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第六十三話

 それからは頻繁に図書館や放課後の教室、私たちの家に集まってテスト勉強をみんなで勤しんだ。

「なんかあっという間に一年生も終わっちゃうよ。」

「まだテストが残ってるけどね。」

「いや、急に転校生が来たりさ、逆に学校辞めたり、思わぬライバルが出現したりsるものだと思ってた。」

「漫画の読みすぎだよ。そもそもライバルってなんのなの?」

「うーん?やっぱテニスかな、それか勉強。」

「勉強で凪とライバルって低レベルな戦いだね。」

加奈と凪が話しているところに麻衣が茶々を入れていた。

「でも確かにあっという間に一年過ぎたよね。」

「でも何もしてないっていうよりかは、忙しすぎて短く感じたって気がする。」

「でもあっと今にJKブランドが無くなっちゃうよ。」

「別にそんなに使う機会もなくない?」

「うーん。気分かな。」

雑談をしながらもなんだかんだみんな集中して勉強していた。

 それから一週間後に一年生最後のテストが始まった。みんなで集まって勉強会をしたおかげでみんなかなり手ごたえがあったようだ。

「みてみてー。こんな点数初めて取った。」

凪が返ってきたテストを持って走り寄ってきた。手には今までよりかなり高い点数が書かれていた。

「ふっふっー、まだまだ甘いね。」

麻衣が自慢げに自分のテストを掲げた。

「うそー、私より全然高い。」

「でもまた由宇に勝てなかった。」

「それはしょうがないよ。」

早霧も点数が上がっていたけど麻衣とほぼ変わらない点数だった。

「でも私も愛理に勝てなかった。」

「私も一緒に勉強してたからね。」

私も今まで以上に点数が上がっていたけどさすがに愛理には勝てなかった。

「それより今日はみんなでキャンプだよ。早く帰ろ!」

「さすが学年トップは余裕だね。」

今回も圧倒的にトップだった加奈が楽しみそうに言った。加奈も勉強会のおかげでだいぶ点数が上がっていた。もともと高いのに余計にトップを快走することににっていた。

 放課後にみんな一度家に帰って荷物を取りに行った。愛理の家に行った時の人が運転手として近くのキャンプ場に連れて行ってっくれることになっていて、麻衣と一緒にそこに行くとすでにみんなが集まっていた。

「ごめん。ちょっと遅れちゃった。」

「遅いよー。」

「全然大丈夫だよ。」

「それじゃあ出発しようか。」

車に乗り込むと道具がたくさん詰め込まれていた。もちろんこの道具も愛理が用意してくれた。

「私キャンプ初めてだからよくわかんないけどいろいろ買っておいたよ。」

愛理が道具を物色しながら言った。

「私も行ったことないな。」

私が続けて言うと加奈と麻衣もうなずいた。

「じゃあ早霧と凪がやったことあるの?」

麻衣が聞くと

「うん。部活でやったことある。後家族とも。」

「私も部活のだけだけど。」

と答えた。

「まぁでもサバイバルするわけじゃないから大丈夫だと思うけど。」

「結構アスレチックとか釣り堀とかあって公園みたいなキャンプ場だって。それに星がきれいに見える場所らしい。」

情報通の加奈が答えるとみんなが「おー」「楽しみだなー」とワイワイし始めた。

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