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俺を裏切った過去がある元カノの幼馴染みと会社のオタサーの姫感ある地雷系美女な後輩が俺に擦り寄って来るのだがどうするのが正解なのだろうか?  作者: ムラタカ


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25話  

佳代がいない。

そんな馬鹿な…!?

一体何処に?



今まで残業で夜遅くまで仕事して帰るのは大体21時を回ってからだった。

それでも佳代かいなくなるなんてことは無かった。

今は18時を回って少し位の時間だ。

買い物に行ってる可能性は十分あるしまだ慌てる様な時間ではない。

しかし、鍵が開けっ放しというのがどうにも引っかかる。


まさか誘拐?

あり得る話だがソレだと争った跡とかがありそうなものだがそんな気配は部屋内からは感じられない。

佳代だけが忽然と消えた…、そんな感じだ。

あいつは外に出るのを極端に怖がっていた。

最初の頃は買い物に行くのだって手間取っていたくらいなのに……


いや、そんなのわからないだろ?

俺は佳代の事を何も知らないのだから…


思えば俺は佳代について深く知ろうとした事は一度も無かった。

なんならずっと逃げ続けて来た。

だからこう言う時アイツが何処に行ったのか皆目見当もつかない。


俺が知らない約10年間の間、アイツが何処で何をしてたのか俺はこれまで一度も追求しなかった。

さして興味も無かったから…。


大方あの糞教師と一緒にいて、捨てられた程度に思っていたが本当の所は知らないしわからない。   


不誠実な事は重々承知しているが俺は別に佳代の安否を気にしている訳ではない。

心配なんて別にしてはいないのだ。


消えたのならそれはそれでいいのだ。

アイツも大人なのだし俺が世話をやく必要なんて何処にもない。


ただ俺はアイツの両親…中岸家の人達と約束をかわしている。

佳代が落ち着くまで俺が預かると言う約束事をしているのだ。

これで佳代が行方不明になりましたでは話が違ってくる。


最悪責任問題になってくるのだ。 

アイツがアイツの意思で姿をくらましたのならそれで良い。だが問題なのはアイツが自分の意思で出ていったのか、はたまた誘拐の類か、それがわからない。

そもそも何処にいるかがまずわからないのだ。

確証も無い事を言って後々大事になったでは取り返しがつかない。



「くそ…どうしたら…」


警察に捜索願いなんてのも勿論論外だ。

そんなの中岸家の人達に佳代が行方不明になったと打ち明けるみたいなものだ…。


いや、大事になる前に正直に打ち明けるべきなのかも知れない。



プルルルルルルルルル!!



「え…?」


そんな時だった。

スマホに電話の着信を伝える合成音声がなる。

音の発信元は俺のズボンのポケットの中だ。


着信相手は結城さんだった、何故彼女が?


俺は慌ててスマホの画面をタップする。


「あ、先輩お疲れ様です。」


「お疲れ様…結城さんどうしたの?」


「あ…いえ…その…少し声を聞きたくなりまして…」


「そ…そうなんだ…」


「どうしました…?少し元気が無いみたいですけど…?もしかして同居人と何かありましたか?」


「あ……いや…」



どうする…結城さんに話すか?

いや、彼女は無関係だ…こんな下らない事に巻き込む訳には…いや、今は一人でも仲間が必要だ…。

彼女なら多分力になってくれる。

いつも頼っていて情けない事この上ないが今はそんな事を言ってられない。


俺は結城さんに相談する事にした。


「結城さん…実は…」


「ちょ…待って下さい…野村さん…」


「え…?どうしたの…」


「…………あれ…やっぱり…」


「どうしたの…?」


「私今…車の中なんですけど…多分帰宅途中の仲居さんがいるんです…」


「え!?仲居さんと一緒にいるの!?」


「違います!あんなハゲ親父を私の車の中なんて絶対に入れたくありません!じゃなくて!」



ほっとした。

結城さんが仲居さんと実は仲良しなんて下手なNTR物のエロ漫画よりダメージがデカい。

多分ガチで立ち直れない自信がある。


「外です、街中です!仲居さんと…女の人が一緒にいるんです…あれ…多分…野村さん所の同居人…中岸佳代さんだと思います……」


「へ……?」


仲居さんと佳代が…?何故…?


「うわぁ…」


「ど…どうしたの…?」


「仲居さんの腕に抱きついて胸を押し付けてます…ハゲ親父もデレデレですよ…?きも…」


「………」



何がどうなってるんだ…

何故…あの二人が…?


一切理解できないのだが…?









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