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異世界灯台守の日々 (連載版)  作者: くりゅ~ぐ
第2章 バハラと追憶と彼方

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第92話 ジゼルとドロワーズと紐パン


風が吹いた


それは突風と言われる


風は強く 全てを風が吹き流してしまいそうだ


「その‥‥ ジゼル、俺は見ようと思って見た訳では無いからな、不可抗力ってやつだ」


「わ 分かってますょ‥‥ でも‥‥ 恥ずかしいんです‥‥」


うん、ドロワーズ何か見ても何とも思わないし、それにジゼルはまだ子供だぞ、まぁ見られたジゼルからしたら恥ずかしいか。


それにジゼルは恥ずかしがり屋だから、余計恥ずかしいだろう。


「まぁその‥‥ 何だ、飴ちゃんでも舐めて落ち着け、な 」


「うっう~」


「あー 要らないか?」


「いただきます‥‥」


うん、飴は割と値段が張るからな、てか子供だけで無く大人も皆好きだ。


実家から飴も送って来た、所謂キャンディ?

飴玉? まぁ飴ちゃんと水飴だ。


飴ちゃんは溶けない様に、そして割れない様に厳重に包装されていた。


細やかな気遣いである、流石我が姉妹達だ。


「ジゼル 飴美味いか?」


「はい‥‥」


うーん‥‥


まだ顔が赤いな、しかしドロワーズなぁ‥‥


てかこの世界でもドロワーズは、女だけで無く、

男も下着にしてるんだがなぁ。


そうなんだよ、帝国には下着の種類が色々ある。


ドロワーズは五百年前に出来た下着で、当初は貴族達の間で流行った。


そして貴族から富裕層に、そこから中間層と言われる民に、四百年位前には帝国の民全体が履く様になった。


それこそ時の皇帝や貧民と言われる者までが下着として居る。


ドロワーズ以外にも、様々な下着があり、

(ふんどし)や紐パン、トランクス迄ある。


褌は割と歴史が古く、二千年位前の文献にも記述があり、褌について書いてある文献は複数ある。


この世界の褌は、前世で言う東南アジアの未開地等に住む少数民族が身に付けている物に似ていた。


日本の褌は前掛けの様な布があるが、この世界の褌は前掛けが無く、布で股間を包んだ幅が狭い物だった。


まぁ前世でも褌は色々な種類があったし、国により多少の違いがあったから一概には言えないのだろうが、俺はテレビで見た幅が狭い褌が一番印象に残っている。


そしてこの世界のもそれに似て幅が狭い物だった。


なので俺は日本式の(ふんどし)を売りに出した。


まぁ前掛けがあるか無いかの違いでしか無いが、

これが流行したのだ、理由が褌の前掛け部分が

お洒落だと言う、俺にはいまいち理解出来ない理由とセンスだったのが何とも言えない‥‥


何故俺が褌を新たに作り出したかと言うと、

俺はどうもドロワーズがいまいちしっくり来なかったからだ。


何か合わないんだよなぁ‥‥


なので褌を新たに作ったが、それもいまいちだったんだ、実験がてら一週間程 身に付けてみたが、圧迫感があった。


前世で褌は履く? いや、締めた事があったが

流石に一週間も身に付けた事が無かったので、

かなりきつかった‥‥


うん、褌は履くでは無く、締めると言う意味が良く分かったよ、俺には圧迫感が合わなかった。


一日や二日程度であれば我慢は出来るが、

それ以上は無理だ、俺には合わない。


俺は前世ではトランクス派だったんだ。


合う訳無いの何か最初から分かってたのに、

この世界はトランクスが無いから褌だって思い込んでしまった。


うん、無ければ作れば良いだけなのに、何を思ったか褌に走ってしまった。


まぁこの世界にはゴムが無いと言う、致命的な問題があったからだが、(ひも)を使えば良いだけの話なんだ。


多分ゴムの木は何処かに有ると思うんだけどなぁ‥‥


有ればもっと質が向上すると思うんだ。


たが現在は無い、なので最初は諦めたが、

紐を使えば良いと言う、極単純な事に気が付かなかった。


まぁ結局は紐を使いトランクスを作り出したが、

これが又、大ヒットした。


今現在帝国では、トランクス派が増え始めて居る。


とは言え褌派も、ドロワーズ派も依然力を持って居る。


だがトランクス派も勢力を拡大中だ。


先帝陛下もトランクス派に転向された。


元々はドロワーズを身に付けていらっしゃったが、

一時期 褌を召されて居た、だが結局ドロワーズにお戻りになられた。


だがトランクスを御献上してからは、完全にトランクス派へとなられた。


曰く、楽でいて解放感もあり、自由になったかの様な気分になるとの事だった。


冬場にちとスースーするのが難点ではあるが、

寧ろ身体は良くなった気がするとおっしゃられてた


まぁ慣れたらトランクス以外は履けないよなぁ。


しかし陛下が御召しになってから、トランクス派がかなり勢力拡大したわ。


まぁそれでもドロワーズ派、褌派の勢力は強い、

まぁ歴史があるからな。


トランクス派はこれから徐々に勢力を拡大して行くだろう。


そして紐パンだが、トランクスも紐でいけるなら、

