第十一話
一週間程、そんな生活を繰り返して五月に入りテストを迎えた。
計三日間ですべての教科の試験を行った。
「やっと終わったぁ。」
「おつかれー。」
「三日連続テストとか無理。疲れた。」
「ひとまず安心だね。」
「結構難しかったし。」
「まぁ一応この学校の中では勉強重視のクラスだからね。」
なんだかんだこのクラスは学力的に道内で見たも結構上の方に位置するらしいのでテストも相応の難しさだった。
「けっこうやばいかも。由宇はどれぐらいで来た?」
「うーん。それなりかなぁ。すごい出来たわけじゃないけどやった分はできたよ。」
私の言葉に麻衣は少し不安そうな顔をして「うーん。」とうなっていた。
「でも専門の方は覚えるのが多くて大変だったね。」
「もう全部忘れた。何も覚えてない。」
「前日に詰め込むからだよ。それより明日からゴールデンウィークだけど、どうする?」
「家でゆっくりする。」
「まぁそうだよね。」
麻衣も私も普段からインドアなので特に今のところ予定がなかった。
「でも猫の餌とかおもちゃ買いに行きたい。」
「それなら私も新しい調理道具欲しいからついてく。」
「もともと一緒に行く予定だったよ。」
「本当!?嬉しいなぁ。」
「一人で買い物とか無理。途中で力尽きそう。」
「たしかに。じゃあ帰ったらいつ行くか決めよっか。」
テストが終わり高校生活も二か月目に入りようやく学校生活も麻衣との生活も馴染んできた気がした。




