故郷の夕焼け
◎この作品は家紋 武範様主催企画「夕焼け企画」参加作品です。
いざ
帰らん故郷へ
懐かしき夕焼け
見るために
幼かったあの頃
夕焼けは太陽が燃え尽きてその命を終えるのだと信じていた
今ではまた同じ太陽は昇ると
解ってはいるものの
都会で見る夕焼けは
寂しくて寂しくて
どこか一人ぼっちな自分を
慰めてくれている気さえした
ある日
故郷に大きなビルが建つという話を聞いた
実家の部屋からの夕焼けは
もう眺めることが出来ないと知った
無性に自室から眺めていた夕焼けが見たくなった
いざ帰らん故郷へ
懐かしき夕焼け見るために
母に手土産持って
夕焼けを見納めるためだけに
帰ろう
あの小さな町へ
故郷の道の唄を歌いながら
帰ろう夕焼けを見るために
美しき夕焼けよ
我が目に輝け
永遠なれ夕焼けよ!
お読みくださり、本当にありがとうございました。