パンツ、まぁパンティだな。


ついでに開発した訳だが、パンティのゴムの部分を紐にした物はいまいち上手くいかなかった。


動いている内にずり落ちてしまうと言う、

致命的な欠点があったのだ。


我が家の女性陣、母や姉や妹、それに従業員の女性達に試して貰ったが意見が分かれた。


母や姉や妹には好評であったが、

従業員の女性達にはかなり不評だった。


シドの妻のメリルにもバイト代を出して試して貰ったが、盛大なダメ出しを食らった。


金を貰ったから履いたが、これを(パンティ)金を出して買って履くのはあり得ないと言われた。


履いて普通に生活した感想も聞いたが散々だった。


トランクスとの違いは何かと思ったが、トランクスは腰辺りに紐が通り、腹の辺りで紐を結ぶので結構安定して居る。


だがパンティも同じでは?

そう思ったが、どうも違うらしい。


男と女の身体の違いもあるが、女性が行う仕事、

例えば洗濯等は前のめりになってやる時に、

紐が食い込んで痛いらしい。


緩めればずり落ち、締めれば食い込みとかなり不便であった様だ。


パンティの形状に依るものの様だと思う。


ドロワーズであれば形状的に紐が安定するが、

パンティは形状的に、まぁ形か、兎に角 緩やかなカーブを描くので紐が安定しない様だった。


直線になる様にデザインして再度試したが、

やはりダメだった。


人間工学的に何かあるのかも知れないが、

俺はその様な学問を前世では修めて無かったので、

原因が全く分からない。


メリルが言うには締めると苦しく、少し緩めるとずり落ちと、中間層の女には不向きだと言われた。


富裕層とは普段の生活における動き方や、

仕事の内容が違う為だと結論した。


我が家の母や姉や妹達には評判が良く、従業員の女性陣にはいまいちであった事を考えると、

やはり階層による生活リズムの違いではないかと結論づけた。


まぁ、その派生と言うか、開発途中でかぼちゃパンツが出来た訳だが‥‥


まぁパンティの開発は中断し、いや、中止しようと思ったが、ふと前世の事を思い出した。


そう言えばアイツたまに

紐パン履いてるって言ってたな? と‥‥


俺がずり落ちそうだと言った時の事だ。


曰く、案外安定していて、しかもかなり楽らしい。


曰く、紐パンがずり落ちるってコントかよ、と。


なので道着の上からだが、紐パンの紐を引っ張ってほどこうとしたらシバかれた。


俺の素朴な疑問に対する実証実験なのに、

何て理不尽なんだと思ったが、誰も、そう!

母も助けてはくれなかった。


『仲が良いのは良い事だけど、女の子にそんな事しちゃダメだよ』


(たしな)められた。


奴は勝ち誇った顔をして居たのがムカついたので、

とりあえず報復する事にした。


奴は道場で道着に着替える時に、

スポブラに態々着替えて居た。


理由を聞くと汗掻くし、普通のブラでやると危ないからと、面白味の無い事を言って居た。


そして終わるとシャワーを浴び、スポブラから、

普通のブラに着替えて居たのだが、その時に襲撃をしたった。


奴は暢気に鼻歌なんか歌いながら歩いてた。


心底気分が良さそうだった。


俺をやり込める事が出来て嬉しかったのだろう。


『おっ ■■■反省したか? 以後気を付けたまえ、あっしにセクハラ何て本来死刑なんだからな、あたくしの優しさに咽び泣け、そして毎日百回はワタクシに感謝の祈りを捧げろよ分か~~ うにゃ~っ!』


何がうにゃ~だよ、お前は猫か?


生意気な事を抜かして隙を晒しくさってからに、

修行が足らんな。


なので当初の予定通り奴のブラのホックを外してやったった。


『おま おま おま 何すんだよ!』


『えっ? 俺なんかやっちゃいました?』


『テメー やってくれたな‥‥ ブラのホックを 一瞬で外すとはよー 覚悟出来てんだろうな‥‥』


『意味の分からない事を言うのは止めて頂けますか? 冤罪を擦り付けるんですか? ぬらぎぬ(・・・・)ですよ』


『何が ぬらぎぬだよ、突っ込まねーからな!』


あー 気分が良い、ブラがずり落ち無い様に両手で持って、押さえてる姿の間抜けさよ。


『あれあれあれ~ 何そのポーズ? 新しいギャグ? ねえねえ? 新しいギャグ? ねえ何で顔真っ赤になってんの? ねえ何で~?』


奴はプルプル震えて ブツブツと何かを言って居た。


『ハァ~ 聞こえんなぁ~?』


『テメー ■■■マジでぶっ殺す!』


アイツは割と本気でキレて居た気がする。


だがホックが外れブラがずり落ちて、完全にブラが落ちない様に両手で押さえながら追いかけて来る様は、かなり間抜けであった。


『ブフォー お前何なんその間抜けな姿は? ヤベー 面白過ぎるだろ』


『殺す殺す殺す』


道場内でドタバタしながら追いかけっこをして居ると目立つ、そして道場に我が家は隣接して居る。


そう、目立つし、騒がしいと当然その声や音なんかも我が家に聞こえる。


そう、我が家は道場の隣にくっついて居る‥‥


その後の事を俺は思い出す。


前世の、あの日の事を‥‥



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