第2話 喧嘩
そして次の日
私達は麗華の家の前にやってきた
「それにしてもでっかいなー麗華の家」
麗華の家はかなりの豪邸で、学校ぐらいの大きさだ
「麗華はお金持ちだからね~超羨ましい」
「とりあえずインターホン押すわよ」
するとピーンポーンという音が周囲に鳴り響いた
しかし…
「あれ?出てこない…」
私達はしばらく待った
何か用事があったのか?と思ってみんなで帰ろうとしていたその時だった
「待たせたわね」
その声が聞こえると、大きな扉が開いた
すると、赤と黒で彩られたドレスを身にまとった麗華が現れた
「麗華!その服凄い!」
はづきが言った
「この服は今日のためにお父様に頼んで作ってもらったんですわ
綺麗でしょう?」
「うわー!凄い凄い!」
私は一応麗華を褒めた
こう言っておかないと麗華は機嫌を損ねるからだ
「麗華はいつも綺麗よね
私ほどじゃないけど」
洋子は麗華を笑うように言った
「なんですって?」
麗華と洋子は犬猿の仲だ
初めて会った時から仲が悪かったらしい
「ちょっと待ってよ!今日はせっかくのクリスマスパーティーなんだから仲良くしようよ!」
「そーそー!ケンカはパーティーが終わったらやろうよ!」
私とはづきは言った
すると、
「ふんっ!今日はクリスマスだから100歩譲って許してやってもよくってよ
そのかわり、パーティーが終わったら決闘しましょう?」
なんと、今日は珍しく麗華の機嫌が良い
パーティーの影響だろうか?
「は?何その態度
上から目線もいい加減にしてほしいわね」
一方、洋子はそのまんま
「あー聞こえませんわー!」
麗華は耳栓をして対抗
「と…とりあえずパーティー始めようよ…」
久しぶりに愛花が喋った
「あんたに言われなくても分かってるわよ!」
洋子は嫌いな愛花に言われて、さらに腹が立ったようだ
とりあえず私たちは麗華の家の大広間へ向かった