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悔打ちのジョン・スミス  作者: 留龍隆
終章 牢獄

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68:医者と調査と血盟の実在


 日常の業務に埋没してしまいそうな自分を認めざるを得ない。

 人数が少なくなった以上、ゴブレットとラキアンとルー、三名のみで仕事を回しているのだから当然ではあるのだが。

 それでも埋没させてはならないことがある。

 忘れるわけにはいかないことがある。

 睡眠を削り可能な限りの時間を費やし、ゴブレットはジョンたちの行方を追っていた。


「……今日も手掛かりはナシ、か」


 出勤してやってきた第七騎士隊の部屋にて、ぼんやりとランタンの灯りに照らされた己の執務机を見た彼は嘆息する。

 机の角にある真鍮製の筒状機械、書簡を蒸気機構で送るための《送空管》になにも書面が届いていないのを確認したためだ。

 ジョンとロコの行方。口を閉ざしたままのディア。

 この三名とその周辺についてゴブレットは日々調べを進めているが、結果は芳しくない。ディアがなにも語らないのはつまり、ジョンの身になにか起こるかもしれないとの恐れがあってのことだろうが――なぜ情報が出ないのかということすらわからない。どこかで情報が、遮断されているのだ。

 このドルナクでそのようなことができる人間は、限られている。


 都市議会に出席するような上等区画の重鎮。

 DC研究所のトップ。

 それから――騎士団上層部。


 唐突にジョンとロコが除籍処分になった進行の速さから言っても、そこが絡んでいるのはほぼ間違いない。そしてそんな人間たちまでも動かすような事態がなにか起きているのだとすれば、内容はよほどドルナクにとって大事おおごとなのだろう。

 それこそ、この街の在り様を一変させてしまうような。


「大きな、途方もない事件が……――――ん?」


 と、考え込んだゴブレットは物音に気を取られる。

 なにかと思い音の出どころを見ると、隊室の入り口だ。

 どんどんどん、と激しくノックされており、厚い扉の向こうからなにやら声と思しきくぐもった響きが届いている。

 怪訝な顔をしながら彼は机の下をくぐって紙の山の間を抜け、おそるおそる扉に手をかけた。

 がちゃりと引くと、隙間から、くぐもっていた声がワっと圧を増してゴブレットに襲いかかる。


「ったく朝というもっとも人間の活動に適した時間帯だというのにあまりにもレスポンスが遅いぞちゃんと朝食をとって血糖値を上げているかね第七の隊長殿、顔色が悪いぞあまりにもひどいぞ圧搾固形食糧でもどうだね!」

「もが」

「お代は一スードで構わないよ!」


 開けるなりずかずかと踏み込んできてゴブレットの口になにやらにちゃっとしたひどくまずいものを突っ込んできたのは、薄汚れた白衣をまとい両肩から斜め掛けにしたカンバス地のカバン、背中にも巨大な背嚢という恰好で真鍮製の多レンズ眼鏡を耀かせた人物。

 このドルナクで知らぬ者がいない女傑、イブンズ・ドラブロだった。


「……もご、むぐ、うぉ、まっず…………んぐっ。で、なんだい。急に押しかけてくるなんて穏やかじゃないな、イブンズ先生。なんの用だ」


 とりあえず口に差し込まれた、哀しい気分になるほどまずいものを飲み下したゴブレット。

 ポケットを探って小銭を取り出し支払いを済ませながら訊くと、イブンズは部屋の中で比較的片付いた場所――ジョンの使っていた机の上をぱっぱと払って腰かけ、眼鏡を額に押し上げた。その手で人差し指と中指を立て、ゴブレットへ示す。


「二点。お前に訊ねておきたいことがあって来たぞ」

「こんな早朝に」

「なにが早朝か八時に始業開始ならば六時には目を覚まして身体がうまく動くよう計らっておくのがまっとうな労働者というものだ! という話はまあいまはいい。訊きたいのはだね第七の隊長殿。阿片の件が関係するのだが」

「……阿片?」


 少しだけぎくりとするゴブレットであった。

 医者としての情熱に身を焦がしているこのイブンズという女は、当然使用者の身を亡ぼす悪魔の品である阿片や麻薬の濫用を毛嫌いしている。

 だというのに、先日うっすらと……この第七騎士隊メンバーであるブルーム・L・ガルシアが、どうも阿片に造詣の深い、言ってしまえば使用者側の人間だったことがわかってしまった。阿片の質うんぬんに言及していたあの様子は、一度や二度試した人間の感想ではない。

 ひょっとしてあの女装男、この医者に尻尾をつかまれたのではあるまいな……と冷や汗を流す。けれど努めて冷静に取り繕い、「なにかルートの発見でもあったのか?」としらを切った問いを投げた。

