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悔打ちのジョン・スミス  作者: 留龍隆
密会

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74:会談と計画と解放への道筋


 美しい白煉瓦の建築が作り出す通りは、ほとんどのデザインを果学研究学会の建築学・景観学のトップに任されていたため均質で統一性のある街並みとなっている。

 上等区画、迎賓館寄りに位置する高級住宅街。

 その一画にある館が、《夜風の団(ナイトインゲイル)》のパトロンとなっているブラウン・レフト卿の住まう邸宅である。

 蒸気式昇降機エレベータから迎えの蒸用車スチームライドに乗って舗装された街中を抜けてきたイブンズは、もてなしのための通りから次第に居住用の区画へと景色が移り変わるのをなんとはなしに見ていた。

 すると途中、車体が停まったのでイブンズはつんのめった。


「なんだね急に止まるでないよ飛び出す者でもあったのか!」


 運転手に後部座席から話しかけると、小窓を開いてこちらに目配せした彼は面目ないという顔で軽く頭を下げた。


「申し訳ありません、イブンズ様。なにか事件があったか道を車が塞いでおりまして」

「事件?」


 窓から外を見れば。

 道端に人間の身体が転がっている。すわ怪我か病か、と立ち上がりかける。

 だがすぐに腰を下ろした。傍らに詰襟の黒い衣服、腰に剣を提げた神経質そうな面立ちの男が立っているのを認めたためだ。……騎士団の水葬部隊である。つまり、すでに死人だ。心臓付近から血を流しているあたり、倒れているのは仕留められた吸血鬼なのだろう。

 黄土色の髪を神経質そうに左右に分けた水葬部隊の男は、傍らにいる車椅子の少女となにやら話し込んでいる。金の三つ編みを肩に流した少女は、膝から先がない。


 おや、とそこでイブンズは気づく。その姿はかつて名無しの少年ジョン・スミスが腕を失った際に、イブンズと協力して彼の治療にあたり駆動鎧装を装備させた彼女だ。

 オブシディアン・ケイト・エドワーズ。DC研究所で五指に入る地位の持ち主で、昨日会ってきたゴブレット・ニュートンとは在野にいた頃からの知己。加えて言えばいまゴブレットもイブンズも、ジョンの行方を追うために接触を図りたいと考えていた人物だ。


「どうも、前の車がこの先へ向かうため通行していた折に、吸血鬼騒ぎに巻き込まれ……轢いてしまったようですね、吸血鬼を。それで再生に時間をかけているうちにとどめを刺されたものかと」


 運転手が帽子のつばを持ち上げながら、外の様子をためつすがめつして言う。

 幸い事件自体はすでに終息しているようだった。できれば接触したいところ……だが、イブンズはいまからレフト卿との約束がある。それも用件はジョンやその周囲についての情報を問うためのものだ。外すわけにはいかない。


「……ううむまあいいさ。この事件を通じてどこかから手を回し蒸姫との会話に繋げる手もある。迂回路で良いからレフト卿の館に向かっておくれ運転手殿」

「は、かしこまりました」


 ひとまず彼女は元の目的地へ向かう。動き出した車窓から見る水葬部隊の男と蒸姫は、深刻そうな顔でなにやら話し込んでいた。轢いたというならば補償や事後処理についてか。

 この光景を胸に留め置いて、イブンズはその場をあとにした。



 門扉を越え前庭を――と言っても土壌が植物の生育に向いていないので見栄えのするものはない――過ぎ、巨大な円形の噴水の外を半周してきたところで車は止まる。

 ステップを踏んで降り立った彼女は扉の前に立つ。

 両側に立つ円柱エンタシスには巻き付く竜の彫刻が施されており、それは王族に近い家系の者しか許されない装飾だ。仮になんらかの功績を挙げ兵卒昇位プロモーションで爵位を得ただけのような貴族がこの装飾を自宅に使おうものなら、爵位を奪われるだけでなく最悪首をねられる。

