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第六十八話

二年生編です。番外編はこれからたまに書いていくかもです。

 四月になってみんな二年生に進級した。

「とはいってもクラスは持ち上がりだから去年と変わんないよねー。」

「なんなら三年もこのまんまだよ。」

「代り映えがしない。」

「まぁ楽だからいいんじゃない。」

 朝のホームルームの時間になると去年と同じ担任の先生が入ってきた。

「後ろに今年の予定表回してー。」

クラスメイトも担任の先生も変わらないので特にイントロダクションもなく始まった。

「二年生の教室って何で一番上の階なのさ。」

この学校は三階が三年生、四階が一年生、最上階の五階が二年生の教室になっている。

「二年生が一番配慮がいらないからね。」

「エレベーターが欲しい。」

「エスカレーターでもいいよねー。」

「でもここの運動って結構大切みたいだよ。」

二年生になっても相変わらず物知りな加奈が言うと文句を言っていた麻衣と愛理が?を浮かべた。

「どういうこと?」

「ほら、普段の生活で階段上ることってほとんどないじゃん。駅とかでたまに使うこともあるけどそれぐらいでしょ?」

「言われてみればそうかも?」

「まぁ私はそもそも外でないから。」

「つまりこの階段のおかげで私たちは運動不足にならずに済んでいるんだよ。」

「でも五階は高すぎ。教室着いた頃には息が上がってるよ。」

「麻衣が一番必要だからね。」

「そんなことない。たまに由宇と一緒に散歩してるもん。」

「それってどれくらい?」

「気が向いたら、、大体一週間に一回行くか行かないか。」

「思ったより多かった。」

「でも最上階だから一年生とぜんぜん会うこと無いよね。」

「会ってどうするの?」

「んー?知り合いになる。」

「コミュ力の塊だ。」

結局加奈は教室の位置関係なんて関係なく仲良くなっているのだろう。

「そういえば明日料理部あるって。新入部員の勧誘。」

「おー。」

話をしながら教室をでて門に向かった。

「桜も結構咲いてるねー。」

「今年は結構暖かかったからね。」

「去年はバタバタしててゆっくり見れなかったもんね。」

「あれからもう一年たったのか。」

「おなかすいた。」

「麻衣急にどうしたの?」

「だってお昼まだだし。」

今日は初日なので午前中だけだったが、さっきまで教室で話していたのでお昼の時間を回っていた。

「それじゃあ桜も咲いてることだしお花見でもする?」

「する!」

私が言うと急に元気をとり戻したかのように食いついてきた。

「それじゃあ何か食べるもの買ってこようか。」

「それじゃあ私先生に言って許可もらってくるよー。」

「じゃあ私は加奈についてくよ。」

愛理と加奈が先生に許可を取りに行って、私と麻衣は食べるものを買いい行くことにした。

「何か作らないの?」

近くのスーパーに向かっている途中に麻衣が聞いてきた。

「流石に今から作るのはめんどくさいよ。」

「そう?」

「それより何を買う?やっぱ桜餅とか?」

「それもいいし、総菜にお菓子も欲しい。」

「うんうん。夜ご飯のことも考えてね。」

スーパーに到着すると麻衣が籠にたくさん詰め始めた。

「ちょっと流石に多すぎない。四人でそんなに食べられる?」

「問題ない。」

「いや、この量の荷物を二人で持って帰るのは、、、」

「あっ。いたいた。麻衣さーん。由宇さーん。」

「あれ、先生?」

声を掛けられて振り向くと熊谷先生がいた。

「どうしたんですか?」

「加奈さんたちに話を聞いて荷物も重いだろうから車で回収に北尾。」

「優しいですねー。それで本音は?」

「私もお花見したい。」

と言いながらかごにお酒を入れ始めた。

「お酒飲みたいだけですか。」

「いいじゃなーい。この時期って先生凄い忙しいんだよ。新入生が入ってきたり色々資料作ったりで。お花見したーい。お金はちゃんと私が払うから。」

「私たちじゃお酒買えませんから。」

「じゃあ先生よろしく。」

「あれこんなにするの?」

お会計で金額に驚いている先生を置いて荷物を詰めて車に乗った。

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