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プロローグ






こんな日来なければイイと思いながらも。

焦って。

焦って。

我慢できなくて。


ゆっくりと歩いてくる少女。

緊張で肩が震える。


「話って、なにかな?」


はにかむように微笑んで、小首を傾げるいつもの仕草。

その仕草の似合いっぷりに、俺は過去何度もときめいたんだ。

握りこぶしをぐっと作る。

一世一代の勇気を振り絞れ、俺。


「なんていうか…、こんな状況で、なんとなく予想は付くかも知れないけど……」


しどろもどろに目線が彷徨う。




「俺、高屋敷さんの事が、好きなんです!」




「うん、それで?」


へ?


「佐々原くんは、どうしたいの?」


いつも通りのおったりとした口調で問われる。

どうしよう、こんなのは予想外だ!


「えと、…出来れば、男女のお付き合いをしたいと考えてる訳なんだけども」


思わずよく分からない口調になる俺。

なんかかっこ悪い。

ていうか居た堪れない!

今すぐ全速力で逃げ出したい!

でも逃げたら逃げたで結果を先延ばしにするのは怖い!

普段からあまり働かない脳みそがぐるぐるとフル回転を始めてショート寸前☆

懐かしのフレーズすら過ぎる俺に、少女はまた、小首を傾げながら答えた。


「うん、いいよ?」


にっこりと。



「うぇっ?」



思わず変な声が出た。

少女は至っていつも通りのおっとり具合で、まるでこの状況を認識してないようにも思えた。


「え…いいの? ほ、ほんとに?」


「うん」


今度はこくりと頷く。

その仕草もまた可愛い。



「よろしくね、佐々原くん」






彼女の頬が赤かった気がするのは、夕陽のせいだけじゃないと信じてる。






可哀想な主人公による総受ラブコメはじまるよー。

執筆スピードは鈍足ですので、ご了承ください。

誤字脱字等のツッコミは常時受け付けております。

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