 ともあれ、レフト卿はそんな心配はない。やんごとなき血筋の人物なのだ。

 ……少しその血筋への自負が強すぎて、国粋主義に傾いているのだが。


「旦那様は客間にてお待ちです」

「ありがとう」


 扉から現れた執事に案内され、言葉少なに答えたイブンズは広い玄関ホールを抜け、東に位置する客間へ通される。

 応接用のソファとテーブルには姿が見えず、ぐるりと室内を見渡す。と、隅に備え付けられていた白いグランドピアノに腰かけて目を閉じる、老境に半歩踏み入れた男が見えた。

 額を大きく見せるよう後退した白髪が緩やかに後ろに流されており、穏やかな顔つきには柔和を体現するような皺が多く刻まれている。

 紫のシャツに群青のクラバットを巻いて、黒のウエストコートとボトムスに身を包み。仕立ての良い衣服は彼によくなじんでいる。

 回り込んで見てみると、なぜだか鍵盤のふたは閉じたままだった。

 イブンズの接近に気づいたか、男はぱちりと目を開ける。


「イブンズ。やあ、どうも。久しぶりじゃないか」

「まずはご無沙汰をお詫びしますよレフト卿」


 さしものイブンズも、彼の前では声量を控える。ひどく息苦しくはあるのだが、仕方がない。場の空気を読むことくらいは彼女もする。


「おお、構わないとも。きみの活動はじつに大変だろうからね、仕方のないことだ。ささ、ソファへおかけなさい」


 柔らかな表情と包むようなしわがれ声でレフトはソファを示し、座るよう勧めた。

 ではお言葉に甘えさせていただいて、と前置きイブンズは腰を下ろし、向かいに腰かけ両手を組んだレフトの前で姿勢を正す。

 そこで執事が紅茶のポットを載せたワゴンを押してきたので、しばし二人は向き合ったまま無言でお茶の用意を待った。

 砂糖を溶かし、焼き菓子を皿に取り分け、二人がひとまずカップに一度口を付けソーサーへ置いたところで、やっと話ははじまる。このルーチンはいつものことだった。


「……ところでレフト卿。ふたも開けずピアノの前に腰かけなにをしておいでだったので?」

「やや、そこかね。本当はきみが来るときに迎えの曲を奏でていようかと思ったのだが……ふと精神を統一しようと目を閉じたところ、よしなしごとが頭をよぎって集中を欠いてしまったのだ。で、そのままいまに至る」

「よしなしごと、でございますか」


 問い返しに、レフトはひくりと頬を引きつらせた、


「先日のサミットにも来ていただろう……純粋な帝国民ではない、元は他領の人間だった者たちだよ。アレらが近頃都の議会にも口を出していると聞き及び国難ここに迫れりと、危ぶんでおるのだ」


 わずかに生えた白い顎髭を撫でて口の端を歪め、レフトは残念そうに言う。

 辺境地域の人間に対して不信感を抱いているが故の考え方だ。

 柔軟性に欠けるようには思えたが、これを悪いと言い切ることも彼女にはできない。イブンズは曖昧に、同意ともなんともつかない表情で応じた。


 レフトのこれは差別感情、と呼べるものではある。

 だが彼は、先の大戦で身内を失った人間だ。かつて敵対していた地域の人間への評価は、どうしてもからくなる。それにその喪失の経験こそが吸血鬼に命奪われる人民への同情に繋がり、パトロンになることを受け入れてくれた要因でもあるのだ。

 一面だけで批判することは、どうしてもできない。

 地位も年齢もすべてを斟酌されず人と人とが争い息絶える前線を見たイブンズとは、どうしてもちがう考え方になるとしても。『地獄を見てもっとも傷ついた者の意見だけを尊べ』と言うのは傲慢だ。だれかの不幸をすべての基準にすれば、ひとはだれにも優しくできなくなる。

 だからイブンズは、せめて自分の足で回り見聞きして、判断を下すと決めている。その上で、レフトがもっとも話の通じる相手だと理解していた。

 顎髭を撫でるレフトはぱちりと、皺の多いまぶたをしばたかせてからイブンズに問う。


「して、今日は何用だったかな、イブンズ。活動資金については先日の取り決めの通り半期分を渡したと思うが」

「ええ。今日のところは活動資金についてではなく少々お願いしたいことがありまして」

「調べものかなにかかな?」

「平たく言えば。……迎賓館の内部に探りを入れられないかと考えております」

「ああ、あそこか」


 少し、レフトは顔を歪める。先ほどの「気に食わない連中がいる」というような曖昧な事物への嫌悪ではなく、明確な忌避が感じられる顔つきだった。


「用件はなんだ?」

「このドルナクの……ひいてはナデュラにとっての。最大の国難ともなりうるであろう事態の鍵がそこにあるやもしれません」


 ジョンはスレイドと接触した末に姿を消した。DC研究所の最奥に位置し、この街の状況にも知見を持つであろうオブシディアンはジョンの捕縛により傀儡とさせられている。

 つまりジョンの解放によってこそ、閉塞した現状を打破できる。彼の握る情報および、彼を人質にして研究所内で発言や行動に制限をかけられているオブシディアンの握る情報。これがあればいまドルナクで進行する事態に手を打つことができる。イブンズとゴブレットは、そのように話し合っていた。

 ただ……問題となるのは、そのような話に協力してくれる人物がいるかどうかだった。

 ドルナク都市議会のほとんど、DC研究所と騎士団の上位層、そこに加えてヴィタ教会の人間――と、かなりの人間が《血盟》と吸血鬼の計画に絡んでいる。下手に口外すればこちらが目をつけられ身動きが取れなくなるのは自明の理だ。

