表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魂の天使  作者: らんペル
2章~日常と非日常~
35/56

~兄姉~

 天使はすごい


 とにかくすごい


 でも話に聞くと神様はそれ以上にすごい


 さすがは神様としか言いようがないくらい、とにかくすごいという言葉しか出てこない



「神様って普段は何してるんだ?」



 気になって聞いてしまった


 本来こんな事、人間が聞くのはおこがましい事なんだろうけど気になってしまったものはしょうがない



「知らないわ。何してるのかしらね」


「え?」


「だから知らないって言ってるのよ」



 大天使でも神様が何してるか知らないの?



「いやいや、ちょっとくらいなら知ってるだろ?」


「そうねえ子供天使と遊んであげてたり、たまに大天使や上位天使に指示を出したりはしてるけど、普段は何しているかなんて知らないわよ」


「そんなんでいいのか…?」


「神様のやる事なんて天使の私達が知っても手伝えないし意味ないわよ。神様は神様の、私達は私達のやる事をやる。それだけよ」



 何だか聞いちゃいけない事だったのか?


 でも別に不機嫌そうに話してるわけではないから、多分本当の事だし本当にそう考えてるんだろう


 それなら…



「リーナのお兄さんとお姉さんの事聞かせてくれよ」


「別にいいわよ。どっちから聞きたい?」



 どっちも気になるけど両方聞くつもりだからどっちからでもいいか




「じゃあお兄さんからで」


「リエルね、リエルは私の1つ年上の兄で大天使長をやってるわ」


「ちょ、ちょっと待った!」


「何よ?」


「大天使・・長?大天使の中で一番偉いのか?」



「偉いっていうか…うーん…皆がやりたがらなくて、大天使の中では1番マジメだからって理由で神様が推薦して…それで誰も反対しなくて…みたいな感じよ」



 小学校の委員長決めみたいなノリで決まったんだな…


 天界って実は結構適当な部分が多いのだろうか



「でもやっぱり強いんだろ?リーナより強いのか?」


「それは分からないわね。私の方が強い自信はあるけど、大天使同士の試合は禁止されているからハッキリとは言えないわね。でも確実に言えるのは、お姉ちゃんは私やリエルよりも遥かに強い」


「お姉さんってリーゼルって言ってたな、どれくらい強いんだ?」


「これもハッキリ言えないけど、もしかしたら大天使の中で1番強いかもしれないわね」



 大天使の中でって事は、実質天界で神様の次に強いって事じゃねーかよ


 とんでもないお姉さんだな



「お姉さんの方はどんな感じの天使なんだ?」


「お姉ちゃんは天使って言うよりも、女神って言っても差し支えないレベルね。自分より他者を気遣う人だし、癒しの力も私よりレベルが高い。それで何より綺麗でかわいいのよ!」



 あっ分かった


 コイツお姉ちゃん大好きなんだ


 んでこの性格でお姉ちゃん大好きって事は、多分自分の想像力で語ってる部分が多い感じだから話半分で聞いといた方が後々のためになる気がする



「まあ今そんなに聞いておかなくても、アンタは多分2人に会う機会あるわよ」


「え?そうなのか?」


「そりゃアンタ自身が天界に行ってくれなきゃ私もたどり着けないでしょ?今は一蓮托生の関係なの忘れてないかしら?」



 若干忘れ気味だった


 リーナを天界に送り届ける=俺が天界に行くになるんだった


 何か送り届ける事が目標になりつつあったけど、本当は俺が天界に行くというのが正しいのか


 天界に行ったら他の天使達にも会う事になるだろうし、ましてやリーナが大天使ならなおさらだ


 他の大天使とも何らかの接触はするだろうからリーナの兄姉に会う可能性は非常に高いって事だな



「まあそれもリエル達があの暗雲を何とかして天界が無事だったらの話なんだけどね~」


「どういう意味だ?」


「以前話したと思うけど、私が落ちて来てから、人界で特に目立った異変はないじゃない?あるとしたらあの亀裂だけど、他には見当たらない。まあ別の地域で何もないかと言われたら分からないけど、そんなニュースも流れていないから大丈夫なの。でも問題は天界が無事ではあるけど天使や神様が身動き取れない状況である事が今のところ間違いないって事」


「何で身動きが取れないって分かるんだよ」


「約1ヶ月前後、人界で暮らしたけど、その間天使の姿はおろか魔力さえ感じ取れなかった。つまり誰も人界に来ていない、もしくは来られない状況であるって事は確定している。天使の役目の1つに人界や魔界の巡回があるからそれをする事も出来ていないって事ね」



 大分大変な状況って事か


 天界が無事じゃないと人界にどれだけ影響が出るんだろうか


 想像も出来ないししたくもないような事案だなこりゃ



「まあ今はそんな事考えててもしょうがないから明日のバイト終わらせたら、早速探索に行くわよ!」



「ああそうしようか」



 俺には天界や魔界、人界の事など分からない事がまだまだ沢山ある


 でもそれはこれから少しずつ分かっていく事なんだろう


 まずはかつて虎牙族が渡ってきた東の海を越える事


 とりあえずの第一目標の為の準備を終え、俺はシャワーを浴びて眠る事にした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