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生活モニュメント[5]

一つ溜息

作者: 袋小路 めいろ

今日見たものが

映画の中の様な世界でも

降り立ち見上げる

確固たる現実が

僕の意識を

非現実に追いやろうとする

映像の中にいたら

後は楽しむだけで

良いんだから



フワフワしている

いつもと違う事に高揚する

一次的な一時停止

いつもはすんなり

受け入れるくせに

いつもと違う事は

正面から受け入れない

それはなぜだろう

壊れてしまう部分があるからか

壊れる事を防ぎたいからか

わからない

わからない



前向きな後ろ向きでは

どこへ進めば良いかわからない

いや

もはや理由すらわからない



どこから立ち上がろうか

こざこざしている

様々な問題点

明日はくるけれど

明日の無い感覚

等しい明日が無い事が

悲しいってど真ん中

悪戯につついては

苛立ちの種が飛び出して

人の中での交通事故



本当に現実で

本当に切なくて

恐怖心が壊れるほど

怖くて

あゝそうか

それを感じない様に

人は出来ているのか

あゝそうか

成り立たせるって

そういう事か

限界値のあるバケツに

徐々に黒い雲が溜まっていく



TVの中で

今日も映画みたいな現実が

流れたりする

ズレが生じる

意味のないズレが生じる

多方面に考えた結果の

人がよくやってしまう

下手くそなズレだ



一つ溜息



本当の意味で感じないから

悔しいのか

本当の意味で感じないから

良い事なのか

わからないけれど

人がやらなければいけない事は

人がよく言う

偽善者みたいに

少し前のめりに挑戦する事だ



そこから立ち上がるのが

生き物としての生き方だ

人という生き物の在り方だ

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