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第三十四話

 七月に入って、一度農業の実習が終了した。

「終わったって言ってもそんな実感ないよね。」

お昼休みに四人でご飯をお食べていると加奈がそういった。

「そうだね。実習の授業は十回しかなかったからね。それに結局収穫もほとんどしなかったし。」

収穫のほとんどは専門のクラスの実習で行ってしまったため合同の実習ではお情けに残っていたわずかを収穫して終わってしまった。

「ずっとこんな感じなの?」

「うーん。一年の間はそうかな。二年と三年は半年ごとだからもっと長くなるし、前期と後期同じの選べば一年間続けられるよ。」

加奈がそう聞いたよ、と答えてくれた。

「せっかくだからそれぐらいやりたいよね。」

やっぱり回数が少なかったせいか、どうしても得られた充実感が少なかった。

「一応座学中心のクラスだからしょうがないよ。」

「それでまた今月から始まるの?」

愛理がそう聞くと

「ううん。今月はないよ。代わりに期末テストがある。」

加奈が言うと麻衣が「うげー」と机の上で伸びた。

「いやだなぁ。」

「今回は大事なテストだからね。みんなで集まって一緒に勉強すれば大丈夫だよ。というわけでよろしくね加奈。」

愛理が加奈の方を向いていうと加奈は「しかたないなぁ。」と苦笑いしながら

「とりあえずまずは今日の部活終わったらね。」

と言うと愛理と麻衣がハイタッチして喜んでいた。

 授業が終わって四人で部活のたまに調理室に向かった。

「そういえばなんで今日部活なの?」

月一の部活は半ばに行うとか言っていた気がするので月初めの今日行うのは珍しい気がしたので加奈に聞いてみた。

「六月は体育祭がちょうど部活の日と被ってて、今月はテストがあるから今日になったんだよ。連絡来てたよー。」

加奈が「そうだよね?」と麻衣と愛理に同意を求めたけど二人とも「そうだっけ?」と首を傾げた。

「愛理はもともとだけど二人も意外とそういう情報気にしないよね。」

「気にしてるけど、加奈に聞けば全部わかるからいいかってなるんだよね。」

「そうそう。私も加奈がいないと生けていけないよ。」

愛理がなぜか自信満々に同意してきた。

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