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吸血鬼はクリスマスの夜に  作者: えみりー
1/7

プロローグ

「12月24日…」


金髪の少女は呟いた


「ついにこの季節がやってまいりましたね。リリー様」


その少女はリリーというらしい


「ええ


もう半年ぐらい何も食べてないから明日、いいのにありつけるといいのだけど」


「1年に1度の事ですもんね」


「もう何百年も同じような生活をしてるけど、一向になれないわね


それに、最近のお菓子は量が少なくて困るわ」


何百年…という事はもうかなりのお婆さんなんだろう


しかし見た目は10代の少女にしか見えない


「明日は頑張ってください、リリー様」

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