第6話 携帯がつながらない
「殺すって…これガチなやつだよ…」
奈々は今の状況に恐怖した
「ちょっと犯人!いい加減出てきてもよろしいのではなくって?
出てこないのなら強制的に愛花が犯人ということにしますけど…みんな問題ないですわね?」
麗華は相変わらず高飛車に振る舞う
「そんな…なんで私が犯人にされなきゃいけないの…?」
プツッ
その途端、電気が消えた
電気が消えた夜の大広間は暗闇に包まれる
突如訪れた漆黒の闇は彼女達に不安をもたらした
「電気まで消えるとはどういう事ですの!
電力会社に問い合わせますわ!」
麗華はケータイを開き、電話帳を開いた
が、しかし…
「携帯がつながりませんわ…」
「携帯もつながらないなんて…これは愛花の仕業に違いないわね」
洋子は無理矢理愛花のせいにしようとする
「私は違うのに…」
「洋子、麗華、愛花にはこんなことできるはずがないよ
愛花は大人しくて気弱で暗くてネクラだからこんなことやろうと思ってもできないよ!」
「確かにそうよね…はづき」
はづきの言葉に洋子は納得する
「……なら他に誰がいるっていうんですの!この部屋には私達以外誰もいませんわ!」
「残念♪実はもう1人いるんだよ♪
じゃあもうそろそろ始めるよ
年に1度のメインディッシュのはじまりはじまり!」