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異世界灯台守の日々 (連載版)  作者: くりゅ~ぐ
第2章 バハラと追憶と彼方

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第94話 天音と紐パンと限界点


ジゼルの顔を見た


大分落ち着いてきた様だ


まぁあれは不幸な事故だ。


先程ジゼルには飴を三つ追加で渡した。


今、二粒目を口にして居る、後少しで落ち着きを取り戻す事だろう。



うん、人間冷静さは大事だ。


あの時俺にもう少し冷静さがあれば、どうなって居たのだろうか?




『■■■簀巻きにされて吊るされる気分はどうだ? 己の罪を知れや』


『テメー何写メ撮ってんだコラ 肖像権の侵害だぞ』


『残念でしたー 動画撮ってるんですぅー』


『一緒だボケ! てか撮んなや』


『ハァ? 聞こえんなぁ~』


こ こいつ‥‥


何が聞こえんなぁだよ、人の持ちネタをパクりやがってからに。


てかコイツ俺の煽り方が良く分かってやがる。


クソー 厄介だな、落ち着け俺、怒りを鎮めろ、

で無いとコイツの思う壺だ。


『ヒャッヒャッヒャ、あー面白~い やっぱ正義は勝つってやつだな、悪は滅びるんだな』


『・・・』


落ち着け、所詮ガキの戯言だ。


『さて、動画は十分撮ったし写メでも撮影しよっかな、まぁモデルがイマイチだけどしゃー無いか、アホな間抜け面を撮ると致しますわ、さぁ撮影会の始まりザマスわよ』


『・・・』


そうクソガキの戯言だ、どうって事無い。


『あ~ 楽しい、おっ! コレ良いな、ホレ、この画像お前に送ってやるよ、ありがたく思えよ、あっしの優しさに心ときめかせて感謝の心を常に持て、

()()(たてまつ)れや』


『・・・』


何が 女の敵 成敗されたる図 だよ。


スマホの画像をスマホペン、いや、スマペンで態々手書きかよ‥‥


打ち込みじゃ無くってスマペンで手書きか‥‥


そうガキのやってる事だ、心落ち着かせろ、

呼吸を整えろ、心乱されたらコイツの思う壺だ。


『おい、あっしの乳が好きなのは分かるがな、コレあっしだからこの程度で済ましてやってんだからな、あっし以外の奴にやったら普通にお縄になるぞ、分かってんのか? それともお前、まさかと思うけどお縄にして欲しかったのか? 縛って欲しかったのか? とんだ欲しがりさんだな、てか紐パンも道着の上から引っ張った位でほどける程柔じゃ無いからな、分かってんのか? この変態の全女性の敵めが、ちっとは反省しろ』


『・・・・・・』


コイツ‥‥


水虫になったら良いのに‥‥


いや、コイツが水虫になったら移るか‥‥


『おい聞いてんのか変態? てかまさかと思うけど、お前がブラのホックを外すの手慣れてるのは、他所様の関係無い女性で試してんじゃ無いだろうな? お前それ痴漢って言うんだぞ、お前何時か本当牢屋に入る事になるぞ』


『・・・』


アホか、付き合った女にしかして無いわい、

てかコイツは俺の事を何だと思ってんだ?


くっそー 俺が縛られて反撃出来ないのを良い事に言いたい放題抜かしやがってからに‥‥


コイツどうしてくれようか‥‥


『おい、どうせお前今、解放されたらどうやってあっしに仕返し、しようか考えてるんだろ? お前の事はお見通しだぞ、そう簡単に許されるとは思うなよ』


『・・・』


コイツ‥‥


マジでタチ悪いな、俺は今ポーカーフェイスで居る、それなのに考えを読みやがった。


くっそ~ 解放されたら紐パンの紐ほどいてやるからな、あっ! コイツ写メ連写しやがった。


しかも超高速で撮りやがったな。


マジでムカつく、何がムカつくかと言うとコイツの満面の笑顔がムカつく、心底嬉しそうだ、マジでどうしてやろうか‥‥


『おい天音(あまね)楽しそうだな? てかこの後の事を考えてるんだろうな? 俺は永遠に吊るされてる訳では無いんだぞ』


『おっ! お前久々にあっしの名前呼んだな、まぁイイわ、てかこの後の事? お前あっしがその事を考えてないとでも思ってんの? 心配すんな、お前の心をちゃんとへし折ってやるよ、お前には必ず、そう必ず、天音様、美しくも気高く心も美しい天音様、愚かな僕をお許し下さい、僕は貴女の奴隷です って言わしてやる』


