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祖母とわたし


母のいない私にとって、祖母は大事な人生の大先輩。

昭和一桁生まれの祖母二人は、ありがたい事に二人とも元気である。


ひ孫のたくさんいる彼女たちは、会う度息子の事をたいへん可愛がってくれる。


そしてよくお小遣いもくれる。ありがたい。


私の人生についても、よく心配して様々なアドバイスをくれた。


昔の人だし身内なのでかなりズバズバ言う。

現代人の感覚だと明らかにノンデリの類だろう。


ただ、言われてあまり傷ついた事はない。

なんか、結構役に立つ事を教えてくれるというか、本当に人生の先輩なのだ。


話が長かったりループしたりで同じ話が続くのが玉に瑕だが、年齢を考えたらしっかりしている二人だと思う。


私は23歳で結婚相談所に加入して今の夫と出会ったが、これは祖母の教えからだ。


夫婦関係についても、よくとんでもないアドバイスを貰うが、粋も甘いも噛み締めた人が、半世紀以上かけてたどり着いた答えなのだろう。


かなり実践的で役に立つアドバイスが盛り沢山だ。デリカシーの有無は、置いておいて。


外国人や障害者への偏見と無理解は、聞いていて辛い時もある。


でも、生きてきた時代が違い過ぎる人たちなのだ。


戦時中に女学校を中退するしかなかった人たち。黒塗りの教科書。


戦後の復興、預金封鎖、花嫁修行のための奉公。


男尊女卑と家長制度、年功序列が当たり前だった時代。


平成と令和の時代を生きても、変われない何かがあるんだろうな、と思いながら適当に相槌打ってる時も多い。


人の話を聞くのが苦手で、話したがりな所は私も似ているのかも?


実際はトラブル起こさないようにひたすら聞き役に回る事が多いのだけれど。


小説やエッセイを書くのは楽しい。読んでくれる人がいるのは幸せな事だと思う。


ところで、油断してると息子の話があまり出てこなくなってしまうのだが、これにはちょっと理由があったりなかったり。


何というか、息子の話を書こうと思うとかなり、気を使ってしまうのだ。


これ、悪口になってないかな?いつか家族にバレて本人が読んだ時に傷つかない?


支援級に通う息子との日常を書こうと思うと、良いことばかりではない。


イライラしたり、喧嘩する日もあるけど、そーいう事をたくさん書いても、虚しい。


でも、良い事ばかり書いていても、読んでる人もつまらないだろう。


だから私は、支援級に関して書きたい事はフィクションにして、物語の中に詰め込んでいるのかもしれない。


なんて、結局は宣伝になるのですが。


もしお時間あったら、葉子のノート、読んで見て下さい笑


ちなみに祖母がくれたアドバイスの中で、1番とんでもねぇなと思ったのは、

『不倫するといけないから、自分の夫と姉をあまり会わせるな』

でした。おい、とんでもねぇな。


早くに母を亡くした私にとって、優しい姉は母の代わりのような、とても大切な存在。

でもだからこそ、もし夫と姉、2人同時に失う事になったらと考えると、ダメージが大き過ぎる。


祖母は彼女の長い人生の中で、そうしたケースを実際に何度も見てきたそうです。

冗談ではなく、本気で心配して言ってくれたのだろうな、と思ったのでした……。

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