 つまりこうしてレフトに話をするのも、かなりの賭けである。


「……ふむ」


 レフトは目を細めると、懐から銀のシガーケースを取り出した。

 カッターで葉巻の両端を切り取って口にくわえ、長いマッチで遠火にあぶるようパッ、パッ、と煙を噴き上げ、ひとしきり煙を口腔に遊ばせてから灰皿に置く。

 じいとみつめる瞳には試す色などはなく、ひたすら深く深くイブンズの内心を読み取ろうとしているように映る。

 けれど分の悪い賭けでは、ないと思っていた。

 なぜならイブンズは先だっての《血盟》に属した男から聞き出した情報により、どういった人物がこの計画に加担していたのか大まかには把握できている。

 もちろん《血盟》という末端の組織にいた男の情報ゆえに精度がどこまでのものかは判じづらいところがあったが……、


「イブンズ。我々はひとつの同志だ。その信頼関係ゆえに、いまの話を持ち掛けたと。そう見ていいのだね?」

「無論のことですレフト卿」


 目を見据えて返せば、彼はもう一度だけ葉巻を一服した。

 次いで、こう口にする。


「嘘はいけないな、イブンズ」


 どきりとする物言いで刺し、彼は葉巻を置いた。

 しくじったか。賭けに負けたかもしれないことを察し、イブンズは腰を浮かせ気味に、両手を活かした姿勢に至る。

 迎撃の姿勢を整えつつ身構える彼女の前で。

 レフトは身を乗り出して両膝の上に両肘を置き、組んだ両手の上に顎を載せ。

 口許を隠しながらぼそりと言う。


「……私が、ドルナクの趨勢すうせいに興味の無い都出身の人間だから――声をかけたのだろう?」


 手で隠れた口許が、嫌らしくにやりと吊り上がる。

 からかわれたのだと気づいて、イブンズはやっと目を逸らした。浮かせていた腰を下ろし眼鏡を額に押し上げて、目頭を揉む。

 じつのところ、話を持ち掛ける相手に選んだのには自身のパトロンであるという以上にその理由もあった。

 イブンズの患者の夫、《血盟》に属した男から聞き出した情報によれば、ドルナクの闇に関わっているのはやはりドルナクで甘い汁をすすっていた人間が大半だということだった。


 ジェイムソンインダストリアルのクリュウ・ロゼンバッハをはじめとして、ドルナクの産業発展・鉱山業が栄華を極めるにあたってもっとも得をしてきた成り上がりの者たち……それが、闇の人間たちだった。

 その点で言えばもとより家系がよく、半ば趣味的にここに暮らすだけのレフトは、そういう後ろ暗いことに手を染める理由がなかったのだ。

 賭けをなんとか乗り切ったことに安堵のため息を漏らしつつ、イブンズはちょっとだけレフトにモノを申す。


「……趣味の悪いからかいはやめていただきたいですよレフト卿」

「ははは。私が人倫にもとる行いを看過する人間かもしれないと、一片とはいえ疑ったのだろう? それに対する罰だよ罰」

「ひとの悪い……」

「まあそう言ってくれるな。さて、その反応からすると、きみもある程度まではつかんでおるようだな。《夜風の団》の活動によるものか?」

「いえ。互助で手に入った情報ではなく私自身の治療活動のさなかに得たものにございます」

「では《夜風の団》の連中にはつかんだことは話していないね?」

「ひとまず以て一通りこの街の闇をさらうような情報を手に入れてしまいましたので。軽々に話せるものではございません」


 ゴブレットには、話してしまっているが。爪弾き者の集まりであるがゆえに第七の結束は強く、裏切りの心配はほとんどない。

 加えて、元より彼はジョンを追って酒場を中心とした街の人脈で情報集めをしていた。つまりドルナクの闇に住まう者に目を付けられる行動はとうにはじめているので、いまさら疑いが重なることもないというのが話した理由の一端だった。


「よろしい。懸命な判断だよ。まず間違いなく、《夜風の団》内部にも我々の行動に対する間諜スパイが潜んでいただろうからね」

「レフト卿はどこまでご存知なのですか」

「ドルナクが、ナデュラが……金銭と技術発展と《再生者リジェネレータ》研究のために人民にすべてを秘匿し倫理に反した行いを為している、というところまでかな」

「《再生者》?」

「なんだねイブンズ、そこは知らなかったのか。ということはきみの情報筋は研究所関係ではないな……」


 暗にいま口にした名称が研究所由来の――つまりはなんらかの研究によるものだろうとほのめかしたので、名称からイブンズもなんとなく察する。


「吸血鬼の別称でございますか」

「そうとも」

「するとレフト卿、貴方の情報筋は研究所の?」

「ああ、都から招聘された人間だよ。政治に宗教が関わり過ぎている現状をよく思っていない()の方の一派閥に属する人物だ」


 政治、宗教と来た。

 どうやらドルナクで進行するこの事態もナデュラ帝国の上層で完全に方針として固められたものではなく、いまだ政党や派閥間で対立する意見に別れて抗争をおこなっている状態なのだと、イブンズは感じ取った。