『ふざけんなや、お前みたいな小汚ない黒ギャルにんーな事言う訳ねーだろ、お前絶対わからせて(・・・・・)やるからな』


『チミはまだ立場が分かって無い様でありますわね、ワタクシにそんな口聞いて・・・ おいキッズ達こっち来い、女子だけだからな』


おい、何でガキんちょ共を呼んだ?

しかも女子組だけ何故呼んだ?

そして何故皆 棒や枝を持って居る?

何をやらせる、いや、俺は何をやられるんだ?


嫌な予感が‥‥


『おいおいどうした? 顔色が優れないですわね? 如何致しました?』


こんのガキゃー 嫌な笑顔だな‥‥


コイツがこんな顔して笑う時はロクな事が無いんだ、てか笑うより嗤うだな!


『おいお前何をやらせるつもりだ?』


『はぁ? あっしの名前はお前じゃ無いんだけど』


チッ‥‥


通じるから別に良いだろ‥‥


『おい! あっしの名前を言ってみろ!』


『何ですか天音君?』


『・・・』


『どうした? 直答を許すぞ天音君』


『お前は本当‥‥ まぁ良い、おい女子、この女の敵に女の怖さを思い知らせてやれ、二度と女に舐めた事が出来ないようにわからせて(・・・・・)やるんだ!』


『おいちょっと待て、お前はガキんちょ達に何をさせるつもりだ?』


『・・・』


ちょっ、コイツ無言はやめろや、待て待て待て。


ロリ共が棒や枝をニコニコしながら俺に向けて来てるじゃ無いか。


『おんなのてきめー』


『だんざいのときだ~』


『兄ちゃん今日は庇え無い、ゴメンね』


『このエロ兄弟子』


『女のてきー むくいを受けろー』


ちょっ、あんの黒ギャル‥‥


な なんちゅーしょうもない事をさせてんだ!


『おいやめろ、ツンツンするな、棒でツンツンするな、枝でツンツンするな!』


『ヒャッヒャッヒャ お前達もっとやってやれ、女の敵にツンツンの刑だ、女の怖さを教えてやれ』


『お前ふざけんな、こんなしょーもない事止めさせろ、てか動画撮んなや、あっ! 誰だ棒でケツ突っついてんのは? て、止めろ 棒でカンチョーすんな! あっ、コラ本当に止めろ』


『うっせー 女の敵が! 報いを受けろ、それ! お前達、カンチョーしてやれ』


『お前マジでいらん事やらせんなや、コラ、女の子がそんな事しちゃ駄目だろ、だからカンチョーすんな』


クソ、こいつら‥‥


ガキとは言え、これだけの数となると厄介だな。


女だからまだマシなのか?

いや違うな、ガキの集団だから厄介なんだ。


『おい、お前達止めないと反撃するぞ、てか酷い目に合う事になるが良いのか? 俺はやると言ったらやるぞ』


『何言ってんだよ、簀巻きにされて 吊るされてんのに強がんなよ えっ? 何? ギャグ? 面白く無いから』


あんのクソガキゃー バカめ、反撃する方法ならあるんだよ!


