表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/46

7

アイリス大賞4

 

「…起きて…」

 ぼんやりとした頭の中に、静かな、低いような高い声がする。

 鈴が鳴るような、綺麗な声。

「起きて…」

 聞き覚えのあるような、声。

「起きろって言ってるでしょう?」

 怒られた気がして、目を開ける。

 すごく、怒られた気がしていて、声の方を向けない。

「ああ、起きたね、リヴ」

 あ、よく考えたらこの声は自分の声に似ている。

「確かリヴって名付けられたんだよね、私もそう呼ぶ事にするから」

 …?

 …あ、そっかこの声はリヴィールの声か。

 何で?

「…よく聞いてリヴ」

 ん、まぁ…何だろう、とりあえずは聞くけど何だろう」

「アンディの言うことは、正しいから。

 貴方のためにも、私のためにもなるから」

 そして、声は消えた。

 声も、姿も見ることができずに、消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