 イブンズはこれに片眉を上げて応じる。


「ルート? そんなものは見つかってなどいないしもし見つかっていればここに来るまでに自力で販路を潰しておるさ」

「うん、あんたはそういうお人だよな……」

「よってそういう話ではないので勝手に憶測でものを語るでないわ時間を浪費するではないか。して、第七の隊長殿。阿片の話だがお前と第七の連中でひと月ほど前に吸血鬼の売人を捕えた話があっただろう」

「あったよ。それが?」

「なんでも吸血鬼の証言では『吸血鬼化してからは阿片がキマらなくなった』とのことだったな。そこで私もしばらく自身で調査してみたのだがやはり連中には阿片が効かないことが確認されたのだ」

「どうやって調べたのかは訊かないことにしておくよ」

「手順は合法なものを踏んでおるから要らぬ気を回すな。まあとにかくそういう次第で検証が済んだのであとは原因の究明ということで吸血鬼の身体をいくらか検めたいと考えたわけだが……これが困ったことに腑分けには面倒な手順がかかる」


 しょぼくれた顔で、イブンズは膝に肘をついた。

 ヴィタ教のせいで腑分けを嫌う気風がいまのナデュラにははびこっている。もちろん人体の解剖で中を検めるのは医療の発展目的であるし、開腹したあと遺体を遺族の下に戻す前には丁寧に外見を復元するよう努めているのだが……『なんとなく』で嫌がられるとやりづらいというのはある。ゴブレットもそこはよくわかる。


「で、なんだい? まさか俺たちに許可申請とかをうまくやれと言いにきたわけか?」

「そうは言わんよさすがにそれは負担だろう。私がお前たちに願いたいのはだな――頭が梨割りになった吸血鬼(・・・・・・・・・・)の死体が出たら私に教えてくれということだ」

「真っ向から割られた奴か」


 また趣味の悪いものをご要望だった。

 たしかに吸血鬼戦は首を刎ねるか心臓を貫くか、さもなくば行動と思考を停止させるために脳髄を狙い斬りつけるためそういうのもよくある死体ではあるのだが。


「でもそれ、どういう意図があるんだい?」

「麻薬の作用がどういったプロセスを経ているかということくらいはお前も理解しているだろう第七の隊長殿。要は情動をつかさどる部位である大脳辺縁系への働きかけで快楽物質を脳内に放出させつづけるというものだ!」

 そこまで言われて、やっとゴブレットもぴんときた。


「……もしや、吸血鬼はそこになんらかの異常を抱えていると?」

「可能性がある。部位自体の働きが弱まっているのか働きを阻害する何か(・・・・・・・・・)があるのかはわからんがそこから治療ないし原因の特定につながるのではないかと考えている故に少しでもサンプル数を多く見ておきたいのだよ。……ひとの死を望んでいるようであまり好かないやり方ではあるがね!」


 しかし必要なことだ、と置いてイブンズはゴブレットの目を見る。

 相変わらず仁術としての医術しか見えていない奴だ、と思い、ゴブレットは「わかったよ」と了承しておく。彼女は「ひひ」とわずかに微笑み、立てたままだった指を一本曲げた。

 それから机を降り前へ進み出て、周囲の様子をうかがうように視線巡らしてから。

 彼女にしては非常にめずらしいことに小声で話をはじめた。


「……残る一点もあまり愉快な話ではないのだがな」

「梨割りの死体よりもかい」

「茶化すでないよあまり聞かれたくない内容という意味なのはわかるだろうわかれわかっておけ。……問いの前にまず前提としてだがお前には知っておいてもらいたいことがある」

「知っておいてもらいたい、というと、」

スレイド(名無しの少年の傷)が、見つかったぞ」


 遮るように告げられて。

 途端、

 息がつまった。

 いつかは来るだろう、来るべきものだろうと願っていたその一報。

 けれどあまりにも。

 あまりにも、重たかった。

 ゴブレットに、つづけてイブンズは言う。


「本来ならば名無しの少年にのみ伝えるべきことなのだがいまあの子はいないからね。知己にして彼の上司であるお前にこそ伝える」

「それは……どうも」


 ふらついた足を己で認めて、ああ、とうめいたゴブレットは。そのまま先のイブンズの位置と入れ替わるように机へ腰かけて、背を丸めた。

 とうとう、見つかった。

 そう思うと、■■■ともども幼い頃から人となりを知る彼の現状、そして辿るであろう決戦とその末路を想像してしまう。


 今度こそ、どちらかが死ぬだろう。

 幼友達で腕を競ってきた二人が終着を迎える。

 スレイドのしたことは許されないしゴブレット自身も許すつもりはないが、それでも。いまへと繋がる過去が今度こそ完全な断絶を迎えると思うと、どうしても胸が痛んだ。


「……俺もずいぶん歳を重ねたし、身内の死もいくつも看取ってきたのにな」

「死に慣れることなどなくだれしもが考えないようにするのがうまくなるだけだよ隊長殿。身近な人間が死に迫っている、どころか身近だった二名の殺し合いが近づいているともなれば平静でいられんのはごく当たり前のことだよなにをへこんでいるんだかね」