但し人として、大人としてどうなんだ? って自分でも思う反撃方法ではあるんだが‥‥


『警告はしたからな、5秒だけ待ってやる、五秒後に反撃するからな、 5‥‥‥‥』


俺の言葉に何人かが離れて行った。


うん、俺がこの状態でも何かやらかすと判断したか、正しい判断だな。


てか天音の奴、へらへらと小馬鹿にした様に笑いやがって、てか動画撮るの止めろや。


アイツ絶対に思い知らせてやるからな。


『・・・ 1、0 俺はちゃんと警告はしたからな、 食らえ! ペッペッペッペッペッ』


俺の攻撃にガキ達が逃げ惑った。


しかも悲鳴と奇声付きでだ。


簀巻きにされ、木に吊るされて居たとしても、

反撃の方法が無い訳では無い。


だがこの反撃方法は俺の人間性を疑われ、そして損なう、ある意味諸刃の攻撃である。


『ちょっ、おま! それ流石にどうなんだ? お前大人として恥ずかしく無いのかよ?』


『アホか! そんなもん分かってるんだよ、人として、大人として、しかも俺の人間性を大きく疑われるって事もなぁ、だがやる!』


『お お前 ツバ吐きかけるか普通?』


『うっせー ペッペッペッペッペッペッ これでも食らえや! ペッペッペッペッペッ』


奴が引いて居る、所謂(いわゆる)ドン引きってやつだ。


だがそれがどうした?


人のケツに好き勝手カンチョーしやがってからに、

こいつらに思い知らせてやる。


『お前スライムかよ? 嫌な攻撃すんなぁコイツ』


『うっせー ペッペッペッ』


見たかガキ共!

これがプライドを捨てた大人の本気の攻撃だ。


俺の攻撃により、ガキ達が誰も近寄らなくなった。


まぁ正確に言えば女のガキ達だがな。


ちなみに男のガキ達は引いては居なかった。


寧ろ歓声を上げて居た、てか俺の事を尊敬の眼差しで見て居た。


そして口々にスゲー だの、カッケーとか言ってた。


うん、男の子はこう言うの好きだもんな。


『おい後ろに回れ! 後ろに回れば大丈夫だ! 本気のカンチョー食らわせてやれ、この女の敵が、最低だな本当』


馬鹿め! 吹っ切れた俺にその言葉は効かない、

てか聞かない、メスガキ共が後ろに回り込みやがったが甘いな、コイツらは俺の身体能力をパニックで忘れてやがるのかな?


身体を捻り右回りに振り向いた。


俺と正面から目が合い、メスガキ共はギョッとした顔をしやがった。


少し胸がスッとした、そして何故かメスガキ達は右回りに逃げやがった、なので再度身体を捻り右回りに回転させるとメスガキ達は悲鳴をあげ、何故か右回りに逃げ出した。


てか何でコイツらは皆右回りに逃げるのだろうか?

しかも、バラバラに逃げれば良いのに皆一斉に右回りに逃げやがるんだろう?


恐らく集団心理ってやつなのだろう。


メスガキ達は右回りに逃げ、俺は身体を捻り奴等を正面に捉える様に何度も繰り返し、回り続けた。


まるで時計の様だ、しかし途中であの黒ギャル事、天音が何も言わないのが気になった。


ふと奴を見るとニヤニヤして居た。


それを見て俺は違和感を感じた。


そんな時だった。


『おいお前らもうちょっと頑張れ』


ん? 何言ってんだアイツは?


頑張れ? 何でだ?


俺はもう少し早く違和感に気付くべきだった。


あっ! そう、俺は時計回りに、右回りにずっと回転し続けて居た。


そして俺は簀巻きにされて木に吊るされて居る、

そう、ロープによって木に吊るされて居るのだ。


限界まで右に回り続けた俺は、遂にその限界点に達したのだ。


するとどうなるかと言うと‥‥


『うぉー マジか~~~!』


『アホだコイツ、真性のアホだ、てかお前 何も考えて無かっただろ~』


そんな声が聞こえた、奴の馬鹿笑いが、笑い声が聞こえた、爆笑して居る声が聞こえた。


俺は左回りにガクンガクン揺れて回りながら思った


うん、回り続けたら何時か限界が来て逆回転するよね、だってロープは固定されてるんだもの。


奴の、天音のアホみたいな、本当に嬉しそうな心底楽しそうな笑い声を聞きながらそう思った。






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