「まあ彼についても、話しておくべきかな。おい、入りなさい」


 レフトが出入口の扉に声をかけると、間をおいてからきい、と開く。

 入ってきたのは白衣をまとう若い男で、歩くとき少し身体の軸がぶれる。

 義足、いや駆動鎧装だ。右足が駆動鎧装に換装されている。

 両サイドを刈り上げた奇抜な金髪頭で、頬骨の突き出した独特な顔つき。細い目を見開いた男は、ぽりぽりと頭を掻きながらレフトの紹介を待つ。


「ブルケット・マルズ。果学研究学会から招聘された人体工学研究の第一人者で、同時に都からドルナクの動きを探るためやってきた男だよ」

「どうも。ブルケットっす」


 軽薄な印象の口調で彼は頭を下げ、レフトに勧められるままソファの脇にあったスツールへ腰かける。


「……果学研究学会から潜り込む人間がいたとは。すでにドルナクは、かなり目を付けられていたのですね」

「ここの計画も最終段階に入ったようでな、対策を急がねばならないのだよ。ほら、蒸気式昇降機エレベータでの身分確認も厳しくなっていたろう?」


 そういえば、とイブンズは思い出す。

 定刻通りに上昇をはじめたのはよかったが、本日は普段に比べかなりチェックに手間取った。積み荷の検査も厳重になり、荷を一部下ろされているものもあった。


「先日のサミットでテロが起きたゆえの、とされているが、実情は上等区画ならびに研究所周辺へ部外者を入れないためのものだよ。もう地位ある人間のほかは上には来れないようになっている」

「俺もあと少しドルナク入りが遅れてたら危なかったっすね。いまはもう現在上等区画に居を構えてる奴以外は、基本的に出入りを禁じられちまってる」


 困り顔で焼き菓子に手を伸ばし、ブルケットはざくざくとこれを頬張った。


「おまけに所内へ潜り込めたはいいが、招聘客じゃやはり入れないところもあるもんで。現状では証拠となる違法研究資料へのアクセスがどうにもできんのですわ」

「違法研究、ですか」

「例の研究自体は『なぜ吸血鬼が発生したかを調べるうちに《再生者》として利用できるとの考えに至った』という見方が為されるよう徹底しているようだがね。しかし彼、ブルケットやその他潜り込んでいる人間の調べによると、かなり非人道的な実験も行われていたとのことだ」

「そのあたりの人権無視した違法性ある研究データ、これが手に入ればなんとかなるんすけど」


 角砂糖のカップのふたを開け、つまんで取り出した一個を掌でころころともてあそぶ。

 ブルケットはイブンズに視線をやりながら口を開いた。


「ただそれより先に研究が完成して、都の肯戦派こうせんは……ああ、俺らが否戦派ひせんはを名乗ってる政治派閥なんで対立してる連中のことなんすけど……まあとにかく、そっちに渡されて上での承認が通っちまうとまずいことになる」


 非人道的な証拠は――、と言って角砂糖を口に放り込み、ばりばり噛み砕いて呑み込んだ。


「正直、私たち否戦派の方が()において力が弱いのだよ」

「つまり時間がない、いま動かないと握りつぶされる、ということでございますか」

「正解だ」

「上等区画への潜入工作員の移動手引き、研究所内で動いての違法資料へのアクセス、それら作戦行動中の陽動……と、解決しなきゃならん課題が多過ぎなんですわ」


 足を組み腕を組みむむむと考え込むブルケット。

 その様を見ながら、イブンズはふと彼の挙げた課題事項について意見を漏らす。


「……研究所内で動ける人材にはあてがないこともないですよレフト卿」

「ん? 知己がおるのか」

「知己というほどではないのですが。元より本日ここへ推参いたしましたのはその人物を現在の苦境から救い出して情報を得よう、との目論見でしたゆえ」

「ああ、そういえば。すまないねイブンズ、こちらの用件ばかり話してしまいそちらの話をうかがっていなかった。……して、どういうことかな。話してみなさい」

「ええ」


 イブンズは静かに、訪問の目的を語る。

 ジョンの救出と、それに伴うオブシディアンの行動制限からの解放。

 そう、研究所で五指に入る彼女、各所への強いアクセス権限を持つ彼女の解放について、意見を述べ始めた。



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