「わかっているよ。でも、こういうのは。やっぱり、月並みだけど理屈じゃないな」

「理屈が感情を制するというならこの世はとうにだれかの哲学によって平和になっているだろうさ」


 たぶん、慰めなのだろう言葉を口にする。

 感情の機微に敏いのにどこか言葉がへたな彼女の様に朴訥さを感じて、ゴブレットは距離感の雑さがむしろ心地よいこともあるな、と思った。


「それで、スレイドは。いったいどこで見つかったんだ」

「発見されたのはサミットの会場だね。《夜風の団》のパトロンであるブラウン・レフト卿も出資者側としてあの場に出席しておったのだが大主教襲撃事件のあとにあの特徴的な髪色を見つけたとのことさ。アシュレイ・ドリーと名を変えていたが間違いなく名無しの少年とその流派に対して凶行をやらかしたご本人だよ」

「アシュレイ……ジョンが殺害しかけたとか報道されていたあの男か!? 記事の内容では『大主教御付きの護衛役』とのことだったぞ、どういうことだ」

「加えて言うならば奴はアークエに関与しており《血盟》に属している」


 短く、イブンズは彼の正体を告げる。

 だがその情報は異様なほどちぐはぐだ。大主教の護衛を務め、アークエに関与しており、血盟でもある吸血鬼? そんな状態、それぞれの立ち位置で物事にあたるスタンスがまるで変わってしまう。

 矢継ぎ早に意味の繋がらない肩書きばかり追加されて、ゴブレットは混乱する。


「待て、待ってもらえるか、イブンズ先生……そもそもアークエだの血盟だのというのは、どこからの情報で」

「お前たちと共にここにいたシスターのお嬢ちゃんさ」

「ああ余計にわけがわからなくなった!」

「落ち着きなゴブレット・ニュートン、ひとまず私がシスターのお嬢ちゃんに聞いたことから順に伝えてやる。その様子だとのアブスン・ブリュード・メスカルとの戦いのあと彼からもたらされた情報を聴く暇がなかったんだろう?」

「あのときは蒸気裂弾の解体でへとへとだったもんでね……」


 お手上げのポーズをとって、ゴブレットはイブンズへ話をうながした。


 ――彼女へロコから情報が流れたのは、サミット当日。産業区画方面へ歩いていく途中らしきところに出遭い、ロコがジョンから伝えろと言われた情報をイブンズに話したというかたちらしい。

 要はジョンがスレイドに繋がる情報の糸口にならないかと思い、《夜風の団》の頭であるイブンズに伝えておきたかったのだという。

 あいにくとその段階ではイブンズの方にアークエやそこから展開される《血盟》への道筋はなかったそうだが。


「しかし私がこのスレイドの情報を辿る機会には意外なほど早く巡り合った」

「だれか、アークエの信奉者に会ったのか」

「まあもともと私の知己の中にも穏健派のただ『信仰しているだけ』というのはいたのだがね。ただ、今回アークエだとわかった相手は。……過激派でな。それこそ先日の蒸気裂弾テロにもかかわりがある……」


 歯切れの悪い様子でイブンズは言う。

 視線は動かないが、身体の向きが若干、扉の方から逸れている。

 なにかを隠したい心情の表れと見えて、ゴブレットはなんとなく察した。


「患者、だったのか」

「……『だった』か。正しい言葉だよゴブレット・ニュートン。彼女は昨夜死んだ。長く流行り病を抱えておってな」


 拳をぎゅっと握る。

 死には、慣れないな。そう声をかけるべきか迷ったが、医術の道にいる彼女にわざわざ言うのもちがう気がした。


「死の際に彼女は私へ語ったよ。罪悪感によるものか自分の生きた証をだれかに知っておいてほしかったのかそこはわからんがただアークエに属した自身と、スレイドとの――《血盟》との関わりについて語って逝った」


 目頭を揉んで少し間を置き、イブンズは静かに語り始めた。


「彼女自身はアークエに属す工作員のひとりに過ぎなかったようだが所帯を持っておってな。旦那殿が《血盟》に属す者だったようだ」

「吸血鬼と生活していたのか」

「旦那殿は隠していたようだが共に暮らして気づかんはずもなくあくる日に問い詰めたら吸血鬼化していたと白状したそうだ。病のせいで細君から血を与えることはできなかったようだがね……そして旦那殿もアークエ派であったゆえ細君のためになら協力を惜しまなかったようだ」


