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アイリス大賞4
うん、双子なら多分気絶した瞬間にうっかりと入れ替わったとか、適当な設定を受け入れることができるんじゃないかな。
「あと…どのくらいでリヴィールと同じ年の兄弟だってことにできるかな…」
「そうですね、あと…この成長なら…一か月くらいでしょうか」
そういえば…こんなことまでできるのは何でだろう…。
それって聞いても大丈夫かな…聞いちゃダメかな?
「リヴ様、とりあえずはこんな感じで身体を作っています」
「うん…あと一か月は今のまま、なのかな?
その、リヴィールはこの身体に戻っては…?」
「そうですね、多分無理なのではないかと…思います」
「そう…なのか」
「ええ、リヴ様の意識が強すぎて戻られないのではないかと思われます」
俺の意識が強くて、リヴィールは戻れないってことか…。
「なら…俺の身体が出来て、俺がその身体に入れればリヴィールは戻ってこれるかもってことかな…?」
「そう…ですね。
では、部屋に戻りましょう」
そう言ってアンディは部屋から出ようと言った。




