表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

143/143

4−20.終幕

あの日から、世界は何も変わらなかった。


一人の魔王が消えた。


聖都は潰え、しかし一神教は消えなかった。


魔王の噂は消えず、しかし何も変わらなかったのだ。


だから、魔王の眷属たちは、今も森の中で王の帰還を待ち望んでいた。


第一の家臣であるエリスとエイリは行方がしれない。


妖精たちも、いつの間にか姿を消していた。


ツワブキは聖都の地下深くから戻らなかった。


聖女と勇者は何処へとも消えた。


レイジとグレインが、残された者たちの希望となった。


残された者たちはその武力で集落を維持し、平和が訪れた。


その主の帰りを待ちながら。





とある時。


とある場所。


暗がりの中で、静かにまぶたを持ち上げる。


その目に映るのは、2つの人影と、多数の羽根持つ小人。


そして、背の高い翼人。


「………ようやくお目覚めになられたのですね、神よ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