶりです、学校に通われてて、何かお困りの事は?」
「え、と…ルオン様、いきなりお腹に当たるのは…」
うん、お腹にいきなりぶつかるのは勘弁して欲しい。
まだ食後すぐとかでなく助かった…かなり…痛い…。
「ああっ、すみませんっ、すみません、姉様」
銀の髪に紫の瞳がキラキラしてて、お腹を撫でさすりながら言うのが可愛い。
けど、これは…女の子なのか、それとも男の子なのか、分からない。
こんなに可愛いのになぁ…。
「ちょっとアンディ…ルオン様って、男子?女子?」
こそっと小声でアンディに聞いてみる。
「ルオン様は、リヴィール様の従弟で、七歳の男の子ですよ」
なな…歳…そりゃあ、婚約者にしては血が近すぎるんじゃないか?
ああ、だからか…婚約者としては見てない、というのは…。
まぁ、従弟ならそんなに無理に婚約者として見ることはない…な。
可愛い従弟が遊んでるみたいなものか。
うん、男の子か…髪も長くて頭の後ろでくくっているが…それもリボンなんだなぁ…。
服はよくみると、ちゃんとズボンだが…。