 結果、病により工作員としての役割を果たせそうにない妻の代役を要した際、スレイドを連れてきた。

 旦那の男いわく、アブスンに関わると伝え聞いたスレイドが志願してきたという。


「自分から、か。俺が知る限りスレイドはアークエどころかラクアにも興味の無い、無宗教の男だったはずだよ。となると、剣士として高みにいたアブスンに惹かれて請け負ったか」

「私は剣士という生き物の思考に詳しくはないのでよくわからんがそのあたりはそれこそ名無しの少年あたりにでも訊くべきだろうよ。ともかくもスレイドとアークエとはそういうかたちで関わっておった。そして《血盟》は実在していた」

「……で、《血盟》とはなんなんだ? 単なる互助組織なのか?」

「よくぞ訊いてくれたゴブレット・ニュートン。ここまでの話を前提としての『私の訊きたい二点目』はそこに触れるかどうか決めるための問いだ」


 イブンズは髪を掻いてから、額の眼鏡を下ろした。

 レンズ越しの大きな瞳でゴブレットを見据える。


「《血盟》はこのドルナクにおける『上』の方の闇に繋がっておる――踏み込む覚悟はあるかねゴブレット・ニュートン?」

「……個人名で名指しするってことは、騎士団の立場などと無関係に動けという意味でいいのか」

「捉え方はお前次第だがこれ以上の質問は受け付けない。そもこの問いかけをする時点でも私としては相当にリスクを背負っている状態に他ならないのでな」


 ごもっともだった。パトロンがついているとはいえ単なる町医者のイブンズが、《血盟》の調査などといってこの街の上層部へ疑いをかけるというのなら賭け金は己の首だけでは足りないだろう。

 ゴブレットにもベットしろと言っているのだ。首を。


「是非もないね」


 だからすんなりと答えた。

 元より手詰まりの状況だった。身内のために首を賭すなら悪くない。

 イブンズはレンズの奥でわずかにまぶたを見開き、「よろしい」と受諾した。


「後悔はするなよ泣き言はやめろよ。私としても仲間を要するためこうして声掛けしているが正直まずい道に呼び込んでいるとの自覚はあるのでな」

「なにも知らなかったせいでする後悔よりは、マシだ」

「いい返事だゴブレット・ニュートン。ではこれより私の知る最後の情報を教える」


 背嚢を下ろし、彼女は中から紙束を取り出した。

 渡された手書きのそれには『ドルナクにおける吸血鬼および《血盟》についてのレポート』とある。著者名には当然イブンズの名。

 調査に際して話を聞いた人物の欄には見慣れない男性名があった。


「昨夜死んだ患者の旦那殿から伝え聞いたものだ。守るべき生活と対象を失った彼は私にすべてを語ったあと、死を願った」

「……! イブンズ先生、あんた」


 顔を上げたゴブレットにイブンズは語らない。

 だがゴブレットは、少しだけ彼女の来歴を知っている。

 というより有名だったのだ、彼女は。

 ことに――戦地の前線においては。

 彼女はあらゆる意味でひとを助けてきた人物であり、そこには慈悲の短剣(ミゼリコルデ)の扱いも含まれていた。それだけのこと。


「……患者さんと、旦那の葬儀は」

「私の顧客はほとんどがそういったものを挙げられない貧民層だ。この二人も例に漏れなかったゆえ私と近隣の者たちで埋葬した。……墓地もろくにないこの街なので野犬に掘り返されん程度の深さに墓標もなく埋めただけだがね」

「そうか」

「いくつか触法している自覚はもちろんある」


 言い切って、弁解もなにもしない。

 おそらくはすべてに片を付けてから、自ら贖罪に沈むのだろうと思った。だからゴブレットもなにも言わない。もともと、言えるほど自身が綺麗なつもりもなかった。

 ぱらぱらとレポートを読む。

 次々に現れるおぞましい記述に、ゴブレットの精神は削られる。


「……これは、こんなことが」

「ああ。《血盟》は都市議会やDC研究所にとって邪魔になった人間を処理するため動く私兵だ。それも吸血鬼を捕えて家族を人質にしたり血を定期的に与えたりすることで手なづけたものだよ」


 加えて吸血鬼には人体実験もおこなわれているとのことだった。

 不死性の耐久性能から人間との身体部位のちがいまでさまざまなことを調べ上げているという。

 残念ながら旦那の男には医学的知見がなかったようで《血盟》に属してから事実として知ったことの他記述は少なくなってしまうのだが、それでもわかることは多かった。

 ここは。

 この、ドルナクは。


「……もうわかるだろうゴブレット・ニュートン。このドルナクという街は研究所から騎士団まですべてが繋がって吸血鬼の存在を容認し、その特質を調べなんらかの目的に利用しようとする実験場なのだよ!」


 闇そのものだ。


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